スマホQR決済アプリの代表格であるPayPay(ペイペイ)。
本記事ではPayPayを使い始めたい人に向けて、PayPayアカウントの作り方から初期設定や登録方法、クレジットカードや銀行口座登録など支払い方法設定などの手順を、実際の画像付きで紹介していく。
目次
PayPayの始め方
まずはスマートフォンからアプリをインストールする。
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スマートフォン以外では利用できない。
支払い方法の設定(概要)
PayPayを使うためには、支払い方法を設定する必要がある。支払い方法は大きく以下の二つ。
- クレジットカードの登録
- PayPay残高チャージ
クレジットカードの登録
登録できるクレジットカードの種類、国際ブランド
PayPayに登録できるクレジットカードは以下の通り。
- 国際ブランドVISAブランドのカード
- 国際ブランドMastercardのカード
- PayPayカード(旧ヤフーカード)
※JCBブランドのカードはPayPayカード(旧ヤフーカード)のみ登録可能となっている。アメックスブランドや、ダイナースブランドは対応していない。
クレジットカードならPayPayカード一択
クレジットカードの登録については、以下の2つの点を押さえておこう。
- PayPayカード(旧ヤフーカード)以外のクレジットカードではチャージできない
- PayPayカード(旧ヤフーカード)以外のクレジットカードは、PayPayポイント還元対象外
PayPayには、PayPayカード以外のクレジットカードを登録するメリットがほぼない。
PayPayカードを利用する場合、PayPay残高に一度チャージする方法と、PayPay利用時に即時にPayPayカードから差し引かれる方法がある。
PayPay残高で決済する場合、前月の利用回数・利用金額に応じて0.5%~1%のPayPayポイントが付与される。また、対象条件を達成すると最大1.5%還元となる。
一方、PayPayカードで決済する場合は、2021年12月1日~のキャンペーンでつねに1%還元となる。このため、基本的にキャンペーン開催中はPayPayカード決済のほうが還元率が安定する。キャンペーン終了日は未定となっており、終了の際は2カ月前に告知がある。
ちなみにPayPayカードでPayPay残高にチャージする際、PayPayカード自体のポイント還元は対象外となるため、ポイントの二重取りはできない。
PayPayカードをもっていない場合は、口座連携を行いPayPay残高で支払うことをおすすめする。
PayPay残高チャージ
PayPay残高を利用する場合には事前チャージが必要。チャージの方法は以下の種類がある。
- 銀行口座
- セブン銀行(ATM/口座)
- ローソン銀行ATM
- ヤフオク!・PayPayフリマの売上金
- PayPayカード(旧ヤフーカード)
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
チャージの種類によって、PayPay残高の種類も変わる
チャージ方法 | 本人確認未完了 | 本人確認済み |
---|---|---|
銀行口座 | PayPayマネーライト | PayPayマネー |
セブン銀行 | PayPayマネーライト | PayPayマネー |
ローソン銀行ATM | PayPayマネーライト | PayPayマネー |
ヤフオク!・PayPayフリマの売上金 | PayPayマネーライト | PayPayマネー |
PayPayカード(旧ヤフーカード) | PayPayマネーライト | PayPayマネーライト |
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い | PayPayマネーライト | PayPayマネーライト |
PayPayマネーは出金可能だが、PayPayマネーライトは出金できないという違いがある。
おすすめの支払い方法
PayPayでおすすめの支払い方法は、PayPay残高チャージまたはPayPayカードによる支払い。なぜなら、ポイント還元対象となるからだ。
PayPayの基本の還元率は0.5%だが、「PayPayステップ」という還元率アップの仕組みがある。
