クレジットカードの中には、限られたユーザーしか持つことができない上級カードが存在する。今回はそんな上級カードを持つためのインビテーションの基礎知識と、インビテーションが必要なクレジットカードを紹介したい。
インビテーションとは?
インビテーション(invitation)とは、クレジットカード会社から、カード利用者の利用実績に応じて、さらに上級カードへのアップグレードするための招待状のことを指す。日本語ではそのまま”招待”という意味で、インビテーションを略して”インビ”と呼ぶ場合もある。また、ネット上のスラングで”隠微”と表現される場合もある。
カードの利用者の中には、このインビテーションが欲しいがために、利用実績を積み、カード会社からの”招待”を待つ人も多いだろう。カード会社からすれば、インビテーションという仕組みを用意することでカード保持者にカードの利用を促し、自社のクレジットカードをファン化させる狙いがある。
また、「インビテーションでしか持てない(=解約すると、改めて申し込むのが難しい)」というシチュエーションを生み出すことで、カード自体の価値を上げ、長くそのカードをもってもらいたいという意図もあるだろう。
インビテーションのパターン
インビテーションがカード利用者に届くパターンにはいくつかあるので整理してみよう。特に、ただのDM(ダイレクトメッセージ)としてインビテーションという言葉を使う会社もあるので惑わされないようにしたい。
条件を満たせば必ず来るタイプ
インビテーションが必要なクレジットカードの中には、条件を事前に明示しているものもある。例えば、イオンカードやJCBカードでは以下のような条件が明示されている。
- イオンカード ゴールド(直近の年間利用額が100万円以上)
- JCB ザ・プレミア(年間100万円以上)
さらに、エポスゴールドカードの場合、利用金額の条件は明確にされてないものの、アプリ上でゴールドカードへの道のりがパーセンテージで表示される。
インビテーションが届く時期の目処が明確になっているので、ユーザー側にとってもわかりやすい。
このように条件や時期を明示してあれば、利用者もそれを目指して利用実績を積み重ねられるのでわかりやすいのが特徴。利用者としても、使う前の段階で目指すか目指さないかを決められるのはメリットだろう。
条件は不明だが、利用実績を積むことで招待が来るタイプ
インビテーションがあるクレジットカードでは、むしろ審査条件が公開されていないものの方が多い。例えば以下のようなカードは、インビテーションの条件は一切明かされていない。
- JCB THE CLASS
- ダイナースクラブ プレミアムカード
- アメックス・センチュリオン
口コミサイトでもインビテーションの情報を探すこともできるが、これといった明確な基準は見受けられず、複合的な要因で審査されているようである。
実はこのパターンが一番利用者としては厄介である。どれだけ利用すればインビテーションが分からないために、毎月多額の決済をしてしまい、またいつまで利用すればいいのか終わりが見えないのも不安を感じさせる。
たいていインビテーションされる時期はネットにも情報が転がっているため、そういった時期にインビテーションが来ることを目標に利用実績を積めば、大きな不安を抱かずにメリハリをもって利用できるだろう。
単なるDM(ダイレクトメッセージ)
一番紛らわしいパターンがこれ。インビテーションなしでも直接申し込み可能であるにも関わらず、封筒にインビテーションと書いてあるパターンもある。
筆者の経験だと以下のようなカードは、特別な条件がなくてもネットから申し込み可能ではあるが、インビテーションと書いた封筒が届いたことがある。
- アメックス・プラチナカード
- 楽天ゴールドカード
自分だけ選ばれたから来たと勘違いしそうだがひっかからないように注意したい。
もともと魅力に感じていたカードであれば、それを機会に申し込んでみてもいいかもしれない。単なるDMであっても、特別なキャンペーンを開催している場合もあるので、気になっている方はキャンペーンの有無も確認するといいだろう。
楽天ゴールドカードの場合は、インビテーションなしでも申し込み可能だが、切り替え時のお得なキャンペーンを知らせてくれる場合もあるので、もともと欲しかった人であれば、このDMもうれしいかもしれない。
インビテーションが届く方法
