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楽天SPU攻略ガイド2022!楽天経済圏で最大14倍のポイント還元は達成可能なのか?

編集部Sこと筆者は、じつはあまり楽天市場を使ってこなかったのだが、楽天証券の口座開設をきっかけに、楽天経済圏の魅力に取り憑かれ、いまでは楽天経済圏の住人になってしまった。

今回は楽天SPUの紹介をしながら、実際に楽天SPUを使ってどこまで倍率を上げることができたのかも検証していきたいと思う。

楽天SPUの対象サービスとポイント倍率

楽天SPUとは(スーパポイントアッププログラム:Super Point Up program)の略で、楽天グループのポイントシステムの中核をなすポイントシステムのことだ。

楽天会員の登録(無料)をすることで、楽天グループでの買い物で100円につき1ポイントが貯まるようになる。1ポイントは1円相当で、楽天グループのサービスなどで利用できる。

さらに、楽天グループのさまざまなサービスを組み合わせることで最大14倍(100円につき14ポイント=14%還元)のポイント還元を得ることができるのが、SPUの肝だ。

対象サービスとポイントアップ率は以下の通り。サービスによっては対象となる条件が定められている場合もある。

+0.5倍+1倍+2倍
楽天市場アプリ
楽天ブックス
楽天Kobo
Rakuten Pasha
Rakuten Fashionアプリ
楽天モバイルキャリア決済
楽天ウォレット
楽天モバイル
楽天証券
楽天銀行+楽天カード
楽天トラベル
楽天ひかり
楽天ビューティー
楽天カード
楽天プレミアムカード

※2022年4月時点

楽天SPU攻略のコツ

楽天SPUでポイント倍率をアップさせる条件には、無料の楽天会員登録のような簡単なものもあれば、有料の楽天ひかりサービス契約のような難易度の高いものもある。

楽天SPUのポイントアップでは、まずは無料で利用できる簡単な条件を組み合わせてポイントアップを狙おう。

その次に、有料でも自身の利用ニーズが高いサービスを組み合わせることで、さらなるポイントアップを狙うと良いだろう。

ポイントアップ条件の難易度まとめ

やさしいふつうややむずかしいむずかしい
楽天カード
楽天市場アプリ
楽天銀行+楽天カード
楽天プレミアムカード
楽天Pasha
楽天ブックス
楽天Kobo
Rakuten Fashion
楽天ビューティー
楽天モバイル
楽天モバイルキャリア決済
楽天トラベル
楽天ひかり
楽天ウォレット
楽天証券

無料でポイントアップ(やさしい)

  • 楽天カード +2倍
  • 楽天市場アプリ+0.5倍
  • 楽天銀行+楽天カード+1倍

上記は無料で利用ができるサービスなので、利用して損がない。これらを利用するだけで、楽天市場で買い物をする際のポイント還元が+3.5倍となるのだ。

ただし、詳しくは後述するが、楽天銀行+楽天カードで+1倍を達成するためには、2つの条件をクリアする必要がある。人によっては片方の条件が難しいため、+0.5倍になる場合もある。

有料だが負担小で毎月ポイントアップ(ふつう)

  • 楽天プレミアムカード +2倍
  • 楽天Pasha +0.5倍

上記は有料利用にはなるが、それほど利用が難しくなく、一度申し込めば基本的に毎月ポイントアップが適用される。

利用月に応じてポイントアップ(ややむずかしい)

  • 楽天ブックス +0.5倍
  • 楽天Kobo +0.5倍
  • Rakuten Fashion +0.5倍
  • 楽天ビューティー +0.5倍

上記は、サービスの利用があった月のみポイントアップが適用される。ここまですべて利用した場合、最大+8倍のポイントアップとなる。

申込のハードルが高いor利用機会が少ない(むずかしい)

  • 楽天モバイル +1倍
  • 楽天モバイルキャリア決済 +0.5倍
  • 楽天トラベル +1倍
  • 楽天ひかり +1倍
  • 楽天ウォレット +0.5倍
  • 楽天証券 +1倍

上記は、長期的な契約が必要だったり、利用機会やニーズが少なかったりして、すべての人が利用できるとは限らないサービスだ。

ただ、ここまですべて利用すると、最大+13倍のポイントアップとなり、楽天会員の基本のポイント1倍と合わせて最大14倍のポイントアップとなる。

ポイント最大14倍は達成可能なのか?

