国際ブランドシェア率がVISAに次ぐ世界第2位で、多くの国と地域で利用できるMasterCard(以下、マスターカード)。
5大国際ブランドの中でも「生活系カード」として、便利でお得な提携カードが数多く発行されている。
提携企業のバリエーションも豊富なので、利用シーンに合わせて柔軟にカードを選択できるのが特徴だ。
本記事では、マスターカードブランドのおすすめカードを紹介すると共に、マスターカードの特徴についてまとめた。
目次
マスターカードのおすすめカード5選
TRUST CLUB プラチナマスターカード
もともとSuMi TRUST CLUBリワードカードというカード名称だったが、名称・券面ともに大幅にリニューアルされた。
年会費が安いにも関わらず、空港ラウンジや海外旅行保険、Taste of premiumが利用可能など、コストパフォーマンスが高いカードとなっている。
ダイナースクラブカード(年会費:22,000円)を持っている場合、無料で付帯するコンパニオンカードとして持つこともできる。
こんな人におすすめ
- 年会費を抑えたい
- 飛行機をよく利用する
- 国内・海外ともに旅行保険を利用したい
3つのおすすめポイント
年会費3,000円でもてるプラチナカード
TRUST CLUB プラチナマスターカードは、年会費3,300円(税込)という格安のプラチナカード。
また、その公式サイトにおいて「入会の目安」として「22歳以上 年収200万円以上」と記載されている。
一般的にクレジットカードの申し込み条件として年齢は明示されるが、年収が明示されることは珍しい。
条件ではなくあくまでも「目安」ではあり、別途審査はあるが、審査を通るかどうかの目安がわかりやすいカードといえるだろう。
保険が充実
TRUST CLUB プラチナマスターカードには、国内・海外ともに利用付帯で最高3,000万円の旅行保険が付帯している。
また、バイヤーズ プロテクション(動産総合保険)として、カードで購入した商品が購入日より90日以内に破損、盗難、火災などの偶然な事故により損害を被った場合、年間50万円まで補償される。
年会費3,000円と年会費を抑えながら、充実した補償を受けることができるのだ。
トラベル関連のサービスが充実
TRUST CLUB プラチナマスターカード会員は、カード会社の空港ラウンジを無料で利用することができる。
ほかにも、国際線手荷物宅配優待サービスや国内高級ホテル・高級旅館予約サービスなどが利用できる。
また、Taste of premiumの特典の一つである「ダイニング by 招待日和」というサービスがあり、全国約200店の有名レストランで2名以上の利用で1名無料となる。
手軽に持てるプラチナカードの新定番
ステータス性はもちろんのこと、プライオリティパスなどの空港サービスやプラチナカードだけのサービスが受けられる。このレベルのサービスが3000円で受けられるのがスゴイ!
年会費 | 3,300円(税込) |
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還元率 | 0.5% |
ブランド | |
旅行保険 | 国内・国外:最高3,000万円(利用付帯) |
楽天カード
楽天市場を使うなら楽天カード!