一番多いインビテーションが届く方法は、突然郵便でインビテーションが届くパターンが多い。
私自身過去の経験ではエポスゴールドカード、JCB THE CLASSのインビテーションが来た経験があるが、いずれも事前の通告なしで突然郵便でインビテーションが届いた。やはりインビテーションが届くとうれしいものである。
その他、会員専用のWEBサイト上で通知するパターンや、メールで届くパターンがある。
インビテーションで持てるカード一覧
それぞれのカードについてインビテーションの条件やカードの特徴を紹介していく。今回紹介するカードは、インビテーション後のカードの年会費順に並んでいる。
- エポスゴールドカード
- イオンゴールドカード
- JCB ザ・プレミア
- JCB THE CLASS
- ダイナースクラブ プレミアムカード
- ラグジュアリーゴールドカード
- アメックス・センチュリオン
エポスゴールドカード
エポスゴールドカードは、エポスカードの上位カード。直接申し込みした場合、通常年会費5,000円(税込)発生するが、インビテーションが来た方は永年無料でもつことができる。
インビテーションも含めてエポスカードカードには、無料で持つことができる複数の条件がある。
当社からご招待:永年無料
プラチナ・ゴールド会員のご家族からご紹介:永年無料
年間ご利用額50万円以上:翌年以降永年無料
上記以外:5,000円(税込)
仮に5,000円でゴールドカードに申し込んだあとでも、年間50万円以上を使えば、以降はずっと無料で持つことができる。
どうしてもゴールドカードが欲しい方は、ゴールドカードに申し込んで一気にブーストさせて利用実績を積む方法もあり。
インビテーションの条件・時期
ゴールドカードのインビテーションの条件としては、ネット上の情報を集約すると以下のような事例が見受けられた
- 総額10万円程度の利用でインビ到着
- 総額20万円程度の利用でインビ到着
- 総額30万円程度の利用でインビ到着
- 本格的に一般カードの利用を開始して1ヶ月程度でインビ到着
- 本格的に一般カードの利用を開始して8ヶ月程度でインビ到着
クレジットカードによってはインビテーションされる時期が決められているものもあるが、エポスカードに関しては、特定の時期を設けるのではなく、条件を満たしたユーザーにはすぐにインビテーションしているように見受けられる。
利用者にとっては、ダラダラと利用せずに済むため、このやり方はユーザーのメリットが大きい。
またインビテーションの条件としては、支払総額と利用期間(引き落としがある期間)が考慮されているように見受けられる。
エポスゴールドカードを目指す方であれば、短期間で支払いを集中させ一気にエポスゴールドカードのインビテーションを目指すといいかもしれない。
直接エポスゴールドに申し込んで、年間50万円以上使うのもよいが、ネット上の実績をみれば、一般カードで50万円も使わなくてもインビテーションが届いているので、一般カードからの切り替えを狙うのが効率的だろう。
エポスゴールドカードを目指す方は、まずは年会費無料のエポスカードからはじめることを推奨する。
さらに、エポスカードのアプリを利用すると、ゴールドへの道のりがパーセンテージで表示されるので、こちらを参考に利用することをおすすめする。
さらに上のエポスプラチナカードも
エポスゴールドカードのさらに上位のカードとして、エポスプラチナカードも存在する。
エポスプラチナカードも自ら申し込み可能であるが、インビテーションを受けることで通常年会費30,000円(税込)のところ、年会費20,000円(税込)でもつことができる。
過去に編集部でもエポスプラチナカードのインビテーションを受け、申し込んだこともある。
イオンゴールドカード
イオンゴールドカードはエポスゴールドカードと異なり、完全インビテーションのみでしか持つことが出来ないカード。条件は公開されているものと、公開されていないものがある。
また細かい話をすれば、イオンカードからはイオンゴールドカードへ、イオンカードセレクトからはイオンゴールドカードセレクトへと招待される。
セレクトがあるかないかの違いは、イオン銀行のキャッシュカード機能がついているかいないかという違いなので、あまり気にする必要はない。
100万円以上のショッピング
一番わかりやすい条件が以下の通りとなっている。
