現在、日本の3大ネット通販と言えば、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「アマゾン」であろう。
人気のある3大ネット通販サイトには、数多くのショップが参加している。そして、各ネット通販サイトの運営会社では、独自のクレジットカードを発行している。楽天は「楽天カード」、Yahoo!ショッピングは「Yahoo! JAPANカード」、そしてアマゾンは「Amazonカード」だ。
今回は、ポイントやセール時のお得度、その他付帯サービスなどから、3枚のクレジットカードを徹底比較して、最もお得なカードを見ていこうと思う。
目次
3枚のカードの概要
詳しく比較する前に、まずは3枚のクレジットカードの概要を比較しよう。
楽天カード | Yahoo! JAPANカード | Amazonカード | |
年会費 | 無料 | 無料 | 1250円(初年度無料、 年1回利用で翌年も無料) |
国際ブランド | VISA mastercard JCB |
VISA mastercard JCB |
mastercard |
家族会員 | 年会費無料 | 年会費無料 | 年会費無料 |
ポイント名 | 楽天ポイント | Tポイント | Amazonポイント |
ポイント還元率 | 1% | 1% | 1% |
ETCカード | 年会費500円 | 年会費500円 | 年会費500円 (初年度無料、年1回 ETC利用で翌年も無料) |
搭載電子マネー | 楽天Edy | Tマネー | iD |
海外旅行保険 | 最高2,000万円 | なし | なし |
Amazonカードはmastercardしか選べない
Amazonカードの国際ブランドはmastercardのみだが、他の2枚はVISA、mastercard、JCBと、主要3大国際ブランドを網羅している。特に日本人利用者にとって、JCBが選べるのは大きなメリットであろう。
JCBブランドは、電子マネー「nanaco」へのチャージが可能であり、チャージしたnanacoはセブンイレブンでの収納代行支払いなどにも使えるからだ。
ETCカードの維持費はAmazonカードが安く済む
最近、ETCカードの年会費を有料にするカード会社が増えてきたが、楽天カード、Yahoo! JAPANカードも例外ではない。両方とも初年度からETCカード年会費が500円かかり、年会費無料条件も一切ない。
一方のAmazonカードは、初年度のETCカード年会費は無料、年1回ETCカードを利用するだけで翌年度の年会費が無料(利用がないと500円の年会費が発生)になるため、ETCカードを持っておきたい人はAmazonカードがおススメだ。
Tマネーは使える店舗が少ない
3枚とも、搭載可能な電子マネーが存在するが、Yahoo! JAPANカードに搭載されている「Tマネー」は、ウエルシア、TSUTAYA、ファミリーマートなど一部店舗でしか利用できないため、使い勝手がさほど良くない。
楽天カードの「楽天Edy」は主要コンビニで利用可能、Amazonカードの「iD」(専用カードを発行)はクレジットカードと同じ後払い式でチャージの手間がかからないため、どちらも使い勝手は上々である。
ポイント還元の仕組みを比較
さて、それぞれのカードの概要を見てもらったところで、ここからはより詳細に3枚のカードを比較しようと思う。
ここではポイント還元の仕組みを比較するが、会員ランクや有料会員などによる違いもあるので、これらの踏まえながら比較していこう。
楽天カード
楽天カードは、一般加盟店で100円利用ごとに楽天ポイントが1ポイント貯まる。
1ポイント=1円相当の価値があるため、ポイント還元率は1%だ。
ランクアップ、ランクキープの仕組み
楽天には「楽天PointClub」という会員制度があり、レギュラー、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド5つの会員ランクが設定されている。
「楽天PointClub」のランクアップ、ランクキープは、以下の条件で行われる。
- シルバー:過去6か月で200ポイント以上、かつ2回以上ポイント獲得
- ゴールド:過去6か月で700ポイント以上、かつ7回以上ポイント獲得
- プラチナ:過去6か月で2,000ポイント以上、かつ15回以上ポイント獲得
- ダイヤモンド:過去6か月で4,000ポイント以上、かつ30回以上ポイント獲得、
かつ楽天カード保有
