21日、デリバリー事業を展開する株式会社デリズが、デリズWEBサイトをリニューアルし、それに伴い「atone」と「Amazon Pay」に対応した。
デリズは30業態を展開する複合デリバリー業務と配達代行事業をあわせたマルチプル・デリバリーを展開している。
デリズで注文するとポイントを獲得でき、1ポイントにつき1円で出前の代金に利用可能だ。
今回、対応を始めた「atone」と「Amazon Pay」は、それぞれが長所を持っている。
どちらを利用するのか判断するためにも、システムをしっかり把握しよう。
「atone」はカード要らずの後払いアプリ
この度、デリズが対応することとなった「atone」は、後払いアプリの一種でクレジットカードの登録が必要ない決済サービスだ。
「atone」を用いた支払いは、利用した1ヶ月間分の請求書が届き、翌月の20日までにコンビニでまとめて現金払いするという仕組みになっている。
利用限度額は5万円で、還元率0.5%でポイントが貯まる。
登録費も年会費もかからないが、利用月のみ請求費97円がかかる。
「atone」のメリットは、クレジットカードを登録した決済サービスによくある「使い過ぎ」という事態を防げる点だろう。
また、後払いサービスなため、プリペイドカードや電子マネーのような事前チャージの手間もない。
「atone」は公共料金を支払う要領でコンビニでまとめ払いする他にも、「口座振替」を登録すれば毎月27日に口座から自動で引き落としてもらえるというのも覚えておこう。
後払いアプリというシステムなため、手元に現金がなくともショッピングができるというのも大きな長所だ。
キャッシュレス決済の代表格といえばいまだにクレジットカードではあるが、後払いアプリも今後普及する可能性が非常に高い。
「atone」は現金払いメインの後払いアプリでありつつ、通常の現金払いよりも獲得ポイントの面でおトクという便利なシステムだ。
Amazon Payについて
デリズが「atone」とともに対応を開始したAmazon Pay。
Amazon以外のサイトでも、Amazonのアカウント経由でログインと支払いができるというものだ。
新規で注文をする際に、クレジットカードを登録しているAmazonのアカウントを入力すると、新規アカウント登録の手間なく注文完了できる。
Amazon Pay利用の大きな利点は、サイトごとにクレジットカードを登録する必要がないということだ。
多数のサイトにクレジットカードの情報を残すのは、セキュリティの面からあまり得策とはいえない。
しかし、Amazon PayであればAmazonアカウントに登録したクレジットカードで支払いが可能だ。
そのために、Amazon Payを利用すればクレジットカードを新たな危険に晒すことなくカード決済ができる。
「atone」と「Amazon Pay」どちらが良い?
デリズで対応を始めた「atone」と「Amazon Pay」はそれぞれに長所がある。
どちらを使うかは「クレジットカードを利用するか」という点でわかれるだろう。
「atone」は後払いアプリで、利用月の翌月にコンビニでまとめて現金払いするという仕組みだ。
クレジットカードを利用しないという方は「atone」を使うと良いだろう。
Amazon PayはAmazonアカウントを利用してデリズで注文をするというサービスだ。
Amazonアカウントにクレジットカード情報も登録している場合は、カード払いもできる。
クレジットカードを利用する方はAmazon Payを利用するのが得策だ。
カード決済をする上での最大のメリットはポイントプログラムだろう。
ただし、「atone」も還元率0.5%でポイントを獲得でき、デリズも独自でポイントサービスを行っているというのもチェックしよう。
その上で現金払いは「atone」、カード決済ならばAmazon Payを利用するのがオススメだ。
最終更新日:2019/09/18