直近1年間のカードショッピング100万円以上など所定の条件を満たされた方に発行しております。
インビテーションの条件が明確になっているため目指しやすいが、イオンカードで100万円の利用が必要と、達成の条件がやや高め。
100万円を判定する期間は毎月10日を基準日として、過去12ヶ月間で利用額が100万円を超えた場合、翌月にインビテーションが届くという。
住宅ローンを組む
ゴールドカードのためだけに住宅ローンを組むのは本末転倒でまったくおすすめしないが、おまけ程度でついてくると考えるとうれしい。
住宅ローンを組むことで、「イオンセレクトクラブ」の特典を受けることができる。イオンセレクトクラブの特典としてイオンゴールドカードの無料発行が含まれている。
厳密に言えば、インビテーションではないが、ゴールドカードをダイレクトに持つことができる唯一の方法だろう。
イオンセレクトクラブで発行されるゴールドカードは正式名称は「イオンゴールドカード<イオンセレクトクラブ>」。
基本的な特典は通常のイオンゴールドカードと同じだが、特別な特典として入会から5年間、イオングループでの買い物が5%オフになる。割引の上限額は住宅ローンの学によって変わる仕組みとなっている。
- 当初借入額1,000万円以上2,000万円未満 45万円/年
- 当初借入額2,000万円以上 90万円/年
他にもインビテーションのルートがある
また100万円以上”など”とついているように、ショッピング利用以外でもインビテーションのルートが存在している。
例えば、イオン銀行について以下のようなルートでもインビテーションがくる可能性がある。
- 投資信託を一定額以上購入する
- 定期預金に一定額以上入金する
- イオン銀行で保険を契約する
インビテーションが受けられるカードは以下の券種。
- イオンカード
- イオンカード(WAON一体型)
- イオンカードセレクト
デザインは以下の3種類
- 通常デザイン
- ディズニーデザイン
- トイストーリーデザイン
ミニオンズとTGCデザイン、その他イオンカードの提携カードはインビテーションの対象外なので注意が必要。
JCBゴールド ザ・プレミア
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBオリジナルシリーズのカードの一つで、JCBゴールドカードの上位にあたるクレジットカード。公式サイト上ではJCBゴールドのオプションサービスとして紹介されている。
インビテーションの条件
インビテーションの条件は明示されており、以下の通り。
JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのショッピングご利用合計金額(集計期間:12月16日~翌年12月15日)が2年連続で100万円(税込)以上の方。
MyJCBにメールアドレスの登録が必須。(翌年1月31日まで)
上記のように集計期間が決まっているため、この期間内で招待の条件が収まるように調整して利用する必要がある。
招待される時期は2月あたりとなっている。
ザ・プレミアのサービス
ザ・プレミアはJCBゴールドのサービスに加えて以下のようなサービスが追加される。
- ポイント倍率の最大1.7%にアップ
- プライオリティ・パスが付帯
- ダイニング30(対象店舗のコース代金が30%オフ)
- JCBプレミアムステイプラン(JCBの特別プランで利用可能)
- JCB Lounge 京都が利用可能
ポイント倍率だが、JCBゴールド ザ・プレミア以上のステータスになると、年会利用額に応じて還元率がアップするJCBスターメンバーズの上限がロイヤルαまで開放される。
集計期間中のご利用合計金額(税込) | メンバーランク名称 | JCBザ・クラス/JCBゴールド ザ・プレミア/プラチナ | ゴールド/ネクサス |
---|---|---|---|
300万円以上 | ロイヤルα(アルファ)PLUS | ランク適用中のポイントが70%UP | ランク適用中のポイントが60%UP |
100万円以上 | スターα(アルファ)PLUS | 60%UP | 50%UP |
50万円以上 | スターβ(ベータ)PLUS | 30%UP | 20%UP |
30万円以上 | スターe(イー)PLUS | 20%UP | 10%UP |