ダイヤモンド会員になるためには、楽天カードを持っていることが絶対条件のため、ランクアップを目指すならぜひとも持っておきたいものだ。
ランクアップ、ランクキープ対象のポイントサービスには、楽天カード、楽天Edy利用も含まれているため、楽天内のサービスを利用しなくてもランクアップは十分に可能である。
5つの会員ランクによって様々な特典がある
シルバー以上の会員には、以下のように様々な特典が用意されている。
ダイヤモンド | プラチナ | ゴールド | シルバー | |
ランク1年キープ | 豪華特典 | なし | なし | なし |
毎月得するクーポン | あり | なし | なし | なし |
特別招待セール | あり | あり | なし | なし |
ボーナス福引ポイント付与 | 70~5万ポイント | 50~5万ポイント | 30~5万ポイント | なし |
誕生日ポイント | 700ポイント | 500ポイント | 300ポイント | 100ポイント |
「スーパーポイントアッププログラム」で楽天市場のポイントを多くゲット
楽天には、会員ランクとは別に「スーパーポイントアッププログラム」(SPU)がある。
楽天グループの各種サービスを利用すると、楽天市場内でのショッピングで貯まるポイントが増えるプログラムだ。
対象となるサービスとポイントの倍率は以下のようになっている。
条件 | ポイント倍率 |
通常ポイント(100円=1ポイント) | 1倍 |
楽天カード利用 | +2倍 |
楽天市場アプリで月1回買物 | +1倍 |
楽天プレミアムカード、または楽天ゴールドカード利用 | +2倍 |
楽天モバイル利用 | +1倍 |
楽天市場内でのお買物で付与されるポイントが、楽天カードでは最大5倍、楽天プレミアムカードまたは楽天ゴールドカードならば最大8倍も夢ではない。
Yahoo! JAPANカード
Yahoo! JAPANカードは、一般加盟店で100円利用ごとにTポイントが1ポイント貯まる。
1ポイント=1円相当の価値があるため、ポイント還元率は1%だ。
ストアスタンプラリーのランクの決まり方
Yahoo!ショッピングでは、買い物をしたストア数に応じてスタンプを獲得して、貯まったスタンプ数に応じてランクがアップする「ストアスタンプラリー」という制度を実施している。
スタンプの条件は、以下のようになっている。
- 1回の買い物金額が税込1,000円以上でスタンプを1個獲得
- スタンプの有効期限は1年間
毎月6日に前月までに獲得したスタンプ数に応じて、以下のようにランクが決まる。
- スタンプ1個:ブロンズ
- スタンプ2~4個:シルバー
- スタンプ5~9個:ゴールド
- スタンプ10~14個:プラチナ
- スタンプ15個以上:ダイヤモンド
「ストアスタンプラリー」のランク別特典
ストアスタンプラリーで決まったランクに応じて、以下のような特典が用意されている。
Tポイント付与倍率 | LOHACO優待 | |
ブロンズ | 最大3倍 | なし |
シルバー | 最大5倍 | なし |
ゴールド | 最大7倍 | あり |
プラチナ | 最大10倍 | あり |
ダイヤモンド | 最大15倍 | あり |
Yahoo!プレミアム会員はいつでも5倍
月額462円の有料会員「Yahoo!プレミアム」に登録すると、いつでもYahoo!ショッピングの買物で付与されるTポイントが、100円=5ポイントと通常の5倍付与される。
Amazonカード
Amazonカードは、一般加盟店で100円利用ごとにAmazonポイントが10ポイント貯まる。
10ポイント=1円相当の価値があるため、ポイント還元率は1%だ。
カードの種別による違い
Amazonカードには通常の「クラシック」以外に、「ゴールド」があり、ゴールドの年会費は1万円である。
しかし、「マイ・ペイすリボ」というリボ払いサービスに申し込むと半額、WEB明細を利用すると1,000円引きとなり、全ての割引を利用するとゴールドカードの年会費を4,000円にまで下げることも可能だ。
Amazon内の利用でポイント還元率アップ
一般加盟店でのポイント還元率はゴールドカードも同一であるが、Amazon内での利用に差が出る。
「クラシック」をAmazon内で利用すると還元率は1.5%なのに対して、「ゴールド」をAmazon内で利用すると2.5%と、ゴールドカードをAmazon内で利用するとかなりポイントが多くもらえる。
有料会員になるとAmazon内のポイント還元率アップ
さらに、Amazonには年会費税込3,900円の有料会員「Amazonプライム」があり、登録した「クラシック」でAmazonを利用すると、ポイント還元率は2%にアップする。