前述の解説からもわかるかもしれないが、ポイント最大14倍は、不可能ではないが達成できる人は限られるだろう。

ただ、ポイント+3.5倍までは簡単に達成でき、ポイント+6倍もそこまで難しくはない。

このあたりをベースに、利用月に応じてポイントがもらえるサービスや、自身のニーズがあるサービスを利用してさらなるポイントアップを狙うと良いのではないだろうか。

楽天SPU対象サービスの詳細

ここからは、楽天SPUの対象となっているサービスそれぞれについて詳しく紹介していく。

楽天カード:+2倍

楽天カードは、年会費無料、通常還元率1%のクレジットカードで、国際ブランドはVISA、マスターカード、JCB、アメックスのいずれかから選べる。

楽天カードは、楽天SPUの他のサービスとの連携も強く、支払い方法を楽天カードにするだけで、ポイント還元率が+1%されるなどの魅力が大きい。

後述する楽天証券では、つみたてNISAの支払い方法に楽天カードを指定することができ、実質的に運用利回りを1%アップさせることができる。

一般的なクレジットカードと比べても、還元率は1%と優秀で、楽天市場で使うだけで+1倍の2%還元が得られる。

海外旅行保険も付帯しているため、海外旅行でも活躍する。

楽天カード 公式サイト

楽天プレミアムカード:+2倍

楽天プレミアムカードは、楽天カードの上位のクレジットカードで、いわゆるゴールドカードに属するクレジットカード。

ランクとしては楽天プレミアムカードが上で、年会費は11,000円(税込)。

以下のように旅行保険や空港ラウンジを利用でき、楽天プレミアムカード独自の特典もついている。

  • 国内空港ラウンジ
  • 海外空港ラウンジ(プライオリティパス)
  • 国内・海外旅行保険最高5,000万円
  • 誕生月+1倍
  • 選べるコースでポイント付与

楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティパスは、最高ランクのプレステージ会員相当であるのが魅力で、通常このクラスのプライオリティパスは年会費が3万円以上するようなステータスカードのみ付帯している。

楽天プレミアムカード 公式サイト

楽天銀行+楽天カード:+1倍

楽天カードの引き落とし口座を楽天口座にすることで最大+1倍される。最大+1倍には、以下の2つの条件をクリアする必要がある。

  • 楽天銀行の口座で楽天カード利用代金の引落をする:+0.5倍
  • 楽天銀行で給与・賞与・年金を受取る:+0.5倍

「楽天銀行の口座で楽天カード利用代金の引落をする」は簡単に達成できるが、「楽天銀行で給与・賞与・年金を受取る」という条件は、たとえば給与の振込口座に指定がある場合や、給与形態ではない個人事業主などには達成が難しい。

なお、楽天銀行は、楽天グループが運営するネットバンクで、各種取引ごとに楽天スーパーポイントが貯まる。

また、ハッピープログラムと呼ばれるシステムがあり、取引回数や残高に応じて取引が優遇される。

楽天ハッピープログラム
公式サイト

最大で楽天スーパーポイントが3倍されるが、これは楽天SPUとは別の枠組みで、銀行振込やATM利用手数料時に獲得できるポイントが3倍になるという意味。

ATMは、セブン銀行、イオン銀行をはじめ、ローソン、ファミリーマートのATM、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、VIEW ALTTE、PatSatで利用可能。手数料はハッピプログラムのステージに応じて優遇される。

他にも楽天Edyのチャージ、楽天カードの引き落としでもポイントが貯まる。楽天カードを作るならば、楽天銀行への連携は必須と考えてよいだろう。

楽天銀行 公式サイト

楽天市場アプリ:+0.5倍

楽天市場アプリ

2019年7月1日から従来の1.0%から0.5%に改悪した。

楽天SPUのために保険に入るのは現実的か?

生命保険などは月額金額も高いため、楽天SPUのためではなく本当に必要かどうかで判断したい。

一方で楽天サイクル保険などは、年間1,620円(月額135円)から加入することができる。この金額ならば、楽天SPUのために保険に加入するのも現実的ではないだろうか?

楽天モバイル:+1倍

楽天モバイルは格安SIMフリー(MVNO)と言われる携帯通話キャリアサービスの一つ。

ドコモ回線、またはauの回線を借りてサービスを提供している。※2019年10月1日より、順次自社回線へ移行

楽天モバイルをはじめとした、MVNOでは、以下2種類が存在する。

・データ契約
・通話+データ契約

こmのうち、楽天SPUの対象となるのは、通話+データ契約。

月額料金が安くなるスーパーホウダイは1,480円からで、契約の2年縛りがある。通常の月額利用も利用可能で、こちらは最低利用期間が12ヶ月に設定されている。

楽天SPUのために楽天モバイルを契約するべきか?

