メルカリが手掛けるスマホ決済「メルペイ」。2021年3月8日より、アプリ上でバーチャルカードの発行が可能となった。
このカードを利用することで、今後はメルペイ加盟店以外にも、Mastercardのオンライン加盟店で支払いが可能になる。
本記事では、メルペイのバーチャルカードの基本情報を解説。
利用時に必要な「アプリでかんたん本人確認」や「メルペイスマート払い」の設定方法も紹介している。
メルペイのバーチャルカードに興味がある方は、ぜひ参考にしてほしい。
バーチャルカードとは?
バーチャルカードとは、文字通り「バーチャル(仮想)」なカードのこと。物理カードが発行されない点が特徴だ。
一般的には、スマホアプリ上で発行され、カード番号によりオンライン決済に利用できる。
今回のメルペイの場合、「メルカリ」アプリ上にMasteracardのバーチャルカードが発行されるので押さえておこう。
使える場所
メルペイのバーチャルカードは、国際ブランドにMastercardを採用しており、国内のMastercardのオンライン加盟店なら、基本的に利用できる。
メルペイではこれまで、メルペイ加盟店の実店舗・オンライン店舗での決済およびApple PayなどiDを使った実店舗での決済が可能だった。
今回のバーチャルカード発行で、さらに利用できる店舗が広がることになる。
使えない支払い
メルペイのバーチャルカードはオンライン限定なので、実店舗では利用できない。
他にも、下記サービスも対象外となっている。
- 海外のWEBサイト
- 交通系ICカードへのチャージ
- 公共料金の支払い
- 月額契約の支払い
- 継続契約の支払い
利用方法
メルペイのバーチャルカードを利用するためには、以下の条件をクリアする必要がある。
- 本人確認
- メルペイスマート払い
- 年齢条件
それぞれ詳細を解説する。
本人確認
メルペイのバーチャルカードを利用するためには、「アプリでかんたん本人確認」の設定が必要となる。
具体的な手順は下記の通りだ。
- メルペイから「本人確認」に進む
- 「自撮りで本人確認」の中から書類を1つ選択する
- スマホで本人確認書類を撮影する
- 住所や名前など必要情報を入力する
- パスコードを設定する
本人確認書類は運転免許証、在留カード、日本国パスポート、マイナンバーカードの4種類。
またマイナンバーカードなら、「自撮りで本人確認」よりもスピーディーに本人確認を完了することができる。
メルペイスマート払い
「メルペイスマート払い」とは、メルペイの後払い機能のこと。使った金額を翌月にまとめて支払うことができる。
メルペイのバーチャルカードを利用するためには、メルペイスマート払いの設定が必要となる。
具体的な手順は下記の通り。
- メルペイから「メルペイスマート払い」を選択する
- 「設定を始める」をタップする
- パスコードを入力する
- 利用上限金額を設定する
バーチャルカードの利用限度額は、「メルペイスマート払い」の利用限度額の範囲内となっている。
年齢条件
メルペイのバーチャルカードには年齢制限が存在する。
- 18歳未満は利用不可
- 未成年のユーザーは保護者の同意が必要
満18歳、満19歳のユーザーがバーチャルカードを利用する場合、保護者の同意が必要になるので覚えておこう。
メルペイスマート払いの注意点
トラブルを避けるためにも、清算方法ごとのメリット・デメリットや注意点をを押さえて、メルペイスマート払いを活用しよう。
清算方法による手数料の違い
後払いサービスのメルペイスマート払いは、利用金額を後からまとめて清算する必要がある。
しかし、清算方法にコンビニ・ATMを選択すると300円の手数料が発生するので要注意。
清算方法ごとの手数料は以下の通り。口座引落しまたはメルペイ残高であれば手数料無料だ。
- 口座から自動引落しで清算する:手数料無料
- メルペイ残高で清算する:手数料無料
- コンビニ・ATMで清算する:300円の手数料が発生
自動引落しの場合、引落日を11日・16日・26日の中から選ぶ形になる。
定額払いの手数料に要注意
メルペイスマート払いには、商品購入代金を月々にわけて支払うことができる「定額払い」というサービスがある。
一括での支払いが難しい場合に便利だが、利用金額に対して年率15%の定額払い手数料が発生するので注意しよう。
利用時には、支払い計画をしっかり立てておく必要がある。
また、定額払いの利用には審査がある他、20歳未満は利用できない。