一方、「ゴールド」はAmazonプライムに無料で入会できるため、Amazon利用でも常に0.5%アップの2.5%となっている。
Amazonポイントアップのまとめ
カード種別の維持費、そしてシーン別ポイント還元率を、以下の表で比較してみよう。
クラシック | ゴールド | |
カード年会費 | 1,250円 | 1万円 |
Amazonプライム | 3,611円 | 無料 |
一般加盟店 | 1%ポイント | 1%ポイント |
Amazon内での利用 | 1.5%ポイント | 2.5%ポイント |
プライム+Amazon利用 | 2%ポイント | 2.5%ポイント |
カード・ポイント・サイトの相性は今のところ「楽天」がベスト
クレジットカード・ポイントプログラム・ショッピングサイトの相乗効果を考えると「楽天」がベストと考えられる。
楽天の会員ランクを判定するポイント対象に、楽天カード、楽天Edy利用分も含まれているだけでなく、「楽天市場アプリ経由で買い物をして楽天カードを利用」するだけで楽天市場のポイントが5倍になるのが大きい。
Yahoo!ショッピングとYahoo! JAPANカードでポイント5倍を実施するには、有料会員に入会しなければならないため、コスパが良くない。
セール時などにUPする最大還元率や、対象の店舗で比較
各ネット通販サイトでは、セール時には通常よりもポイント還元率をアップさせている。ここでは、セール時のポイント還元率や、最もお得にセールを活用できる人などを紹介していこう。
楽天市場…「楽天スーパーSALE」でポイント最大35倍
楽天市場では、年4回程度「楽天スーパーSALE」を開催しており、30%オフや50%オフは当たり前のタイムセールをはじめ、SALE期間中限定の商品なども数多く出品されている。
買い回り・ショップ個別ポイント・ポイントアッププログラムで最大35倍
ポイント関連では、以下のような特典がある。
-
①1,000円以上購入したショップの数がそのままポイント倍率(最大+9倍)になる
- ②各ショップ個別に設定されたポイントアップ商品(最大+19倍)
- ③スーパーポイントアッププログラム(最大+6倍)
以上3つを最大限活用すれば、ポイント最大35倍(通常獲得ポイント含む)も夢ではない。
「楽天スーパーSALE」で得する人は?
楽天スーパーSALEは激安のタイムセールがまず目を引くが、割引率の高い商品ほど競争率が高く、購入は至難の業である。
より現実的に楽天スーパーSALEのメリットを享受するなら、「買い回りキャンペーン」だろう。
1,000円以上の買物を様々なショップでする人は、買い回りキャンペーンを最大限活用できる。
Yahoo!ショッピング…「ウルトラセール」&「5の付く日」
ウルトラセールでポイント最大45倍
対するYahoo!ショッピングでは、こちらも年4回程度、「ウルトラセール」を開催している。ウルトラセールでのポイント倍率はセール時期により異なるが、2017年に開催されたセールでは最大45倍となっており、その内訳は以下のようになっている。
キャンペーン名 | 倍率 | 条件 |
ストアポイント | 1~15倍 |
ストアごとに最大15倍のポイント付与 |
Yahoo!プレミアム会員 | +4倍 |
Yahoo!プレミアム会員限定 |
Yahoo! JAPANカード | +2倍 |
Yahoo! JAPANカードで決済 |
お買物リレーキャンペーン | ~+19倍 |
1,000円以上購入のショップ数に応じて |
掲載ストア限定ポイント | +6倍 |
キャンペーンに参加、対象商品購入 |
「毎月5の付く日」はポイント5倍
また、毎月5日・15日・25日にYahoo!ショッピングやLOHACOで買い物をして、Yahoo! JAPANカードで決済すると、ポイント5倍となります。
Yahoo!ショッピングのセールで最も得をするのは「プレミアム会員」
Yahoo!ショッピングのセールで最も得をするのは、プレミアム会員である。
ウルトラセールでも、プレミアム会員はポイント+4倍、毎月5の付く日はプレミアム会員ならば5倍→10倍にポイントアップするからである。
楽天と同様、1,000円以上の買物を様々なショップでする人も、お得を実感できる。
セール時にはYahoo! JAPANカードがおススメ
セール時にポイントアップを狙いたい人には、Yahoo! JAPANカードがおススメ。ウルトラセールでは、Yahoo! JAPANカード決済でポイント+2倍、毎月5の付く日でもポイント5倍になるからだ。
