PayPayはカード利用200円(税込)につき最大1.5%のPayPayポイント(※)が付与されるのが特徴。
さらに、Yahoo!ショッピングならいつでも還元率が5%に。
カード名にもなっているスマホ決済アプリ「PayPay」と相性の良いクレジットカードでもあり、PayPay残高へのチャージが可能。また、PayPayの支払い方法として設定したときに、PayPayポイント還元の対象となる。
年会費は永年無料なので、作っておいて損のないカードといえる。
※PayPayカードをPayPayアプリに登録およびPayPayステップの条件達成が必要。
※出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。なお、所定の手続き後にPayPay加盟店にて使用できます。手続きはこちら(https://paypay.ne.jp/help/c0021/)からご確認ください。
※ポイント付与の対象外となる場合があります。
例)「PayPay決済」「PayPay(残高)チャージ」「nanacoクレジットチャージ」「ソフトバンク通信料(ワイモバイル、LINEMOを含む)」
「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay残高チャージのご利用分」
- ポイント還元率は最大1.5%
- PayPayポイント還元あり、PayPayチャージ可能
- Yahoo!ショッピングならいつでも5%還元
- 年会費永年無料
- ナンバーレスカード
- 各種保険の付帯なし
- PayPayユーザーでないと使いにくい
PayPayカードとは?
PayPayカードは、スマホ決済PayPay(ペイペイ)やYahoo!ショッピングなどPayPay経済圏で最もポイントが貯まりやすい年会費無料のクレジットカード。
もともとは「Yahoo!JAPAN カード(ヤフーカード)」という名称であったが、2021年に名称変更とともに、サービス内容も大幅に改定。
従来まではTポイントが貯まる仕組みだったが、PayPayカードではPayPayポイントがたまる仕組みへとアップグレードした。
PayPayカードのおすすめポイント
PayPayカードのおすすめのポイントについて紹介していく。
PayPayで使えば最大1.5%還元
PayPayカードは、PayPayの支払い元として設定することで、還元率が合計最大1.5%となる。
PayPayでPayPayカードを使うには注意が必要で、PayPayカードを「PayPayクレジット」に登録する必要がある。
PayPayは銀行チャージなどでチャージした残高で支払うだけだと0.5%還元となるが、PayPayカードを「PayPayクレジット」に登録して使うことで1.0%の還元を得ることができる。
まだPayPayカードを持っていない方は、先にPayPayカードを発行する方法と、アプリでPayPayクレジットを登録すると同時にクレジットカードを発行する方法がある。
PayPayアプリ・PayPayカードでは、各サービスの設定状況や毎月の利用状況に応じて、還元率がアップする。具体的には、以下のようなPayPayステップの合計で合計還元率が決定する。
支払い方法 | PayPay残高 | PayPayクレジット | PayPayカード | PayPayカード ゴールド |
---|---|---|---|---|
基本付与分 | 0.5% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
条件達成特典 | +0.5% | +0.5% | +0.5% | +0.5% |
PayPayカード ゴールド特典 | - | +0.5% | - | +0.5% |
適用期間の合計最大付与率 | 1.0% | 2.0% | 1.5% | 2.0% |
PayPayステップの達成条件は、PayPayまたはPayPayカード/PayPayカード ゴールドで以下2つの達成が必要。