年会費無料、高還元率、海外旅行時の補償、会員ランクによっては無料のETCカード付と、あらゆる点において隙がなくお得なカード。
楽天市場で買い物をすれば還元率は3.0%にもなる。楽天カード会員限定のキャンペーンも豊富に開催されている。
キャンペーン中に楽天で買い物をするとポイント10倍などの還元率を得られる場合もあるので、キャンペーン情報は見逃さないようにしたい。
こんな人におすすめ
- 還元率の高いお得なカードが欲しい
- やっぱり年会費無料がいい
- 楽天市場をよく使う
3つのおすすめポイント
ベースとなる還元率が1.0%
楽天カードは楽天以外で使っても還元率が1.0%。
一般的なクレジットカードの場合還元率は0.5%程度なので、楽天カードはこれらの2倍近くのポイントがもらえることになる。
ポイントが貯まりやすいイベントが盛りだくさん
ポイント10倍優待キャンペーンなど、楽天ポイントが貯まりやすいイベントが常に複数実施されているので、楽天グループでこのカードを使っていると知らないうちにポイントがどんどん貯まっていくだろう。
楽天Edyが実店舗で使える
楽天Edyは全国38万点を超える店舗で使うことができる。コンビニなどで細かい小銭を出す必要もないので使い勝手が良い。
しかも楽天Edyにチャージする際にも楽天ポイントが付与されるので、チャージによるポイント付与と、楽天Edyの利用によるポイントの二重取りが可能となっている。
①楽天カードからのチャージでポイント付与
②楽天Edyの使用でポイント付与
楽天カード
楽天SPUで最大14倍還元。ポイントアップキャンペーンの多さも魅力
- 年会費無料、いつでも1%還元の高還元率
- 楽天市場なら常時3%還元
- ポイントアップキャンペーンを常時開催
- 楽天ペイなら1.5%還元
楽天経済圏の必須アイテム、カード所持だけで楽天グループの決済に+2倍される。海外保険も付帯。
年会費 | 無料 |
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還元率 | 1.0% |
旅行保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | 楽天Edy |
国際ブランド |
三菱UFJカード VIASOカード
ポイントを使うのが面倒なら三菱UFJカード VIASOカード
三菱UFJニコスを代表するクレジットカードである。国際ブランドはマスターカードのみ。
年会費無料で還元率は最大12.5%と高還元率カードとして人気が高いカードだ。
貯まったポイントはオートキャッシュバックされるのが最大の特徴と言える。
こんな人におすすめ
- 年会費無料のカードが良い
- ポイント交換の手間を省きたい
- ネットショッピングをよく利用する
3つのポイント
オートキャッシュバックで手続き不要
カード利用金額1,000円ごとに5ポイントのVIASOポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント=1円として自動的にキャッシュバックされる。
1,000ポイント以上貯まると口座にオートチャージされる。
ポイントの蓄積期間は入会日から1年間とされているが、オートキャッシュバックなのでポイントを失効させてしまうことはまずない。
年会費無料
本人、家族会員ともに年会費無料。
さらに、最短翌営業日発行で、思い立ったらすぐに作ることができるのがうれしい。
最大還元率12.5%
全国の高速道路でのETC利用料金や携帯電話の通信料金、インターネットプロバイダーの利用料金の支払いなどで、通常の2倍ポイントが貯まる。
さらにPOINT名人.com掲載の店舗で買い物をすると、通常ポイントに加えて店舗ごとに設定されたボーナスポイントが付与される。
新規入会で最大10,000円キャッシュバック!
三菱UFJカード VIASOカード
貯まったポイントは自動でキャッシュバック!年会費無料の高還元率カード
貯まったポイントは自動で利用者の銀行口座に入金されるため、ポイント交換手続きは一切不要。特定加盟店でカードを使えばザクザクポイントが貯まり、還元率が上昇!
年会費 | 無料 |
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還元率 | 0.5%〜12.5% |
旅行保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) |
TOKYU CARD ClubQ JMB
東急ユーザーならTOKYU CARD ClubQ JMB
カード会社のポイントと同時に、東京メトロの「メトロポイントPlus」(1ポイント=1円相当)も貯めることができる。
カード会社のポイントをメトロポイントPlusに集約することも可能だ。
貯まったポイントはPASMOへのチャージや、マイル、他のポイントへの移行に利用できる。
国際ブランドはマスターカードのみ。
こんな人におすすめ
- PASMOを使っている
- 東京メトロを使う
- オートチャージを使いたい
3つのポイント
PASMOのオートチャージでポイントが貯まる
PASMOへのオートチャージでも還元率1.0%でポイントが貯まるので、PASMOを日常的に利用する場合にお得。
また、PASMO定期券をクレジットカード払いで購入すると同じく1.0%のポイントが貯まる。
さらに、通常還元率も1.0%なのでポイントがどんどん貯まる。
JALマイルを貯める&移行も可能
JMB(JALマイレージクラブ)機能が付いているため、JALマイレージへの移行も可能。2,000TOKYUポイント=1,000マイルで移行できる。
また、JALグループ航空会社および、JMB提携航空会社の搭乗でJALマイルが貯まる。
さらに、12,000軒以上の国内・海外のJMB提携ホテルの利用やレンタカー、宅配サービス、JALグループのパッケージツアーでもマイルが貯まる。
オートチャージに対応
PASMOのオートチャージに対応しているため、日常的な支払いをPASMOで行う場合に便利だ。他の交通系ICカードと相互利用を行っているため、全国で利用することが出来る。
TOKYU CARD ClubQ JMB
年会費 | 初年度無料 2年目以降:1,100円(税込) |
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還元率 | 1.0%〜10% |
国際ブランド |
ACマスターカード
即日発行ならACマスターカード!