PayPayステップでは、毎月のPayPayおよびヤフー対象サービス利用状況に応じて、下表のように還元率が加算され、最大1.5%の還元率となる。PayPayモールおよびYahoo!ショッピングはポイント還元率アップの可能性がある。
画像引用:PayPayステップ
条件 | PayPay | Yahoo!ショッピング | PayPayモール |
---|---|---|---|
PayPayで300円以上のお支払い30回以上かつ5万円以上達成 | +0.5% | – | – |
対象サービスのうち3サービス利用 | – | +2% | +2% |
Yahoo!プレミアム会員登録 | – | +2% | +2% |
PayPayアカウントとYahoo! JAPAN IDを連携 | – | – | +2% |
【ゴールドメダル獲得】全ての条件達成 | +0.5% | +2% | +2% |
【対象サービス】
- 「Yahoo!ショッピング・PayPayモール」
- 「ヤフオク!・PayPayフリマ」
- Yahoo!トラベル
- ebookjapan
- LOHACO by ASKUL
なお、PayPayステップの適用条件は毎月更新される。最新の状況は以下のリンクから確認できる。
https://topics-paypaystep.yahoo.co.jp/
初期設定・登録の詳細手順
インストール後に、どのような初期設定が必要か確認していこう。
まずは電話番号とパスワードを入力しよう。もしYahoo! JAPAN IDを持っている場合は、Yahoo! JAPAN IDで登録することも可能だ。
電話番号を入力すると入力した電話番号にSMSが届いているはずだ。SMSの中に記載されている4桁の認証コードを入力しよう。
支払い方法の設定(PayPay残高チャージ)詳細
銀行口座の登録
銀行口座を登録してチャージを行うためにはYahoo! JAPAN IDと連携する必要がある。Yahoo! JAPAN IDを持っていない方はあらかじめ作成しておくと良いだろう。
以下の方法で銀行口座を登録することで簡単にチャージができるようになる。銀行口座の登録は、PayPayの初期の頃と比べるとかなり簡単に登録できる様になっている。
銀行によって登録手順は異なるが、銀行口座番号、暗証番号、ワンタイムパスワードが必要になるパターンが多い。
「銀行口座の追加」へ進むと金融機関が選択できる。金融機関の選択後はそれぞれの手順に従って登録を行えば完了だ。
なお、以前は三菱UFJ銀行の登録ができなかったのだが、2022年2月3日より登録可能となり利便性が増した。
支払い方法の設定(クレジットカード)詳細
クレジットカードの登録方法
トップ画面から「カード追加」を選択肢、画面の流れに従ってカード情報を登録していく。
メインメニューより、「カードの追加」を選択。
カード読み取り画面が出てくるので、クレジットカードを枠内に入れ、自動読み込みさせる。(手動入力も可能)
画面のようにクレジットカードの情報を入力しよう。セキュリティコードとはクレジットカードの裏面にある3桁の番号だ。
登録できるクレジットカードはVISAまたはMastercardブランドのカードか、PayPayカード・旧ヤフーカード(全ブランド)のみとなっている。
アメックスとJCB、ダイナースブランドのクレジットカードは登録できないことに注意。
初期状態では利用可能限度額は5000円と制限されており、3Dセキュアを認証することで、上限額はアップする。
画面の指示通りに進んでいくと、情報を入力したクレジットカードがアプリ上に表示されるはずだ。
クレジットカードを登録するメリット
クレジットカードならばチャージの必要がなく、残高を気にしなくて良いというメリットがある。
ただし、繰り返しになるが、PayPayカード・旧ヤフーカード以外のクレジットカードはPayPayポイント還元の対象外となる。
そのため、PayPayカード・旧ヤフーカードを使わないのであれば、口座連携をしてPayPay残高での支払いをおすすめする。
3Dセキュア認証で上限額が変わる
PayPayはセキュリティ強化のために「3Dセキュア認証」を取り入れている。
この認証を済ませていない状態では、以下のようにPayPayのクレジットカード払いの上限額が非常に低く設定されている。