携帯電話のキャリアの選択は、日常生活にも影響が及ぶ重大な決断なので慎重に判断したいところ。

一般的にMVNO(格安SIM)は、料金は安いが、混雑時の回線が遅くなると言われている。特に都心部に住む方では、朝夕の通勤時間や、イベント系で人が集まるような場面では、Yahoo!Japanのサイトを開くだけでも時間がかかることもある。

その他通話が多い場合はMVNOは逆に料金が高くなる場合もある。楽天モバイルにする場合、スーパーホウダイであれば、10分以内の通話であればかけ放題になる。(※10分を過ぎた場合は10円/30秒とかなり割高になるので注意が必要。)

逆にドコモやau回線などを現在利用していて、月に9000円近く支払っているが、ほとんど利用していない。。。といった方は乗り換えることで、月額1500円程度に抑えられて魅力は大きい。

筆者は、楽天モバイルはSPUのために契約するのではなく、携帯料金を下げる目的でのみ契約することを推奨する。楽天SPUはおまけ程度に考えておけばよいだろう。

楽天モバイル 公式サイト

楽天ひかり:+1倍

楽天ひかりは、楽天の光回線インターネットサービス。集合住宅向けのマンションプラン、もしくは戸建て向けのファミリープランがSPUの対象となる。

ファミリープランは月額4,180円(税込)、ファミリープランは月額5,280円(税込)。初期費用は回線の利用状況により異なる。

このあたりから楽天グループのサービスとはいえ、SPUの達成が少しずつ難しくなってくる。

Rakuten Fashion:+1倍

Rakuten Fashionは、楽天市場の中でもブランドのファッションを販売する専門サイト。

購入したらその月の楽天市場でのお買い物(初日~末日まで)がポイントアップ対象。

Rakuten Fashion内でも楽天SPUは適用され、楽天SPUの最大15倍ポイント対象となる。気に入ったブランドが見つかれば、大きくポイントを稼ぐことが出来る。

楽天ブランド内楽天SPUポイント還元

ただし、スーパーDEALで20%などの高還元率がもとから設定されているものは適用対象外になる。

楽天ブックス:+0.5倍

楽天ブックスは、ネット書店で、欲しい本を送料無料で配送してくれるのが特徴。

当月1回1,000円購入すると、その月が楽天SPUの対象となる。(クーポン割引後の税込金額)

このように1000円以上の商品を選択すると、その買い物から+0.5%アップする。

※筆者はこの記事執筆時点で+4%であったため、楽天ブックスのSPUポイント+0.5%が加算された計算だ。

楽天SPU、楽天ブックス

1回1,000円以上の購入が必要になるため、多くの書籍の場合は2冊以上の組み合わせで購入する必要だ。

楽天SPUを最大限活用すれば1000円の書籍150円相当ものポイントを獲得出来ることになるため、書籍を毎月定期的に購入するような方は是非利用したい。

おそらくネットで書籍を買う上で、これほどポイント還元が得られるECサイトは存在しないだろう。

楽天Kobo:+0.5倍

楽天Koboは、電子書籍を購入してダウンロードできるサービス。スマートフォンやパソコンの専用アプリから、購入した書籍を読むことが出来る。

当月1回のご注文で1,000円以上購入することで、楽天SPU+0.5%の対象となる。

楽天Koboでも同様に楽天SPUのポイント倍率が適用されるため、高い還元率を得ることが可能である。

楽天Koboは楽天IDに紐付いているため、端末を変更したり、跨いでも、利用可能なのは大きなメリット。

専用の電子書籍リーダーも販売しており、優しい色使いで長く本を読んでいても目が疲れない。

電子書籍Kobo

楽天トラベル:1倍

楽天トラベルは、旅行予約サイト。楽天トラベルWEBサイト内から、宿泊施設の予約や航空券の予約など、各種チケットの手配が可能。航空券のチケット手配なども可能。

月に1回以上の利用で、楽天SPUに+1倍される。

楽天トラベル内の予約では楽天SPUは適用されず、楽天トラベル内のポイント1%が適用される。

楽天トラベル、ポイント

楽天ビューティー:+0.5倍

楽天ビューティーは、美容室予約サイト。HotPepper beautyと同じような、一般的な美容室予約サイトとなっている。

月1回3,000円以上ご利用で、楽天SPUが+0.5%になる。

ただし、楽天ビューティー内の予約においては楽天SPUの倍率は適用されておらず、通常は1%のポイント付与となっている。

楽天SPUとは別に、以下のポイントが得られる。

・エントリー&アプリからの予約でポイント2倍
・アプリからの予約が初めての場合+3倍

美容室は多くの方はは2ヶ月に1回程度なので、毎月楽天SPUの条件を達成させるのは難しいかもしれない。

楽天ビューティーの還元率は2021年11月1日に0.5%にダウン。

楽天Pasha:+0.5倍

楽天Pasha(パシャ)は、配信される「トクダネ」をスマホでゲットして、全国のコンビニ・ドラッグストアなどで対象商品を購入、購入時のレシートを撮影して送信すると楽天スーパーポイントが貯まるというユニークなサービス。