安定収入があれば派遣社員・パートの方でも作ることができるのが特徴のカードだ。即日発行なのも魅力の一つ。
注意点としては、リボ払い専用カードのため、支払い方法がリボ払いのみであることだ。リボ払いの場合は手数料がかかることを覚えておきたい。
また、ETCや家族カードの発行、ポイントプログラムや旅行保険などのサービスは付帯していないので、純粋にクレジットカードを作りたい方、クレジットヒストリーを積みたい方におすすめだ。
こんな人におすすめ
- とにかく早くカードを作る必要がある
- せっかくならまともな券面のカードが欲しい
- やっぱり年会費無料がいい
3つのポイント
最短即日発行、まずは3秒診断
最短即日発行なので急にクレジットカードが必要になった場合に重宝する。
また、3秒診断でカードが発行できるか簡単に診断できる。
急いでいる時に申し込んで審査がダメだった、ということが防げるのでまずはチェックしてみよう。
↓まずは3秒診断
安心の国際ブランドMasterCard
カード券面はMaster Cardと記載があるのみ。余計なデザインはない。
Master Cardは国内はもちろんのこと、世界的にもVISAと並ぶほど利用可能店舗数が多い。急な出張や準備不足の旅行でも安心だ。
初めてクレジットカードを持つという方にも是非おすすめしたい。
年会費無料だから負担にならない
発行手数料、年会費無料なので、カード所持の負担を抑えたい人にもおすすめ。
ACマスターカード
最短20分で審査結果がわかる。最短即日発行に対応。とにかく急ぎでクレジットカードが必要な人におすすめ
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムが発行。全国の自動契約機(むじんくん)で最短即日受け取り可能。
年会費 | 無料 |
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還元率 | 0.25% キャッシュバック形式(請求金額から差し引かれる) |
発行スピード | 最短即日発行 |
国際ブランド |
VISAに並ぶ国際ブランドマスターカード
MasterCard(マスターカード)は5大国際ブランドの中で、VISAに次ぐ会員数・加盟店数を誇る国際ブランド。
加盟店は世界210以上の国・地域に広がっている。
VISAと同じく「生活系カード」といわれ、日常生活でお得かつ便利に利用できる。
日本国内での利用をはじめ、海外旅行の際にも1枚持っておくと安心なカードだ。
かつては「ヨーロッパに強いが他の地域が弱い」と言われていたこともあったマスターカードだが、現在ではVISAと比べても使える国・地域にほとんど差はないと言われる。
マスターカードは、VISAに追いつく戦略として、消費者金融などを含め加盟店を積極的に増やしてきた。加盟店の手数料もVISAと同程度の2~3%だ。
なお、マスターカードやVISAのような「生活系カード」に対し、アメックス、ダイナースクラブ、JCBは「E&Tカード」と呼ばれ、エンターテインメントや旅行(トラベル)に関するサービスが手厚い。
また、アメックス、ダイナースクラブ、JCBの加盟店の手数料は高めに設定されている。
そのため、店舗によってはアメックスなどの利用を断られる場合もあるので、サブカードとしてもマスターカードを1枚持っておくと安心だ。
提携カードがおすすめ
クレジットカードには、国際ブランドが独自で発行する「プロパーカード」と、提携企業にライセンス発行を行っている「提携カード」がある。
マスターカードは「プロパーカード」の発行は行っていないので、マスターカードを利用する場合、提携カードから選ぶことになる。
なお、国際ブランドの中でプロパーカードの発行を行っているのは、アメックス、ダイナースクラブ、JCBの3ブランドだ。
マスターカードの提携カードを発行している会社は以下の通り(※五十音順)(※2018年3月時点)。
- 株式会社青山キャピタル
- アコム株式会社
- 株式会社アプラス
- 株式会社イオン銀行
- 株式会社ウェブマネー
- SBIカード株式会社
- NTTファイナンス株式会社
- 株式会社オリエントコーポレーション
- きたぎんユーシー株式会社
- きらやかカード株式会社
- 株式会社クレディセゾン
- KDDI株式会社
- 株式会社ジャクス
- 株式会社セディナ
