クレジットカードのなかには特定のECサイトでポイントアップするものがある。大手ネットショッピングモールのAmazon.co.jp(以下 Amazon)にも、そういった相性の良いカードがある。
本記事では、Amazonで得するおすすめのカードを紹介すると共に、ネットショップでの買い物にクレジットカードを使う際に注意すべき、ポイントアップモールの経由についても解説する。
Amazonでの買い物がお得になる!おすすめのカード3選
Amazon Prime Mastercard
こんな人におすすめ
・Amazonプライム会員
・Amazonをよく利用する
・コンビニをよく利用する
3つのポイント
・Amazon利用で還元率2%
Amazon Prime Mastercardは、Amazonプライム会員向けのクレジットカード。非会員の場合はAmazon Mastercardが発行される。いずれも年会費無料だ。
Amazonプライムは、年会費5,900円(税込)または月額600円(税込)(※2023年8月24日~)で、お急ぎ便・配達指定便の無料利用や、プライム・ビデオ、Prime Music、プライムフォト、Prime Reading等のデジタル特典を利用できる会員制プログラム。
Amazon Prime Mastercardは、Amazon利用で還元率2.0%(Amazon Mastercardは1.5%)。Amazonアカウントに紐づいてAmazonポイントが貯まるので、Amazonでの買い物にポイントを利用できる。
・Amazon以外でもポイント還元率1%
Amazonカードは、Amazon以外の通常の還元率も1.0%と高還元率。
また、全国のセブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソン店頭では還元率1.5%となる。これらのコンビニをよく利用する人にとってもお得なカードだ。
・海外旅行傷害保険・ショッピング補償が付帯
Amazonカードには、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯している(利用付帯)。
また、ショッピング補償として、年間200万円までのお買物安心保険が付帯。年会費無料ながら保険が手厚い。
Amazon Ptime Mastercard
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.0%~2% |
ブランド |
JCB CARD W
こんな人におすすめ
・還元率の高いカードが欲しい
・ネット通販でよく買い物をする
・海外旅行でも利用したい
3つのポイント
・JCBオリジナルシリーズ初の年会費無料、還元率1.0%
JCB CARD Wは、JCBオリジナルシリーズの中でも性能重視のカード。JCBオリジナルシリーズとしては初の年会費無料、還元率1.0%の高還元率となっている。申し込みはWEB限定で39歳までとなっている。
通常はカード利用1000円ごとに2ポイントのOki Dokiポイントが付与される。1 Okidokiポイントは、使い方や移行先の使い方によって価値が変わり「JCBプレモカード OkiDokiチャージ」を選んだ場合に1ポイントの還元率が5円相当になることで、1000円ごとに10円の還元率、つまり還元率が1.0%となる。
・パートナー店舗およびOki Dokiモール経由でポイントアップ
JCBオリジナルパートナーを利用すると2〜5倍のポイント還元を得ることが出来る。パートナー店舗のひとつであるAmazonでは、還元率が1.5%となる。他にも、パートナー店舗はスターバックス、セブンイレブン、イトーヨーカドー、昭和シェル、ビックカメラ.comなどがある。
また、JCBのショッピングモールであるOki Dokiモールを経由することでも、ネット通販でのポイントアップが可能。楽天市場、Yahoo!ショッピングなど人気のネットショッピングモールでポイントが2倍となる。
・海外旅行保険など保証もしっかり
JCB CARD Wには最高2,000万円の海外旅行保険が付帯している。また、JCB CARD Wで購入した商品を90日間、最高100万円まで補償してくれるショッピングガード保険も付帯しており、国内外で安心して利用できる。
その他、QUICPayの発行、ApplePayにも対応しており、使い勝手が良い。
JCB CARD W
年会費 | 無料 |
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還元率 | 1.0%~ |
ブランド |
三井住友カード(NL)
こんな人におすすめ
・信頼感のあるカードが良い
・コンビニをよく利用する
・非接触決済を積極的に利用したい
3つのポイント
・ポイントUPモールで提携サイトの還元率UP
三井住友カードが運営するVポイントの優待サイト「ポイントUPモール」を経由して提携サイトでネットショッピングをすると、サイトごとに設定されたポイント還元率が適用される。
Amazonも提携サイトとなっており、月により還元率がアップするカテゴリーが変動する。たとえば、2022年3月時点では、Amazonデバイスで+0.5%、Amazon Fashionで+4%となっている。
・コンビニをよく利用する
三井住友カード(NL)では、通常、利用金額200円(税込)ごとにVポイントが1ポイント貯まり、還元率は0.5%。
また、対象のコンビニ・飲食店で利用すると、利用金額200円につき+2%ポイントが還元され、還元率2.5%となる。さらに、Visaのタッチ決済またはMastercard®コンタクトレスを利用すると、ポイントが+2.5%加算され、最大還元率5%となる。
※商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。
※ 一部Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスがご利用いただけない店舗がございます。また、一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
・カード情報記載のないナンバーレスカード
三井住友カードは、表面・裏面いずれの券面にもカード番号や有効期限などのカード情報の記載がないナンバーレスカードだ。店頭でカード決済を行う際にカード情報を盗み見られるリスクがなく、セキュリティ面が強化された。
カード情報の確認は専用の「Vpassアプリ」で行う。Vpassアプリでは利用状況の確認・管理もできて便利だ。
三井住友カード (旧:三井住友VISAカード)
テレビCMでおなじみの信頼と実績のあるクレジットカード
クレジットカードを一枚だけ持つならば、このカードが生活の様々なシーンをカバーしてくれる。
対象のコンビニ・飲食店で最大5%還元
*最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
*商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
*iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
*一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
*ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
*Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
年会費 | 初年度無料(オンライン入会) 2年目以降は条件により無料 <通常>1,375円(税込) |
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還元率 | 0.5%~5.0% |
電子マネー | iD、WAON、PiTaPa |
ポイントアップモールの活用法
ネットショッピングの決済をクレジットカードで行う際、よりお得に買い物をする方法として、ポイントアップモールの活用がある。意外と見落とされがちだが、大きくポイントアップできる可能性があるので知っておいて損はない。
今回紹介したカードで言うと、JCB CARD Wは「Oki Dokiモール」、オリコ・ザ・ポイントは「オリコモール」がポイントアップモールに該当する。ポイントアップモール内には対象サイトへ遷移できるリンクがあ理、そこから利用したいサイトに飛ぶことでポイントが加算される。
ポイントアップモールを経由することによるポイント加算の他に、サイトごとに設定されている特定のポイントアップを利用できることもある。
たとえばJCB CARD Wの場合、楽天市場、Yahoo!ショッピング、DHCオンラインショッピングなどでポイントが2倍以上となる。Amazonはポイントアップモール経由によるポイント加算はないが、JCBオリジナルシリーズパートナーとしてポイント3倍となり還元率が1.5%となる。
また、オリコカード・ザ・ポイントでオリコモールを経由した場合、基本の還元率1.0%に加え、ポイントアップモール経由による加算が0.5%、Amazonなど特定の店舗ではさらに0.5%が加算され、合計のポイント還元率は2.0%となる。
ポイントアップやその率はサイトごとにポイントアップ違うこともあるので、クレジットカードでネットショッピングを利用する場合は一度利用するサイトでポイントアップがないか確認するようにしよう。