日頃買い物をするものが「トクダネ」の対象品であれば、楽天Pashaを利用することでお得に買い物が可能だ。

楽天モバイルキャリア決済(月2,000円以上):+0.5倍

楽天モバイルキャリア決済は、楽天モバイル利用者のうちAndroid端末のみで利用可能。

Google Playストアでダウンロードしたゲームアプリ内での課金や、LINEコイン、YouTube Premium、電子マガジン、Google Oneなどの料金支払いを楽天モバイルの利用料金とまとめて支払えるサービスだ。

この支払いが月2,000円以上ある場合、楽天市場での買い物でポイント還元率が+0.5倍となる。

楽天ウォレット:+0.5倍

楽天SPUは2021年8月1日、楽天ウォレットが追加された。

楽天ウォレットは、楽天の暗号通貨取引所。利用には、口座開設と専用アプリのインストールが必要だ。

SPUの対象となるためには、取引開始の上、当月、合計30,000円以上暗号資産現物を購入(ポイント交換含む)する必要がある。

この条件を達成すると、同月の楽天市場の買い物がポイント+0.5倍となる。

楽天SPU以外にも各サービスでポイントは貯まる

今回は各サービスの楽天SPUに関するポイントのみを取り上げたが、さらに各サービスごとでキャンペーンが開催されていることで、さらなるポイント獲得が可能となっている。

一点注意したいのは、楽天グループのほとんどのキャンペーンは事前にエントリーが必要ということ。

なにかサービスを使いたい場合には、自分が適用できそうなキャンペーンがないかをまずはしっかり探すところから始めるとよいだろう。

楽天証券:+1倍

楽天証券でSPUを実現するためにはいくつか条件があり、複雑な設定が必要になってくる。はじめに、楽天SPUのポイントアップ達成条件は以下の通り。

・楽天証券口座開設
・楽天ポイントコースを選択している
・マネーブリッジを設定している
・当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託/米国株式 円貨決済)

この条件について詳しく説明する。

ポイントコースは楽天ポイントコース

楽天証券のポイントコースは、「楽天証券ポイントコース」と「楽天ポイントコース」の二つがある。

この内、楽天SPUの条件達成には、「楽天ポイントコース」の選択が必須となっている。

もう一方の楽天証券ポイントコースにあえてするメリットは少なく、楽天ポイントコースの方がメリットは大きい。

マネーブリッジを設定する

マネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス。

楽天証券利用でSPU対象となるには、月末時点でマネーブリッジを設定している必要がある。

また、マネーブリッジを設定するためには楽天銀行口座の開設が必要だ。

投資信託/米国株式 円貨決済でポイント投資を利用する

ここまでの条件を満たしたうえで、当月合計30,000以上のポイント投資を投資信託で行うと+0.5%、同じく当月合計30,000以上のポイント投資を米国株式 円貨決済で行うと+0.5%となり合計+1.0%となる。

ただし、米株積立および買付手数料無料海外ETF(9銘柄)はSPU対象外。

当月合計30,000円以上は、複数回に分けた投資でも対象。また、30,000円すべてをポイントで投資する必要はなく、1ポイント以上のポイント投資があれば対象となる。

楽天証券では、投資を行う際に以下のようにポイント利用を選択できる。

SPUの対象となるためには、必ず1ポイント以上利用する設定にしておこう。

「すべての利用可能ポイントを使う」にすると、ポイント残高がなくなり、翌月以降の条件達成が難しくなる可能性もあるのが、このあたりは利用者の好みといったところだろうか。

積立投信の引き落とし口座に楽天カードを設定する

ここまでで読者の方はかなり混乱してきていると思うが、もう少し頑張ろう。

楽天経済圏のメリットを最大限に活かすためにも、引き落とし口座は楽天カードに設定しよう。

楽天証券積立投信

楽天証券の積立投信(つみたてNISA)では、引き落とし方法として楽天カードのみクレジットカードを選択できる。

楽天カードを指定すれば、100円につき1ポイントが貯まるため、毎月の積立投資で、実質的に1%の利回りが確約されたようなものである。

このように、様々なサービス内で楽天カードの効果を感じることが出来るのも魅力の一つ。

楽天証券 公式サイト

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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