JCBゴールド ザ・プレミアはJCBゴールドのオプションという位置づけであるため、年会費11,000円(税込)とは別に本来は5,000円の年会費が発生するが、前年に年間100万円以上の利用ががある場合は無料となる。
JCBゴールド ザ・プレミアに招待されたタイミングでは、必然的にこの100万円の利用があるために、ザ・プレミアの初年度の年会費は無料となる。
JCBゴールド ザ・プレミアから利用実績に応じて、JCBザ・クラスへインビテーションされる可能性がある。
JCB ザ・クラス
JCBザ・クラスは、JCBが発行するクレジットカードの中でも最高ランクのクレジットカード。完全にインビテーションのみでしか持つことができず、審査条件も一切公開されていない。
インビテーションのルート
JCBザ・クラスの招待を受けるためには、JCBオリジナルシリーズのクレジットカードを持つ必要がある。
これらはすべて株式会社ジェーシービーが発行するクレジットカード。
同じJCBのカードであっても、楽天カード(JCB)、セブンカード・プラス(JCB)など、他社のカード会社が発行しているJCBカードは対象外となっている。
<対象カード>
- JCBゴールド(年会費10,000円)
- JCBザ・プレミア(ゴールドの年会費+5,000円)
- JCBプラチナ(年会費25,000円)
※JCBカード(一般)から直接ザ・クラスへは行けないので、ゴールドかプラチナに切り替えるとよいだろう。
※料金はすべて税抜
<対象外のカード>
- JCB GOLD EXTAGE
- JCB CARD W
- JCB CARD W plus L
- JCBゴールド法人カード
- JCBデビットゴールド
など
JCB ザ・クラスのインビテーションの条件
明確にインビテーションの条件は公開されておらず、審査の実態は謎に包まれている。
以前は直接電話からインビテーションを申請する(いわゆる電凸)という方法で取得することも可能だったようだが、今はインビテーションが来るのを待つしかないようである。
ネット上では、年間100万円以上の利用を数年続けてインビテーションが来た例もあれば、300万円以上を2年間使ってインビテーションが来た事例もある。
利用年数と利用金額、利用の仕方、信用情報のきれいさなどがインビテーションの条件になっているのではないかと推測される。
筆者自身は2019年12月にインビテーションが届いたが、インビテーションまでの経歴は以下のようなものだった。
- 2017年7月JCBゴールド申し込み
- 2017年11月JCBプラチナに切り替え
- 2018年 300万円決済(※ロイヤルαプラス達成)
- 2019年 100万円決済
私の場合は、ネット上の噂に比べると比較的低い条件でインビテーションが来たのかもしれない。
インビテーションの時期と確認方法
インビテーションの時期は公表されているわけではないが、例年11月下旬から12月上旬にかけて順次発送されている。
実はJCBザ・クラスはインビテーションされたかどうか、郵便を受取る前に知る方法もある。MyJCBにログイン後、利用上限額の確認をするときに、もしインビテーションがきている場合は、この画面がエラーとなる。
11月下旬頃にインビテーションの状況を確認したい方は、MyJCBを確認するとよい。筆者にインビテーションが届く前も、今年こそはと思って、何度もMyJCBを訪れたものである。
↓実際に利用限度額紹介でエラーになった様子
銀行のお得意様だと持てる可能性も
JCBザ・クラスは、ジェーシービーが提携している地方銀行もお得意様向けに発行してくれるケースがある。多額の預金や借り入れがある方で、もし早くJCBザ・クラスを欲しいのであれば、銀行の担当者に問い合わせてみるのもアリかもしれない。
そういった銀行との付き合いがなく、JCBザ・クラスを最短で目指すなら、JCBゴールドかJCBプラチナあたりからはじめるのがおすすめ。
ダイナースクラブ プレミアムカード
ダイナースクラブカードの上位カードであるダイナースクラブプレミアムカードは、招待のみで持てるカード。ダイナースカードで実績を積むことで、ダイナースクラブプレミアムカードへインビテーションされる仕組みだ。
以前は審査の条件がかなり厳しい印象であったが、最近は比較的インビテーションの来やすいカードとなっているようだ。
インビテーションのルートと条件
