楽天カードは締め日・引き落とし日の選択ができず、締め日は月末、引き落とし日(支払い日)は翌月27日(土日祝の場合は翌営業日)と決まっている。
また、引き落とし口座を楽天銀行にすることで、ポイントアップや金利アップなどのメリットがある。
本記事では、楽天カードと一般的なカードの締め日・引き落とし日について解説するとともに、入金が間に合わないときの対処法を紹介する。
目次
楽天カードの締め日・引き落とし日と時間
楽天カードの締め日は月末日、引き落とし日(支払い日)は翌月27日(土日祝の場合は翌営業日)だ。その月の利用額が翌月27日に引き落とされる。
たとえば、1月1日〜31日に利用した額が3万円の場合、翌月2月27日に3万円が口座から引き落とされる。
なお、引き落としの時間は銀行によって異なるが、締め日の午前0時に引き落とされることが多いようだ。
締め日・引き落とし日が選べるカードもあるが、楽天カードの締め日・引き落とし日は変更できない。
ただし、請求確定日前であれば分割払い・リボ払いに変更することはできる。
請求確定日は毎月20日
引き落とし日に引き落とされる請求額が確定する日を請求確定日という。
楽天カードの請求確定日は毎月20日だ。請求額の確定はWeb明細で通知される。
Web明細は、Webまたはアプリから「楽天e-navi」にアクセスして確認できる。
入金が間に合わない場合は支払い方法の変更も選択肢に
引き落とし時に口座残高が不足している場合、引き落としができず「延滞」扱いになってしまう。
引き落とし日前日までに必ず、締め日口座にあるよう入金しておこう。
入金が間に合わないことが予想される場合、請求確定日の20日までであれば分割払いやリボ払いに変更が可能だ。
引き落とし日が土日祝の場合は翌営業日に
引き落とし日が土日祝と重なる場合、引き落としは翌営業日に繰り越しとなる。
27日が日曜日の場合は28日に、土曜日の場合は29日というように、基本的に翌週月曜日に繰り越しとなることが多い。
非常に珍しいケースとして、2月の引き落としの際、27日が土曜日で28日が日曜日だった場合は3月に繰り越されることもある。
この場合、3月中に2回引き落とされることになるので、残高には特に気をつけたい。
ボーナス払いの締め日・引き落とし日
ボーナス払いは、一般的にボーナス月とされる夏期・冬期それぞれのボーナス時期まで、支払いを猶予してもらえる支払い方法。手数料がかからず、支払いに余裕を持つことができる。
楽天カードにおけるボーナス払いの締め日・引き落とし日は以下の通りだ。
シーズン | 支払い月 | 引き落とし月 |
---|---|---|
夏季 | 2/1〜6/末 | 6月・7月・8月 |
冬季 | 8/1〜11/末 | 12月・1月 |
※取扱期間については各店舗によって異なる場合がある
※支払い日は27日(金融機関が休業日の場合、翌営業日)
支払い月と引き落とし月の設定によっては、最長で半年程、支払いを猶予してもらえる。1回払いであれば手数料もかからない。
「ボーナス払い」というのは支払い時期に基づいた名称に過ぎないので、ボーナスがないという人でも利用できる。大きな買い物などの際に上手に活用していこう。
引き落とし口座は楽天銀行が断然得
楽天カードは、引き落とし口座を「楽天銀行」に設定するだけで、以下のようなメリットがある。
- 楽天市場での買い物がいつでもポイント+1倍
- 引き落としがあった翌月の楽天銀行普通預金金利が2倍
- 毎月最大9ポイント付与
- 設定&引き落とし開始で200ポイント付与
ここで付与されるポイントも、楽天会員ランクの上昇条件に適用されるので、ランクを早く上げたい場合にも便利だ。
預金金利は通常0.02%のところ、毎月引き落としがあれば実質毎月0.04%となるので、他の金融機関に比べお得感がある。
楽天銀行は、口座残高に応じてATM・振込手数料無料などの特典がある利便性の高い銀行なので、楽天カードを使うならぜひ開設しておきたいところ。
一般的な締め日・引き落とし日
クレジットカードの締め日・引き落とし日は金融機関やカード会社によって異なるが、以下のような傾向がある。
- 締め日が15日か20日なら翌月10日引き落とし
- 締め日が月末なら翌月26〜27日引き落とし
楽天カードの締め日・引き落とし日は一般的によくある設定といえる。
ただ、給与振込が月末日といった場合などは、月前半に引き落とし日があるほうが支払いが楽かもしれない。
また、カード会社によっては引き落とし日を選択できるカードもある。たとえば三井住友カードは、引き落とし日を10日・26日のいずれかから選択可能だ(提携カード・一部カードでは26日を指定できない)。