- ちば興銀カードサービス株式会社
- トマトカード株式会社
- トヨタファイナンス株式会社
- ポケットカード株式会社
- マスターカードプリペイドマネージメントサービシーズジャパン株式会社
- 株式会社マネーパートナーズ
- 三井住友カード株式会社
- 三井住友トラストクラブ株式会社
- 三菱UFJニコス株式会社
- 株式会社UCS
- 株式会社ゆうちょ銀行
- ライフカード株式会社
- 楽天カード株式会社
- りそなカード株式会社
- 株式会社労金カードサービス
- PayPayカード株式会社
マスターカードのブランドについての詳細は以下。
三井住友カードはデュアル発行が可能
上記一覧にある三井住友カードは、日本国内においてVISAのプロパーカード的立ち位置の提携カードだ。
そんな三井住友カードは、VISAとマスターカードの両方を発行する「デュアル発行」が可能だ。
デュアル発行の場合、2枚目のカードの年会費は275円(税込)とお得だ。
現在、VISAとマスターカードはどちらも多くの国と地域で利用できるが、それでも利用できる店舗やATMの場所には多少の違いがある。
海外に行く際に、VISAとマスターカードの両方を備えておきたいという場合、このデュアル発行が便利だ。
日本を楽しむ「プライスレス・ジャパン」
マスターカードでは、日本国内のマスターカード会員に向けて、「Priceless Japan(プライスレス・ジャパン)」というプログラムを提供している。
このプログラムでは、ショッピング、旅行、飲食、エンターテインメントの四つの分野に関して、日本人の志向に合った体験やイベント、格別の優待を年間を通して提供する。
過去には以下のキャンペーン・特典が提供された。
MasterCard x 常陸野ネストビール「クラフトビール醸造家体験」企画
期間:2015年 8月1日~10月31日
概要:木内酒造の協力のもと、自分の好みに合わせたクラフトビール作りを体験。作ったクラフトビールは木内酒造の審査員によって審査され、優勝作品は常陸野ネスト直営店「常陸野ブルーイング・ラボ」(東京 神田)のメニューとして販売される。
限られた人だけに贈る三ヶ日の手筒花火
開催日:2015年9月12日~9月13日(1泊2日)
概要:徳川家康の時代から遠州に受け継がれる手筒花火の持ち手による独特の舞を、浜名湖ロイヤルホテルにMasterCard限定パッケージとして用意。
世界中でキャッシング可能
マスターカードは、国内外問わず、マスターカードのマークか「Cirrus(シーラス)」のマークのあるATMでキャッシングを利用できる。
Cirrusは銀行オンラインシステムで、マスターカード以外にもダイナースクラブ、JCBなどで利用可能。
日本国内では、セブン銀行、イオン銀行、ゆうちょ銀行、シティバンク銀行などでもキャッシング利用が可能だ。
グローバルATM検索アプリ
「MasterCard NearbyTM」というアプリでは、国内・海外で、マスターカードでキャッシングが可能なATMを検索することができる。
キャッシング利用の機会が多い人や、マスターカードを持って海外に行くときはダウンロードしておきたいアプリだ。
プリペイドカードも便利
マスターカードでは、プリペイドカードもよく利用されている。
プリペイドカードは前払い式のカードだ。
分割払いや定期支払いはできないが、対応する国際ブランドの加盟店でクレジットカードと同様に利用できる。
年齢制限や審査がないので、子供にカードを持たせたい場合や、留学や海外旅行にも便利だ。
事前にチャージした金額内での利用となるので、金銭管理がしやすく使いすぎる心配もない。
マスターカードのプリペイドカードとしては、以下のようなカードがある。
【海外用】
- MasterCardマルチカレンシーキャッシュパスポート
【国内用】
- WebMoney Card
- au WALLETカード
マスターカードは使いやすくてお得!
マスターカードはVISAと同様に、加盟店数が多く海外でも使える場所が多い。
1枚持っておくと安心なカードであり、初めてカードを作る人にもおすすめだ。
高還元率のカードが多いため、お得にクレジットカードを活用したいという人にもおすすめ。
今回紹介したカードも、年会費無料で、高還元率のものばかりだ。
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