1.200円以上の支払いを30回以上
2.合計10万円以上の支払い
PayPayカード ゴールドカードの場合は、さらに0.5%の還元率がプラスされ、合計最大2.0%の還元となる。
注意点として、PayPayカード、PayPayゴールドカードがPayPayステップのポイント還元対象となるためには、PayPayクレジット利用設定が必要なので忘れずに設定しよう。
また、PayPayクレジットのPayPayカード ゴールド特典が適用されるには、PayPayカード ゴールドのPayPayクレジット利用設定が必要だ。
Yahoo!ショッピング・LOHACOでポイント5倍
PayPayカードは、Yahoo!ショッピングでの買い物ならいつでもポイントが5倍の5.0%還元となる。
内訳は以下の通り。
- 【PayPayカード特典】PayPayカード利用でPayPayポイント1%
- Yahoo!ショッピング利用でPayPayポイント3%
- ストアポイントとしてPayPayポイント1%
なお、上記「Yahoo!ショッピング利用でPayPayポイント3%」は、LINEアカウントと連携したYahoo! JAPAN IDで注文することが条件となる。未連携の場合、対象金額の3%の「ヤフーショッピング商品券」での付与となる。
ソフトバンクユーザーにとってお得
ソフトバンク/ワイモバイルのスマホ/ケータイ、SoftBank 光/Air、ソフトバンクでんき(おうちでんき/自然でんき)の利用料金をPayPayカードで支払うことで、ポイント還元率がアップする可能性がある。
利用するサービスなどによって異なるが、たとえばソフトバンクのスマホ/ケータイの利用料金をPayPayカードで支払うと、最大1.5%還元となる。ポイントの付与は利用料金1,000円(税抜)ごと。
付与されるポイントは、PayPayポイントの場合とソフトバンクポイントの場合とがある。ソフトバンクのスマホ/ケータイの利用料金の場合はソフトバンクポイントだ。
ソフトバンクポイントは、1ポイント=1円相当でPayPayポイントに交換可能。PayPayポイントへの交換以外にも、ソフトバンクの各種支払いなどで利用できる。
なお、PayPayカードの上記カードであるPayPayカード ゴールドでは、さらに還元率がアップする。
PayPayに連携可能な唯一のカード
PayPayカードはPayPayにクレジットカードとして登録できる唯一のカード。
使い方としては、PayPayにクレジットカードとして登録するという方法ではなく、PayPayカードを利用した「PayPayクレジット」に登録するという方法を取ることになる。(PayPayクレジットの方法は後述。)
PayPayを利用した支払いの際にPayPayカード株式会社が発行するクレジットカード(「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」)以外のクレジットカードの登録ができなくなる見込み。2025年1月予定
既に「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードを登録済みの方は、登録を解除される。
ナンバーレスカードで安心のセキュリティ
PayPayはクレジットカードのトレンドである、カード券面にカード番号が印字されていないナンバーレスカードに対応している。
国内や海外の店舗でカードを使う場合に、番号を盗み見られて不正利用されるという心配がない。
券面に番号が印字されていないので、券面のデザインもスマートな印象だ。
カード番号を確認したい場合には、PayPayアプリから表示させることができるが、PayPayアプリで支払っていれば、普段カード番号を見る必要がある機会は思いのほか少ない。
タッチ決済にも対応しているので、タッチ決済対応の端末がある店舗であれば、カードをかざすだけで支払いが可能。
PayPayで使うなら「PayPayクレジット」登録が基本!
