三井住友カードの会員サイト「Vpass(ブイパス)」は、利用明細やポイント残高などをインターネット上で確認できる便利なサイトだ。
カードを有効活用する上で利用機会も多くなるVpassであるが、どのページからどのようにログインすればよいのか分からないという人もいるだろう。
本記事では、Vpassのログイン方法や利用できる機能について解説する。
三井住友カードの特徴
三井住友カードは国内外で使用できる日本初のVISAカードとして作られたクレジットカードだ。
創業40年以上の老舗カード会社である三井住友カードが発行元で、信頼性や安定感は抜群のカードと言える。
国内の会員数は2,400万人以上を誇り、非常に人気の高いクレジットカードの一つと言えよう。
「三井住友カード(クラシック)」「三井住友カード ゴールド」「三井住友カード プラチナ」など、ニーズに応じた幅広いブランドを展開しており、自分にマッチしたカードを見つけやすい。
カードによって差異はあるが、国内・海外旅行傷害保険や盗難保険などの付帯サービスが充実しているため、安心して利用できるのもメリットだ。
一目置かれるクレジットカードとして、プライベートでもビジネスシーンでも活躍することは間違いない。
「Vpass」の特徴
「Vpass」とはカード利用者専用の会員サイトのことである。
利用には会員登録が必要で、ログイン後にはカードにまつわる様々な手続きや確認が行える。
また、Vpassに登録して紙の利用明細書をWeb明細書サービスに変更することで、年会費が割引となる。
三井住友カード利用者なら、必ず登録しておきたいサービスなのだ。
会員登録のためには、以下の情報が必要になる。
- クレジットカード情報(会員番号、有効期限、セキュリティコード)
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- ハンドルネーム
- VpassID・パスワードc
Vpassのサービス登録画面から簡単に手続きが行えるので、カードが手元に届いたら速やかに登録を済ませておこう。
ログイン方法
三井住友カードのVpassにログインするためには、こちらのページにアクセスしよう。
IDとパスワードの入力欄に、Vpass登録時に設定した情報を入力し、ログインボタンを押せば完了だ。
初期ログイン時にはカード番号とセキュリティコード、メールアドレスの入力が求められるので正しく入力しよう。
家族カードも同じ方法でログインすることが可能である。
万が一、IDやパスワードを忘れてログインできない場合は、Vpassに再登録すればよい。
ログインに必要な情報を忘れないように注意して、利用していこう。
Vpassでできること
Vpassにログインするとカードを利用する上で役に立つ様々な情報を確認できる。
その内容を具体的に見ていこう。
利用明細の確認
紙で郵送される利用明細書の情報を、Web明細書としてインターネット上で確認することができる。
カードを利用した日付や利用した店舗、金額、支払い方法が一覧で確認できるため、現在の収支を把握しやすい。
また、紙の利用明細書は締め日の後に郵送されるため、利用状況を細かく確認するのに向いていないが、Web明細書ならリアルタイムに利用状況を確認することができる。
なお、三井住友カードの締め日と支払日は以下の2パターンとなっている。
パターン1)締め日:15日、支払日:翌月10日
パターン2)締め日:月末、支払日:翌月26日
※支払日は金融機関の休業日に重なった場合、翌営業日。
締め日と支払日を事前に覚えておき、計画的にカードを利用しよう。
そして、紙の利用明細書の郵送をストップしWeb明細書サービスに登録変更すると、条件によって年会費が最大1,100円割り引かれることになる。
リアルタイムで利用状況が確認できるだけでなく、年会費もお得になるためぜひ登録しておきたいところだ。
利用可能額の確認
Vpass確認時点での三井住友カードの利用可能額を確認することができる。
利用可能額とは、利用限度額からショッピングやキャッシングの利用額が差し引かれ、今後利用できる金額のことである。
前月の利用分を支払った後に、利用可能額はリセットされることとなる。
想定以上にカードを利用しており、支払おうとすると決済できなかったという事態を防ぐためにも、定期的にチェックしておきたい項目だ。
ポイントの確認
三井住友カードのポイントシステム「Vポイント」の残高照会を行うことができる。
※2020年6月1日に「ワールドプレゼント」から「Vポイント」にリニューアルした。
具体的には、獲得ポイントの累計やプレミアム・ボーナスポイントの残高、利用可能ポイント、有効期限などを確認することが可能である。
有効期限はポイント獲得月から2年間(三井住友カード プラチナは4年間、ゴールドは3年間)となっている。