ダイナースクラブ プレミアムカードは以下の4つの方法で入手できる。いずれの方法にしても27歳以上という条件はあるので、年齢だけはクリアしている必要がある。
1.ダイナースクラブカードで実績を積む
ダイナースクラブカードの実績については、やはり利用金額がものを言う。金額や期間に関する情報は一切明かされていないが、取得した方は少なくても年100万円程度は利用しており、1年程度でインビテーションが届いた方は年300万程度利用していたという報告も。
王道のインビテーションを狙うならば、支払いを一気に集中させて1年程度のインビテーションを狙うのが良さそうだ。
2.ダイナースクラブのデスクに電話する
すでにダイナースクラブを持っている方で、ある程度利用実績がある方ならば、デスクに直接電話してインビテーションが欲しい旨を伝えるのもあり。
直接電話して、申込書をもらったという報告もネット上では多数見かける。
ダイナースクラブの営業担当者に直接申し込む
もし運良くダイナースクラブの営業担当者と知り合うことができれば、直接交渉してみるのもあり。
会社経営者や医者、弁護士などある程度の収入がありそうな職業であれば、申込書を入手できる可能性もある。
ダイナースクラブ プレミアムカードの保持者に紹介してもらう
こちらも人脈が物を言う方法ではあるが、ダイナースクラブプレミアムカードをすでに持っている人から招待で申し込むこともできる。
しかも紹介した側は、紹介ポイントをゲットすることができるので、むしろ喜んで招待してくれるだろう。
招待されたからといって、必ずしも審査に通るわけではないが、一足飛びでプレミアムカードを入手できる一番良い方法である。
営業担当者の知り合いや、すでにプレミアムカードを持っている方が知り合いにいなければ、通常のダイナースクラブカードからはじめるのが王道だ。
ラグジュアリーカード(Mastercard ゴールドカード)
ラグジュアリーカードは年間22万円(税込)というクレジットカードの中でも類をみない超ハイスペックカード。
チタンカード、ブラックカード、ゴールドカードの3種類のカードが用意されており、チタンカード、ブラックカードのみが申込可能となっており、ゴールドカードがインビテーション制となっていた。しかし、2021年11月より、ゴールドカードも直接申し込みが可能に。
現在は、さらに上位カードである、ラグジュアリーカード Mastercard Black Diamondがリリースされ、こちらは完全招待制となっている。
カードの特徴
ラグジュアリーカードはすべて金属製で作られており、中でもゴールドカードは24金がコーティングが施され、オスカー像やNASAの発注品などを手掛ける製造会社が全て1枚ずつレーザーで削り出している。
国際ブランドマスターカードの中でも、最高ステータスのワールドエリートのサービスが付帯しているほか、ラグジュアリーカードだけでしか体験できないさまざまなサービスが利用できる。
中でもソーシャルアワーと呼ばれるイベントは、都内の高級ホテルで月に4回程度不定期に開催され、高級ワインやフィンガーフードが会費3000円程度で楽しむことができる。筆者も何度か参加しているが、「この値段でいいの?」と思うくらいクオリティの高いイベント。友達同士でいくのもよし、恋人同士でいくのもよし、一人でいくのも!?よし。これだけでも十分に元が取れると感じるくらいのイベントである。
ホテル側からしても、少しでも自社のレストランやバーを利用してほしいという思いから、ホテル側としても開催の要望が大きいイベントとなっている。
インビテーションの条件
ゴールドカードはインビテーションのみとなっているが、定期的なインビテーションは行われておらず、カード運営会社の個別の判断で都度インビテーションしているという実態である。
そのためチタンカードやブラックカードで実績を積んでも、インビテーションがくるかどうかは不明であるため、現状インビテーションを狙うのは難しい。
法人カードなら直接申し込み可能
直接申し込めないというのは個人向けのカードの話で、法人カードであれば、ゴールドカードは直接申し込める。ゴールドカードが欲しい方で、個人事業主や法人の経営者であれば、こちらを直接申し込むのがよいだろう。
ちなみに個人向けと法人向けは、引き落とし口座が個人口座か法人口座かという違いだけで、スペックやサービスについては同等となっている。
ゴールドカードの審査は?