3Dセキュア認証は、PayPay独自の認証ではなく、クレジットカード会社が提供してるセキュリティ対策。
この認証を行うことで、より安全にPayPayでもクレジットカードを利用できるようになる仕組みだ。
■3Dセキュア未認証のクレジットカード
- 過去30日間で5千円
※24時間の制限なし。
■3Dセキュア認証済みのクレジットカード
- 過去30日間で5万円
- 過去24時間で2万円
セキュリティの観点でも上限額を引き上げる意味でも、3Dセキュア認証を必ず行うようにしたい。
3Dセキュア認証の方法
3Dセキュア認証のためにまず必要なことは、自身が持っているクレジットカードの会員ログインページやクレジットカード会社のウェブサイトで、3Dセキュアのパスワードを設定することだ。
一度パスワードを設定すれば、PayPayに限らず全ての3Dセキュア認証にも対応することが可能だ。
PayPayで3Dセキュア認証を行う手順は以下の通りだ。
【本認証を設定する】
「支払い方法の管理」からカードに表示されている、「利用上限金額を増額する」を選択する。
クレジットカードを登録した状態では画像のように「本人認証していません」という表示が出ているはずだ。
この部分をタップすると認証画面に進むことができるので、「本人認証を設定する」へ進もう。
【設定したパスワードを入力する】【本人認証完了】
筆者がオリコカードユーザーのため画像はオリコカードでの認証画面になっている。オリコカード以外でも表示された手順に従ってパスワードを入力すれば問題ない。
3Dセキュアの認証が完了したら、画像のように本認証が完了している旨が表示されるはずだ。同時に「利用上限額を引き上げました」というメッセージも出ている。
これで過去30日間で5万円、過去24時間で2万円まで上限額が引き上がる。
一部ユーザーの上限金額がさらに引き上げ
アカウント情報で以下のようなバッジが付与されたユーザーは上限額がさらにアップする。
バッジが付与される条件は、セキュリティの観点から公開はされていないとのことだが、セキュリティ認証や本人確認など、複数の情報が設定されていることが条件のようである。
筆者のアカウントには、以下のように電話番号の横にバッジが付与されていた。
具体的には以下のようになっている。
■3Dセキュア認証済みのクレジットカード + アカウント名横に「青いバッッジ」が付与されているユーザー
- 過去30日間で25万円
- 過去24時間で25万円
■3Dセキュア認証済みのクレジットカード
- 過去30日間で5万円
- 過去24時間で2万円
■3Dセキュア未認証のクレジットカード
- 過去30日間で5千円
- 過去24時間で5千円
画像のようにアカウント名の横に「青いバッジ」が表示されているユーザーは、3Dセキュア認証を行なったクレジットカードであれば、利用上限金額が過去24時間・過去30日間共に25万円まで引き上げられる。
ここまで利用上限額が引き上げられれば、家電量販店などでの高額決済にも利用できる。
青いバッジの付与条件は公開されていないが、クレジットカードによる決済金額や不正利用の有無などから判断していると考えるのが妥当だろう。
店舗での支払い方法
ここからは実際に店舗での使い方を見ていこう。
コード支払い
店舗側がPayPayアプリに表示されたバーコードを表示し、店舗が読み取る方式。大手のコンビニエンスストアはこの方式を採用している。
PayPayを開いたトップ画面に表示されるバーコードか、「支払い」ボタンで表示されるバーコードのいずれかを表示すれば良い。
支払うときには「ペイペイで」と言えばよい。ペイペイの普及に伴い、画面を見せるだけでも通じるようになってきた。
スキャン支払い
スキャン支払いの場合は、店舗が表示したコードを読み取ることで決済が完了する。中小規模の店舗や飲食店はよくこの方式を採用している。
バーコードをスキャンすると、金額を入力する画面が表示されるので、レジにて指定された金額を打ち込み、店員さんに確認し、支払いボタンを押すことで完了する。
この時に、支払い金額を店員さんにしっかりと見せて確認することが重要だ。
中小店舗はユーザーがスキャンするタイプの支払いが多い
ビックカメラをはじめとした多くの店舗では、店舗側がスキャンする方法だが、小規模店舗ではユーザーが店舗に提示されているQRコードをスキャンする必要がある。