有効期限が切れる前にポイントを活用するためにも、状況は適宜把握しておきたいものである。
ポイントUPモールの閲覧
ポイント優待サイトの「ポイントUPモール」を閲覧することができる。
ポイントUPモールとはAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、じゃらんなど様々なネットショップと提携したECサイトである。
このサイトを経由して商品をカードで購入すると、ポイントが通常の+0.5~9.5%*付与されるのだ。いつもの買い物を少し工夫するだけで、お得にポイントが貯められるのである。
*2023年2月現在。ポイント還元率は予告なく変更となる場合あり。
支払い方法の変更
Vpassでは支払い方法の変更を行うことができる。
例えば、決済時には一括払いを選択していた場合でも、資金繰りが難しいということが発生し得るだろう。
そのような際に「あとからリボ払い」に変更すれば、指定した支払金額のみが口座から引き落とされることになる。
キャッシングの申し込み
キャッシングの振り込みを希望する場合は、「キャッシングリボ借入申込受付」を利用することが可能だ。
申し込みは24時間受け付けられており、申し込んだ時間帯によって振込日と時間が決まる。
申し込みの時間帯と振込日の関係は以下の通りだ。
- 平日0:00~8:49…当日午前中に振り込み
- 平日8:50~14:49…即時振り込み
- 平日14:50~23:59…翌営業日の午前中に振り込み
- 土日祝日0:00~23:59…翌営業日午前中に振り込み
※毎週月曜日2:00~7:59は定期メンテナンス
カード利用枠の引き上げ
カードのショッピング枠やキャッシング枠の利用限度額を引き上げることが可能だ。
申し込みを行い、所定の審査に通過したら利用額が増枠される。
現状の利用限度額では物足りないという場合は、申し込んでみるとよいだろう。
カードの種類の切り替え
現在利用している三井住友カードからのアップグレードを申し込むことができる。
申し込みに対応しているカードは以下の通りだ。
- 三井住友カード プラチナ
- 三井住友カード ゴールド
- SMBC CARDゴールド
- SMBC CARDプライムゴールド
- ANA VISAプラチナプレミアムカード
- ANAワイドゴールドカード
追加カードの申し込み
家族カードやETCなど、追加カードを申し込む際にもVpassを利用できる。
申し込める追加カードは以下の通りだ。
- 家族カード
- 三井住友ETCカード
- 三井住友カードiD
- Apple Pay
- 三井住友カードWAON
- 三井住友銀聯カード
- PiTaPaカード
- バーチャルカード
- 三井住友カード Visa payWave
- JR東海プラスEXサービス
会員情報の参照・変更
Vpassでは住所や電話番号などの会員情報を参照・変更することができる。
Vpass上での登録内容変更に対応している項目は以下の通りだ。
- 住所
- 電話番号
- 勤務先
- メールアドレス
- 引き落とし口座
これらの情報はインターネット上で手軽に登録できるため、変更があった場合は速やかに手続きを行おう。
なお、以下の情報はVpass上からは変更できない。
- 氏名
- 暗証番号
これらは書面での変更手続きが必要になるため、Vpassから「変更届」を請求しよう。
VpassIDサービスの利用
VpassIDを登録していれば、第三者によりインターネットショッピングで不正利用された際に補償してもらえる。
不正利用被害を届け出た日から60日前以降の損害を補償してもらえるため、安心である。
Vpassにはアプリもある
Vpassはインターネットサイトだけでなく、専用アプリも存在する。
Vpassの主要機能を簡単に利用することができ、整体認証にも対応しているためセキュリティ面でも安全だ。
iPhone、Androidともに対応したアプリがリリースされているので、利用頻度の高い人はダウンロードするとよいだろう。
三井住友カードのVpassにログインして機能を活用しよう
三井住友カードの会員サイト「Vpass」は、カード利用者にとって役立つ機能が満載だ。
Web明細書や利用可能枠、ポイントの状況を確認したり、キャッシングやランクアップカードの申し込みを行ったりと、幅広い手続きに対応している。
これらの機能はログインしなければ利用することができない。
ログイン方法は簡単で、VpassのホームページにIDとパスワードを入力するだけだ。
カード利用者は頻繁に使う機能となるため、サイトをお気に入り登録するか、アプリをダウンロードすることをおすすめする。
三井住友カードを最大限に活用するためにも、Vpassに定期的にログインして情報をチェックしていこう。