17日、株式会社ネットプロテクションズが提供する後払い決済サービス「atone(アトネ)」とLINE Payが提携をスタートした。
これにより、「atone」の利用料金を後払いする際に、「LINE Pay 請求書払い」での支払いが可能となった。
近くにコンビニがなくても、請求書に記載のバーコードをLINE Payで読み取るだけで「LINE Pay 請求書支払い」が可能だ。
今回の連携には「コンビニで支払いたいが、身近にコンビニがない」というユーザーからの意見を受けて、より利便性を高めるためLINE Payとの提携をしたという背景がある。
「atone」決済で貯まるNPポイント(0.5%還元)に加え、LINE PayのLINEポイント(0.5〜2%)も付与され、最大2.5%のポイント二重取りも可能となった。
NPポイントは、そのまま次回以降の利用額から差し引くことができる。
さらに、前月の利用額に応じてポイントの付与率が変わる、LINE Payのインセンティブプログラム「マイカラー」のポイントグレードアップにも貢献できるとあって、LINE Payユーザーにとっても嬉しい連携だろう。
「atone」の特徴と使える店舗
通販や実店舗のショッピングがスマホのみで簡単に楽しめる後払い決済サービス。
会員登録をすることで、その月の購入代金をまとめて翌月にコンビニなどで支払うことができる。
つまり、クレジットカードがなくてもクレジットカードのように後払いが出来るといというのが利点だ。(ただし、利用した月だけ別途、請求費用97円が発生する)
コンタクトレンズや、漫画、アパレルといった若い世代に人気の通販サイトがメイン。
以下は「atone」が利用可能な通販サイトの一例だ。
- URBAN RESEARCH ONLINE STORE(ファッション)
- ナノ・ユニバース(ファッション)
- めちゃコミック(漫画)
- 7レンズ(コンタクトレンズ)
- HOTELLOVERS(カラーコンタクトレンズ)
実店舗で対応しているのは、ゲオの「セカンドストリート」の一部店舗や、「UNiCASE」の実店舗だ。
現在のところ実店舗はそれほど多くないが、順次拡大していくと予想される。
LINE Pay 請求書払いの特徴
これまでコンビニ・銀行などからの現金払いや、口座・クレジットカード引き落としのみに対応していた公共料金などの支払いを、LINE Payで支払えるという仕組みだ。
東京電力エナジーパートナーの電気・ガス料金をはじめとした請求書の支払いがLINE Pay上で可能になっている。
LINEポイントも通常通り付与されるため、公共料金をただコンビニで支払うよりもお得になる。
支払い方法は、LINE Payから「請求書支払い」をタップし、届いた請求書に記載されているバーコードを読み取るのみ。
確認・支払いが完了すれば、LINE Payの残高から自動的に支払われる。
自宅にいながら料金を支払うことができ、さらに今後は一部企業を除き支払時のポイント利用の対応も予定されている。
ちなみに、支払時にLINE Pay側から手数料がかかることはない(支払先企業からの手数料は別途発生する場合がある)。
LINE Payの20%還元キャンペーンとの併用も可能だが……
LINE Pay 請求書払いでの支払いは、12月14日(金)から開始している決済額の20%を還元する「Payトク」キャンペーンにも対応している。
「20%還元が受けられるならさっそくatoneに登録!」と行きたいところではあるが、残念なことに本キャンペーンは12月31日(月)までとなっており、今から「atone」を登録して商品を購入しても請求書が間に合わないのだ。
逆に、先月以前で「atone」を利用している人で、今月分の請求書がきている人であればチャンスだ。
しかし、LINE Payの20%還元がなくても、ポイントが二重取りできる点では十分にお得なので、クレジットカードがない人や未成年のいるファミリーでお得に使いたい人には良いかもしれない。
最終更新日:2019/09/18