2021年11月17日、LUXURY CARD(ラグジュアリーカード)の最上位カードである、Mastercard Black Diamondがリリースされた。
Mastercard Black Diamondは年会費や特典などサービスを考えても、アメックス・センチュリオン、ダイナースロイヤルプレミアムカードと同等かそれ以上のスペックを備えているカード。
今回は、プレス向けイベントの情報を元に、Mastercard Black Diamondの詳細を紹介したいと思う。
Mastercard Black Diamondはどんなカードなのか
今回登場したMastercard Black Diamondは、LUXURY CARDの最上位ランクの位置付けで、完全招待制のカード。グローバルに展開するLUXURY CARDにおいて、この最上位のMastercard Black Diamondはラグジュアリーカードの日本上陸から5周年を記念して日本で先行してリリースされた。入会金110万円(税込)、年会費66万円(税込)となっている。
なお、今回のカード登場により、従来は招待制であったGOLD CARD(個人向け)は一般申込み可能となった。(※法人向けは従来から一般申込み可能)
カードのデザイン
カードには高純度の天然ダイアモンドがはめ込まれており、カード本体も金属製の高級感のある作りになっている。天然ダイヤモンドは、職人が一つ一つ手作業でカットし、約1時間かけて磨き上げられたもの。
カード番号は裏面に記載された表面ナンバーレスであるため、非常にスッキリとしたデザインとなっている。
特典
Mastercard Black Diamondは、年会費を十分に元が取れる豊富な特典が魅力となっている。
マイルプレゼント(年1回)
大手エアラインの国際線特典航空券、日本-ハワイ便の往復ビジネスクラス相当のマイルが年1回プレゼントされる。具体的にどの種類のマイルなのかは発表されていない。
カスタマイズギフト(年2回)
GILT目利き担当者が、個別にヒアリングをした上で、究極のカスタマイズギフトを用意。1回15万円相当が年2回プレゼントされる。
ホテルギフト
国内外で利用できるMarriott GiftCardや東急ホテルズと提携した選べるホテルギフト(最高20万円相当)
パークハイアット東京 スパ&フィットネスの利用
パークハイアット東京のスパ&フィットネス施設「クラブ オン ザ パーク」を都度料金5,500円(税込)で毎週1回、特別メンバーとして利用可能。こちらは入会金、保証金、年会費が付与となっている。
予約困難なレストランを確保
予約の取りづらいレストランや会員制レストランなどを定期的に確保し、こちらをMastercard Black Diamondの会員に優先して案内される。
会員同士のコミュニティ
LUXURY CARDが非常に特徴的で面白いと思う点が会員同士のコミュニティを重視しているという点だろう。特にMastercard Black Diamond保有者同士の交流も企画しているという。ラグジュアリーカードは平均年収が1700万円で、ゴールドカード保有者に至っては平均年収4000万円もある。その上位カードの保有者のコミュニティとなれば、より大規模なビジネスを行っている経営者という点でも、魅力度は上がるだろう。
コンシェルジュデスク
Mastercard Black Diamondでは、担当のコンシェルジュチーム「Black Diamond Assistant」がサポート。会員をよく知る3名の担当者たチームでサポートしてくれる。他社の最上位カードでも専任のコンシェルジュ担当がつくものもあるが、Mastercard Black Diamondは3名での対応が特徴的で、充実したサポートが期待できる。
スペック
還元率
還元率はクレジットカード全体を通しての還元率としても最高水準の2%。これはMastercard Black Diamond以外のLUXURY CARDにも共通して言えることではあるが、還元率付与の決済の条件が幅広く、ほとんど制限なしでポイント還元される。そのため、モバイルSuicaのチャージや税金の支払いなどでも、2%の還元を得ることが出来る。
貯まったポイントは、キャッシュバックで使うのがスタンダードになりそうだが、Amazonギフト券との交換にも対応しており、使い勝手が非常に良いのも隠れた魅力だろう。
保険、その他サービス
Mastercard Black Diamondのカードの基本的なサービスはゴールドカードの特典がベースとなっている。
年会費
入会金110万円(税込)、年会費66万円(税込)となっている。なお、入会時には、記念ギフトのプレゼントもある。
カードの種類 | 年会費 |
---|---|
Mastercard® Titanium Card™ | 55,000円(税込) |
Mastercard® Black Card™ | 110,000円(税込) |
Mastercard® Gold Card™ | 220,000円(税込) |
Mastercard® Black Diamond™ | 660,000円(税込) |
家族カード
家族カードは、4枚まで、なんと無料で作ることが出来る。このクラスのカードで無料というのは非常に魅力だろう。
法人と個人の違い
LUXURY CARDは、全券種を通して、個人向けカードと法人決済カードのスペックが同一となっている。一般的なクレジットカードでは、個人向けと法人向けは全く別のカードであるものがほとんどで、年会費やサービスも大きく異る。また還元率も法人カードを低くするパターンも多い。
Mastercard Black Diamondも法人向けと個人向けは同じスペックとなっている。どちらのカードの方がよいかは、判断に迷う部分もあるが、法人の税金をカードで払うことが出来るという点と、LUXURY CARDの所有者の多くが経営者であることも考慮すれば、法人向けにメリットがあるように思う。
また、法人決済向けカードでゴールドカード以上では、LCオーナーズコミュニティとして、自社の商品を会員特典として提供できるサービスがある。
他社の上位カードとの比較
完全招待制の高級クレジットカードという比較で、アメックス・センチュリオンとダイナースロイヤルプレミアムカードと比較してみよう。
アメックス・センチュリオン | ダイナースクラブロイヤルプレミアムカード | Mastercard Black Diamond | |
---|---|---|---|
入会金(税込) | 550,000円 | 550,000円 | 1,100,000円 |
年会費(税込) | 385,000円 | 550,000円 | 660,000円 |
入会金、年会費共にMastercard Black Diamondがずば抜けている。また、これらの他社のカードはサービス内容やスペックを秘匿にしているが、最上位カードでここまで情報を開示しているのも非常に珍しい。担当者によれば、あえて情報をオープンにすることで、Mastercard Black Diamondの魅力を多くの方に知ってもらう方針ということだ。
感想
通常高級な年会費のクレジットカードは、実益の部分ではあまりメリットを感じないものも多いが、Mastercard Black Diamondに関して言えば、各種特典や還元率、ダイヤモンドがあしらわれたカードという点において、コスト以上のメリットがあるカードだろう。
Mastercard® Titanium Card™ の詳細
Mastercard® Black Card™ 詳細
Mastercard® Gold Card™ の詳細
最終更新日:2024/10/21