人によっては、セール時において楽天カードよりもYahoo! JAPANカードの方がより価値がある、とも言えよう。
Amazon…値引きやタイムセールが中心の「Amazonセール」
Amazonで年4回程度開催されるセールは、値引きやタイムセールが中心であり、ポイントアップなどはない。
プライム会員限定のセールもあるため、Amazonでの買い物でお得を実感したいなら、プライム会員への入会がおススメだ。
それぞれのカードでお得にポイントが貯まる店舗で比較
ネット通販サイトが発行するクレジットカードは、それぞれのサイトで使うのが最もお得なのは言うまでもないが、それ以外でもお得に使える店舗がある。
ここでは、お得にポイントを貯められる店舗でクレジットカードを比較してみよう。
楽天カードは「楽天カード加盟店」と「楽天ポイント加盟店」でお得
まず楽天カードだが、「楽天カード加盟店」と「楽天ポイント加盟店」でお得にポイントを貯められる。
楽天カード決済でお得な「楽天カード加盟店」
まず、楽天カードで決済をするとポイントを多くもらえる「楽天カード加盟店」の話をしよう。
主に以下のような店舗が加盟店となっている。
店舗名 | ポイント倍率 |
エネオス | 2倍 |
エースコンタクト | 3倍 |
ルームズ大正堂 | 3倍 |
てもみん | 2倍 |
アリさんマークの引越社 | 3倍 |
大江戸温泉物語 | 3倍 |
得タクネットワーク | 2倍 |
楽天カード提示だけでもポイントが多く貯まる「楽天ポイント加盟店」
TポイントやPontaポイントと同様、「楽天ポイント」は共通ポイントとなっている。「楽天ポイント加盟店」では、楽天カードで決済をせずに提示をするだけでもポイントをもらえるのだ。
主に以下のような店舗が、楽天ポイント加盟店となっている。
店舗名 | ポイント倍率 |
出光 | 1L→1ポイント |
マクドナルド | 93円→1ポイント |
サンクス | 100円→1ポイント |
大丸 | 100円→1ポイント |
紳士服コナカ | 100円→1ポイント |
ジョーシン | 200円→1ポイント |
引越しは日通 | 100円→2ポイント |
Tポイント加盟店で多くポイントを貯められるYahoo! JAPANカード
Yahoo! JAPANカードが採用しているポイントプログラムは、最大級の共通ポイント「Tポイント」である。直接Tポイントが貯まる仕組みなので、ポイントを移行する手間がない。
以下のような全国各地にあるTポイント加盟店で、概ね200円→1ポイントのTポイントを貯められる。
店舗名 | 店舗名 | 店舗名 |
TSUTAYA | アルペン | ガスト |
ファミリーマート | マルエツ | オートバックス |
ウエルシア | 福岡ソフトバンクホークス | アットホーム |
吉野家 | 三越 | 牛角 |
エネオス | ソフトバンク | 食べログ |
東急ホテルズ | ジョイフル本田 | メルセデス・ベンツ |
東京電力 | エディオン | 洋服の青山 |
Amazonカードは街中でのお得が皆無
Amazonカードを街中の一般加盟店で利用しても、1%分のAmazonポイントがもらえる点は変わりない。
ただし、楽天カードやYahoo! JAPANカードとは異なり、街中で利用してもポイントアップはない。
発行元の三井住友カードでは「ココイコ!」というサービスを実施しており、エントリーの上で対象店舗でのカード決済で、ポイントorキャッシュバックの特典が受けられるのだが、Amazonカードは「ココイコ!」の対象外である。
店舗の多さは「Yahoo! JAPANカード」、付与率では「楽天カード」
街中の店舗でのお得度は、貯められるお店の多さならば「Yahoo! JAPANカード」、ポイント付与率では「楽天カード」に軍配が上がる。
ポイントの使いやすさで比較
ポイントは貯めるだけでは意味がなく、使ってこそ初めて意味を成す。そのため、貯めやすさもさることながら使いやすさも見逃せないポイントになってくる。
ここでは、ポイントの使いやすさに注目して比較をしたい。
マイルや加盟店でも使える楽天カードのポイント
楽天ポイントは、1ポイントで楽天内のサービスで利用可能だ。
それ以外にも、以下のような使い道がある。
楽天ポイント加盟店で使う
楽天ポイント加盟店の多くで、楽天ポイントを1ポイント=1円で利用できるが、特筆すべきは「期間限定ポイント」も利用できることである。
ポイントdeクーポンがお得!