主要カード会社一覧
下表に主要なカード会社の締め日・引き落とし日をまとめた。なお、これらは「1回払い」「分割払い」「リボ払い」の締め日・引き落とし日に関するものだ。
カード会社名 | 締め日 | 引き落とし日 |
---|---|---|
三井住友カード | 15日・月末 | 翌月・翌月26日 |
JCBカード | 15日 | 翌月10日 |
アメックス | 20日 | 翌月10日 |
ダイナース | 20日 | 翌月10日 |
オリコカード | 月末 | 翌月27日 |
セゾンカード | 月末 | 翌々月4日 |
イオンカード | 10日 | 翌月2日 |
クレジットカードを選ぶ際は、カードの機能だけでなく、締め日・引き落とし日についても確認しておきたい。
入金できなかったときの対処法
引き落とし日までに口座への入金が間に合わないと、信用情報に影響が出るのでできる限り避けたい。
また、引き落とし日に入金ができないと、カードの利用が一時停止となってしまうので非常に不便だ。
しかし、万が一引き落とし日までに口座に必要な残高を用意できなかった場合、できるだけ早く次のような方法で振込を行おう。
カード会社で振込が確認でき次第、カードも利用できるようになる。
再振替サービス
引き落とし日までに口座に入金が間に合わない場合、楽天カードでは、「再振替サービス(自動再引き落とし)」が適用されることがある。
このサービスでは、対象の口座であれば自動で再引き落としがかけられるのだ。そのため、再振替の対象日までに口座に入金を行っておけば良い。
対象口座と引き落とし日は以下の通り。ゆうちょ銀行のみ、サービスの適用日が短いので注意しよう。
メガバンク・ゆうちょ銀行など
対象銀行 | 支払日 | 再振替サービス 対象日 |
---|---|---|
三井住友銀行 三菱UFJ銀行 みずほ銀行 りそな銀行 楽天銀行 | 毎月27日 (土・日は翌営業日) | 毎月28~翌月3日 (土・日は翌営業日) |
ゆうちょ銀行 | 毎月27日 (土・日は翌営業日) | 翌月1日 (土・日は翌営業日) |
地方銀行
対象銀行 | 支払日 | 再振替サービス 対象日 |
---|---|---|
埼玉りそな銀行 北海道銀行 北陸銀行 横浜銀行 千葉銀行 広島銀行 福岡銀行 熊本銀行 親和銀行 常陽銀行 肥後銀行 八十二銀行 | 毎月27日 (土・日は翌営業日) | 毎月28~翌月3日 (土・日は翌営業日) |
手動で振込
再振替サービスでは、再振替の対象日まではカードが利用停止のままとなる。急ぐ場合は楽天カードに連絡をした上で、指定の口座に自分で振込を行うと良い。
また、楽天カードで再振替サービスが利用できない場合、あるいは再振替サービスで設定された期日も過ぎてしまった場合も、自分で振込を行う必要がある。
その際、引き落とし日から翌月10日までならば、自動音声専用ダイヤルによる入金受付が可能だ。
カードを手元に準備した上で、案内に従って振込を行おう。
入金できないときの対処法
引き落とし日に入金が間に合わないことがあらかじめわかっている場合、それが分かった時点ですみやかにカード会社に連絡をしよう。
その上で、返済スケジュールを組み直してもらうのがベストだ。すぐに連絡をすることにより「返済の意思」を示すことが重要だ。
あらかじめ相談した上で計画的に返済を行えば、信用情報に重大な傷がつくことを避けられる。最悪なのは、督促状がくるまで放置することだ。
災害などで支払いが難しい場合も、まずはカード会社に連絡をしよう。災害時などは、公式サイトにて窓口の案内があることも多い。
締め日・引き落とし日ポイントまとめ
楽天カードの締め日・引き落とし日について、まとめると以下の通り。
- 締め日は月末・引き落とし日は毎月27日(土日祝の場合は翌営業日)
- 請求が確定するのは毎月20日・支払い方法の変更はこの日までに行う
- 楽天銀行を引き落とし口座にするとポイントや金利がお得
楽天カードを利用する際は、これらを理解した上で上手に活用しよう。また、引き落とし日までに入金を行うことが基本だが、もし間に合わない場合、次のように対処しよう。
- 数日以内であれば自動再引き落としがかかる(対象の口座のみ)
- 再引き落としの対象外、急ぎの場合は自分で振り込む
- 引き落とし日〜翌月10日までなら自動音声専用ダイヤルで入金可能
- 事情により大幅に遅れる場合はすみやかに楽天カードに連絡する
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