PayPayでPayPayカードを使う方法は2つある。
1.PayPayカードをPayPayクレジットに登録:1%還元
2.PayPayカードからPayPay残高にチャージする:0.5%還元
アプリでの支払い | カードでの支払い | ||
---|---|---|---|
支払い方法 | PayPay残高 | PayPayクレジット | クレジットカード |
基本付与分 | 0.5% | 1% | 0% |
カウント期間のご利用 | 0.5% | – | |
適用期間の付与率 | 合計最大1.0% | 合計最大2.0% | 0% |
PayPayクレジットは、支払いは後から行うという方式だが、この支払いは実質的にクレジットカードと同じ使い方になっている。
PayPay残高に一度チャージして支払う方法もあるが、手間が増えて、還元率が下がるだけで、デメリットしかないので、基本的にはPayPayクレジットとして登録して利用しよう。
PayPay残高にチャージ可能、PayPayでポイント付与も
PayPayカードは、PayPay残高にチャージできる唯一のカードとなっている。
ただし、PayPayカードを直接PayPayに登録してチャージすることはできない。PayPayカードをPayPayクレジットとして登録することで、チャージ元に「PayPayクレジット」を選ぶ仕組みとなっている。
「PayPayクレジット」に登録してもクレジットカードと同様に、翌月に一括で引き落とされるという仕組みには変わりない。
なお、PayPayクレジットでPayPayカードからチャージすると、PayPayマネーライトという残高の種類となり、出金することはできない。これはクレジットカードの現金化を防ぐ仕組みなので、チャージする時は慎重に行おう。
PayPayポイントの使い方
PayPayカードの利用で貯まったPayPayポイントは、1ポイント=1円としてPayPayでの支払いに利用できる。
PayPayでの支払いにPayPayポイントを利用するには、PayPayアプリ内の「ウォレット」でポイントの設定を「ポイントを支払いに使う」にする必要がある。
なお、ポイントの設定は初期設定では「ポイントを貯める」になっている。
また、PayPayポイントを使ってポイント運用を行うこともできる。
やり方は、PayPayアプリ内の「ポイント運用」から、5種類のコースのうちいずれかを選ぶだけ。
1ポイントから運用可能で、いつでも出し入れができ、簡単に疑似運用体験ができる。
カード詳細情報
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 1.0%~5.0% |
ブランド | |
旅行保険 | – |
ポイントの種類 | PayPayポイント |
ポイント交換 | 1ptから |
(発行会社:PayPayカード株式会社)
バーチャルカードにも対応
PayPayカードには、PayPayアプリ上で発行されるバーチャールカードもある。バーチャルカードはオンラインのみで利用可能。実店舗では利用できないカードとなっている。
PayPayカードの還元率の恩恵は受けたいが、リアルで使う想定がない場合は、こちらもおすすめ。
家族カード
家族カードは年会費無料で最大3枚まで発行可能。利用に応じてPayPayポイントも貯まる。家族会員がPayPayアプリ登録済の場合の特典は家族会員につき、家族会員がPayPayアプリ未登録の場合の特典は本会員につく。
ETCカード
年会費1枚あたり550円(税込)で発行可能。ETCカードは、年会費無料のクレジットカードもあるため、ETCカードの発行も必要であれば、ETCカード発行でメリットのあるクレジットカードを併せて選ぶとよいだろう。
発行スピード
オンラインで24時間申し込みができる(事前にYahoo! JAPANのIDを収得しなければいけない)。最短7分(申込5分、審査2分)でお手続き完了。
※ 21時30分~翌10時までのお申し込みは翌日12時以降の審査となる
審査完了後、会員メニューでカード番号が発行され、すぐに利用可能。Yahoo!ウォレットの「通常使うお支払い方法」として登録されるので、Yahoo!ウォレットが使えるサイトですぐに利用できる。
PayPayカード自体は、申込後一週間程度で郵送される。
申し込み条件
PayPayの申し込み条件は以下の通り。
- 日本国内在住の満18歳以上(高校生除く)の方
- ご本人様または配偶者に安定した継続収入がある方
- 本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方
よくある質問
楽天市場やAmazonではお得に使えますか?
PayPayカードを楽天市場やAmazonで使った場合、PayPayカードの通常還元率1.0%が適用される。
還元率1.0%は一般的には高還元率といえるが、楽天市場では楽天カード、AmazonではAmazon Mastercard/Amazon Prime Mastercard、JCB CARD Wなどを使ったほうがより高還元率になる。
こういったカードを持っていない場合はPayPayカードで十分といえるが、楽天市場やAmazonの利用頻度が高い場合はそれぞれがお得になるカードの発行を検討してみるのも良いだろう。
主要なオンラインショッピングモールのなかでPayPayカードがもっともお得になるのは、やはり5%還元のYahoo!ショッピングといえる。Yahoo!ショッピングをよく利用する人にとって、PayPayカードはとてもお得なカードだ。