サークルKサンクスでは、店内のマルチメディア端末を使い、楽天ポイントを商品クーポンに交換できる「ポイントdeクーポン」を実施している。
(http://www.circleksunkus.jp/info/coupon/)
ビール350mlが70ポイントで交換でき、1ポイントの価値は3円程度にまでアップするのだ。
ANAマイルへも移行可能
楽天ポイント2ポイントを、ANAマイル1マイルにも移行可能だ。
通常のANAカードよりも還元率は低めだが、ANAカードで発生する移行手数料が楽天カードでは発生しないことから、サブカードとして使い勝手が良い。
Tポイントの使い道が多いYahoo! JAPANカード
貯まったTポイントは、1ポイント=1円でYahoo!ショッピングをはじめ、街中のTポイント加盟店で利用できる。
ウエルシア、マルエツで1ポイント=1円以上の価値が
中でもお得にTポイントを利用できるのがドラッグストアの「ウエルシア」で、毎月20日は、利用Tポイントに1.5倍の価値をつけて代金支払いに充てられるのだ。500ポイント分のTポイントを20日に利用すると、その1.5倍分の750円分のお買い物ができる。
ウエルシアが近くにない方は、スーパーマーケットの「マルエツ」もおすすめだ。Tポイント475ポイントをマルエツお買物券500円に交換できる。
ウエルシアは20日に買い物をしなければならないが、マルエツのお買物券には2か月ちょっとの有効期間があるので、好きなタイミングで利用可能だ。
現金に交換可能
Tポイント100ポイントを85円として、ジャパンネット銀行で交換ができる。
はこBOONの配送料支払いにも使える
宅配サービス「はこBOON」では、送料の1%分のTポイントが貯まる。
ただし、Yahoo!ウォレットや全額Tポイントで支払うと、送料の2%分のTポイントが貯まってお得だ。
AmazonポイントはAmazonのみで利用可能
貯まったAmazonポイントの使い道は、Amazonでの支払いのみである。
ただし、Amazonギフト券、Amazonコイン、デジタルコンテンツの支払いには利用できない。
Yahoo! JAPANカードのTポイントが使い勝手が最も良い
以上の比較検討から、ここでは3つのポイントの中で最も使い勝手が良いのはTポイントと結論づけた。
使えるお店が多いのが最も大きな理由で、使い道がなければ現金へ交換できるのも良い。
海外旅行保険やトラベルサービスなどその他サービスで比較
海外旅行にクレジットカードは不可欠である。
最後に、海外旅行保険やその他サービスで3枚のクレジットカードを比較してみよう。
ショッピング保険
Yahoo! JAPANカードには最大100万円のショッピング保険が付帯しており、利用場所、支払方法にかかわらず対象となる。
Amazonカードには、クラシックにも最高100万円のショッピング保険が付帯しているが、リボ払いか3回以上の分割払いのみが対象である(海外利用は1回でもOK)。
楽天カードにはショッピング保険は付帯していない。ただし、楽天内のショップで楽天カードで決済したにもかかわらず商品未着の場合、楽天で注文を取り消すサービスがある。
海外旅行保険
利用付帯(旅行代金をカード払いする条件付き)ではあるが、楽天カードのみ最高2,000万円の海外旅行保険が付帯する。
Amazonカードは、「ゴールド」にのみ最高5,000万円の海外旅行保険(家族特約もあり)が付帯する。ちなみに、Yahoo! JAPANカードには旅行保険が付帯しない。
空港ラウンジ
Amazonカードは、「ゴールド」のみに国内の主要空港ラウンジが無料で利用できる。
他の2枚のカードには空港ラウンジ特典は付いていない。
海外旅行でのお得な特典
楽天カードには、海外旅行で使えるお得な特典やサポートが充実している。
場所 | 特典内容 |
ハーツレンタカー | 10%オフ |
JAL ABC | 手荷物宅配300円オフ |
携帯・ルーターレンタル | 15%オフ |
羽田・成田空港駐車場 | ポイント3倍 |
グアム・サイパン | 楽天トラベル現地ラウンジ |
Yahoo! JAPANカードには「プラチナ補償」(月額490円)があり、加入すると以下のような補償を受けられる。
補償内容 | 補償金額 |
旅行・イベントキャンセル補償金 | チケット購入金額orキャンセル料 |
海外旅行けが・病気お見舞金 | 治療費 |
海外旅行持ち物損害補償金 | 購入金額の50% |
海外旅行思わぬ出費補償金 | 予定外にかかった費用 |
一方、Amazonカードには特に海外旅行に関する特典はない。
まとめ
いかがだろうか?
「自社で発行しているカードは自社サイトで使うのが最もお得」なのは、どのカードも変わらない。その上で、利用する街中の店舗や使い勝手によって、カードを選ぶといいだろう。
また、ヘビーユーザーには有料オプションもおすすめだ、と言う事も併記しておく。