Amazonカードは三井住友カード株式会社がAmazon.co.jpと提携して発行しているクレジットカードだ。
クラシックとゴールドカードの2種類がある。
Amazon以外での利用でもAmazonポイントが貯まり、ポイント還元率1.0%と高還元率。
Amazonでの買い物ではさらにポイントアップするので、Amazonの利用が多い人におすすめのカードだ。
カードに関連する各種サービスの利用については、基本的に三井住友カードの提供となる。
Amazonカードでは、紙の利用明細を発行しておらず、明細の確認は三井住友カードのWebサービス「Vpass」を利用することになる。
Vpassはカード到着後に登録することができるので、カードを入手したら忘れずに登録を行おう。
Vpassのスマートフォンアプリの提供もあり、オートログインや独自コンテンツを利用できる。
VpassのようなWeb明細のメリットは、いつでも明細が確認でき、過去の明細履歴もさかのぼりやすいことだ。
ただし、紙の明細が必要な場面が多いという人には不便かもしれない。
そういったことがなければVpassは非常に便利なサービスだ。
本記事では、Amazonカードユーザーや、申込を検討している人向けに、利用明細の確認方法について紹介する。
Amazonカード明細の確認方法
Amazonカードの利用明細を確認する方法は「Vpass」のみだ。
Vpassとは、三井住友カード会員を対象としたインターネットサービス。
カード情報の確認や変更、各種サービスへの申込、その他さまざまなコンテンツを楽しむこともできる。
家族カードや法人カードも含め、カード会員は無料で24時間利用できる(一部サービス・メンテナンス期間等を除く)。
Vpassは、PCサイトもしくはスマホアプリで利用できる。
Vpass(PCから確認)
「Vpass」サイトにログインすることで、明細の確認が可能だ。
月ごとの利用明細がいつでも確認できるほか、ポイント残高などもチェックできる。
ログインの際には、IDとパスワードが必要となる。
Vpassアプリ(スマホから確認)
スマートフォンでは、Vpassのスマホアプリを利用できる。
基本的な機能はVpassのPCサイトと同じだが、それに加え、ゲームや占いなどの限定コンテンツも利用できる。
ログインにはIDとパスワードが必要だが、オートログイン機能もある。
登録・利用方法
Amazonカードに申し込み審査に通ると、カードが到着する前からAmazonの買い物で利用可能となる。
しかし、Vpassへの新規登録はクレジットカードがないとできないので注意しよう。
カード番号が確認できる状態で、以下の手順でVpassに登録する。
Vpassの新規登録方法
- Vpassサイトへアクセス
- 「Vpassにご登録(無料)」を選択する
- 「Vpassおよびカードご利用代金WEB明細サービスを登録」にチェックを入れる
- カード番号と引き落とし口座番号、メールアドレスなどの必要事項を入力
新規会員登録が完了した時点で、Amazonカードの利用明細が確認可能となる。
スマホアプリの場合はVpassアプリをダウンロードしたのち、必要事項を入力することで利用可能となる。
Vpassのメリット
紙の明細が必要な場面もゼロではないが、基本的にWeb上で明細を確認できるVpassは非常に便利なサービスだ。
特に明細に関するVpassのメリットについて、詳しく見ていこう。
いつでも明細を確認できる
Web明細は、Webサービスにログインすればいつでもどこでも確認が可能だ。
紙の明細のように月1回の郵送を待つ必要がない。
これにより、カードをより計画的に利用することにもなるし、不正利用の疑いがあるときなど、気になったときにすぐ確認できる。
過去の明細を確認できる
Vpassでは次月支払い金額合計だけでなく、過去15ヶ月分のカード利用明細が閲覧可能だ。
このため、過去の支出を振り返り、何にいくら支払っているのかを確認したりしたい場合に便利である。
紙の明細の場合、明細をなくしてしまったり、保管に場所を取ったりするが、Web明細なら手間なく便利に過去を確認できるのだ。
セキュリティ面に優れている
紙の明細書の場合、郵送されポストに投函される。
そのため、家族などに利用明細を見られてしまう可能性がある。
気にならない人もいるだろうが、利用明細を家族や同居人に見られたくないという人もいるだろう。
そういう場合にWeb明細はとても助かるサービスだ。
また、Vpassアプリでは、通常のパスコードでのログインの他、オートログイン機能や、指紋認証の「Touch ID」も利用可能だ。
さらにVpassでは、IDを取得した時点で「Vpass ID安心サービス」に自動登録される。
これは、登録しているカードが不正利用された場合、カード会社に届けを提出した日から遡り60日前まで保証されるというサービスだ。
Vpassのデメリット
前述のように非常に便利なVpassだが、あえてデメリットとしてあげるとすれば、次のような点が考えられる。
ネット環境と登録が必須
Web明細を利用するには、インターネットを利用できる環境が必要不可欠だ。
接続が不安定だったり、PCやスマホの充電が切たりしてしまうと、利用できない。
また、Vpassを利用するには、最初に利用登録が必要だ。
普段からAmazonを利用するような人であれば問題なく登録できると思うが、もしかしたらこの点をストレスに感じる人もいるかもしれない。
印刷が必要なときに不便
経費申請や確定申告などの際に利用明細を紙で出力することが必要な場合、Web明細を不便に感じることもあるかもしれない。
特にプリンターや用紙設定がうまくいかないと余計な時間を取られてしまうだろう。
紙の明細が必要な場面が多い人にとっては、Web明細と紙明細の両方が利用できるほうが便利だろう。
郵送には非対応だが例外あり
Amazonカードでは、紙の利用明細書の郵送は原則的に行っていない。
ただし、例外がひとつある。それは「Amazonテンポラリーカード」の利用だ。
Amazonテンポラリーカードとは、Amazonカードの仮カードのことを指す。
仮カードとはいっても実際にカードが送られてくるわけではなく、カード番号のみが付与される形だ。
このカードは、Amazon.co.jpでの利用に限り、審査期間中でもクレジットカード機能を利用できるというもの。
金融機関の引き落とし口座があれば誰でも登録でき、利用可能枠は3万円まで、1回払いのみ利用可能だ。
なお、利用可能枠は3万円までで1回払いのみ利用可能。
このAmazonテンポラリーカードの利用に関しては、紙の利用明細書が送られてくる。
正式に審査に通ればAmazonテンポラリーカードを使う必要はなくなる。
また、審査に通るまでの間にAmazonテンポラリーカードを利用しなかった場合、紙の利用明細書は郵送されてこない。
Amazonカード明細確認ならVpass
Amazonカードの明細確認は基本的にVpassでのみ行うことができる。
Vpassは、三井住友カード会員を対象としたインターネットサービスだ。
Vpassを利用するためには、Amazonカード到着後に登録を行う必要がある。
VpassはPC向けのサイトの他にスマートフォンアプリでも利用できる。
アプリでは限定コンテンツやオートログイン機能など独自のサービスも提供している。
VpassのようなWeb明細のメリットは、インターネット環境があればいつでもどこでも利用できることだ。
また、Vpassでは過去15カ月間の明細履歴を確認することができ、この点もメリットとして大きい。
Amazonカードでは基本的に紙の明細には対応していない。
ただし、仮カードの「Amazonテンポラリーカード」の利用に関してのみ紙明細となる。
VpassではWeb明細と紙明細を選択できないので、紙明細必要という場合にはAmazonカードの利用は向いていない。
しかし、そうでなければほとんどの人にとって便利なサービスと言えるだろう。