スキャン支払いの具体的な手順は以下のようになる。
- スキャン支払いをタップ
- 店舗が提示したコードをスキャン
- レジで提示された金額をアプリで入力
- 決済番号を店舗が控える
コード払いの場合はアプリでコードを表示して店舗側に読み取ってもらえれば支払いが完了するが、スキャン支払いの場合は自身で金額を入力する必要がある。
実際に使ってみた感想
SuicaやPASMOなどのタッチをするだけで決済が完了する交通系ICカード比較すると、アプリを一度開く手間があるため、PayPayのほうが若干手間がかかる。
また、支払い方法も、PayPay残高、クレジットカードと複数切り替えも可能で、うっかりと意図しない支払い方法をしてしまうこともあった。
とはいえ、現金で支払うよりもはるかにスムーズで、またポイントも貯まるため、お得に支払いたい方にはおすすめ。
PayPayの徐々に普及し始めており、多くのお店では店員さんが慣れているため、困ったときは、どうすればいいのかを聞けばいいだろう。
PayPay支払いの注意点
コード画面の有効時間
コード支払い時に表示されるコード画面は5分間という有効時間が設定されている。
レジ待ちの間にコードを出しておいたが5分を過ぎてしまった、といった場合は決済ができなくなってしまうため、時間表示の横にある更新マークをおそう。
コード画面の扱いに要注意
また、コードが表示されてる画面はスマホのキャプチャ機能で写真を取ることが可能だが、アプリではなく写真でコードを提示した場合でも決済ができてしまうため、コードが表示されている画面の取り扱いには十分注意が必要だ。
友達同士でコード画面を送ることでいわゆる「奢り」もできてしまうのだが、この方法はPayPayが想定してものではなく、トラブルの元になりかねない。もし友達にプレゼントをする場合は「個人間送金」を利用しよう。
店舗以外での支払い方法
PayPayは、店舗以外に、ネットサービスおよび請求書の支払いにも対応している。
ネットサービスの支払い
ネットショッピング、電子書籍、ゲーム、タクシー配車 などネット上で決済を行うサービスも、PayPayで支払いができるものがある。
PayPayアプリをインストールしているスマートフォンに加え、PCでの支払いも可能だ。
スマホで支払い
支払い方法「PayPay」を選択してアプリが起動する場合は、そのままアプリで「支払う」を選択、支払いが完了する。
スマホブラウザで支払いをする場合は、PayPayのログイン画面が表示される。ログイン後、SMSで4桁の認証コードを送信されるので、それを入力して「支払う」で支払いができる。
PCで支払い
支払い方法「PayPay」を選択して支払い用のQRコードが表示される場合は、アプリでQRコードを読み取ることで支払いができる。
PCブラウザで支払いをする場合は、PayPayのログイン画面が表示される。ログイン後、SMSで4桁の認証コードを送信されるので、それを入力して「支払う」で支払いができる。
請求書の支払い
公共料金や税金などの請求書についても、PayPayで支払いができるものがある。
支払い方法は、請求書のバーコードをスキャンするだけ。
また、一度紙の請求書での支払いがあれば、次回からオンラインのみでの支払いができるサービスもある。
このオンライン請求書対応は、2021年3月時点ではまだ東京都水道局のみの対応だが、対応先が広がればさらにPayPayが便利になるだろう。
最新のキャンペーン情報
PayPayはキャンペーンを利用することで還元率を大幅アップできることがある。
PayPayとPayPayカードは相性がよい
PayPayカード(旧ヤフーカード)はPayPayに直接チャージができる唯一のクレジットカードだ。また、PayPayカード登録による支払いで0.5~1.5%の還元がある。
還元率は前月1日~末日の利用回数・金額によって変動し、基本は0.5%で、前月100円以上の決済回数50回以上で+0.5%、利用金額10万円以上で+0.5%となる。
なお、他のクレジットカードも登録はできるが、チャージはできず直接カードから引き落とされる仕組み。また、ポイント還元もない。
PayPayは無料で利用が開始できるので、まずはアプリをインストールするところからはじめよう。
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