ラグジュアリーカードの審査条件だが、確かに通常のクレジットカードよりは年収の条件は高そうなイメージではあるが、一律でいくら以上必要という区切り方はしておらず、クレジットスコアによる信用情報で審査が行われている。
年会費が払えるかという問題はあるかもしれないが、欲しい方は是非挑戦してみてほしい。
Mastercard® Titanium Card™ の詳細
Mastercard® Black Card™ 詳細
Mastercard® Gold Card™ の詳細
アメックス・センチュリオン
アメックスの中、いや全クレジットカードの中でも伝説的なクレジットカードがこのアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(通称:アメックス・センチュリオン)である。
インビテーションの条件のすべてが謎に包まれており、プライベートで1億円利用した方でもインビテーションが来なかったという話も聞いたことがあるほど。
入会金は50万円、年会費35万円とも言われており、現在日本では8,000人程度のカードホルダーがいると言われている。
このように噂ばかりのクレジットカードであるが、24時間、専属のコンシェルジュ担当がつき、デパートでの買い物も専任のスタッフがつくなど、得られるサポートはどれもVIPなものとなっている。
以前センチュリオンカードの実物を触らせてもらう機会があったのだが、重みや見た目の重厚感など本物のブラックカードという凄みのようなものを感じた。ちなみに「BLACK CARD」という商標は、アメリカではアメックスが所有している。(日本ではラグジュアリーカードを発行するBLACK CARD ,LCC)が所有している。
インビテーションの方法は?
センチュリオンカードのインビテーションは、直接担当者から電話で連絡が来るという。しかも申し込み前に面談があるという話である。
こちらは申し込みのページなどは存在しないが、申込可能な最高ランクのクレジットカードはアメックス・プラチナカードとなっている。センチュリオンを目指したい方であれば、最低でもプラチナカードからはじめたいところ。
インビテーションの疑問
インビテーションが来たら審査は通る?
残念ながらインビテーションが来ても審査に落ちることがある。インビテーションを送っておいて、申し込んだらNGなど、なかなか残酷なやりかただとは思うが、おそらくインビテーションを送付した後に、申込者の信用情報に変化があった場合に、当初の審査条件を満たさなくなるのかもしれない。
1回断ったらもう来ない?
インビテーションが来たらうれしいものではあるが、一方でカードをアップグレードすると年会費も上がることがほとんど。
折角のインビテーションも、そのままスルーしてしまう人も多い。
一度インビテーションをスルーした人に、もう一度インビテーションが来るかどうかはカード会社によるとは思うが、インビテーションの条件を満たしていれば再度届くのではないかと推測される。
アメックスやJCBを使っているのにインビテーションが来ない?
国際ブランドがJCBやアメックスであったとしても、すべてのカードにインビテーションがあるわけではない。インビテーションが来るカードは限られているため、事前に対象のカードであるかを確認する必要がある。
例)
インビなし:楽天カード(JCB)、JCB CARD W、セゾンプラチナアメックス
インビあり:JCBカード(ゴールド)、JCBカード(プラチナ)、アメックス・プラチナカード
例えば、JCBカードの場合、インビテーションの対象となるのは、株式会社ジェーシービーが発行する、JCBオリジナルシリーズである以下のカードだけである。
- JCBカード(一般)
- JCB ザ・プレミア
- JCBゴールドカード
- JCBプラチナカード
JCBカードのインビテーションは別に詳しくまとめた記事があるのでそちらを参考にしてほしい。
JCB CARD Wはインビテーション来る?
株式会社ジェーシービーが発行するJCB CARD Wは、同じJCBオリジナルシリーズであるにも関わらず、JCBゴールドへの対象外となっている。
JCB CARD Wは申し込みが39歳以下限定のカードではあるが、39歳をすぎてもJCB CARD Wはそのまま持ち続けることが可能で、言い方を変えると、JCBゴールドや他のカードに変わることはない。
まとめ
インビテーションが必要なクレジットカードをまとめて紹介したが、イオンやエポスのように、比較的入手難易度が低いインビテーションから、JCBザ・クラスやダイナースクラブプレミアムカードのように、入手のハードルが高いカードまで、一覧で紹介してきた。
インビテーションが必要なクレジットカードは、実益的なメリットがある一方で、インビテーションでしか持てないという、限定ものを手に入れるような所有欲を満たしてくれるカードになっていると思う。
この記事で興味をもった方は是非インビテーション制のクレジットカードの取得を目指して欲しい。