TOP

PR

ダイナースクラブプレミアムカードは持つ価値ある?インビテーション・特典内容などのまとめ

ダイナースプレミアムカード(以下「ダイナースプレミアム」)は、年会費13万円でアメックス・プラチナと同等クラスのハイスペックカードだ。

空港ラウンジ・ダイニング割引・ホテル会員資格など数多くの特典があり、付帯保険も充実している。

本記事では、ダイナースプレミアムの充実した特典、気になるインビテーション情報などを丁寧に解説する。

ダイナースプレミアムの基本機能

ダイナースプレミアムは、主にダイナースクラブカードの保有者の一部が招待を受けて加入できるカード。

ダイナースにおける最上級の存在であり、いつかは持ちたいと憧れるダイナース保有者も多い。

ステータスカードの代名詞といえるのがアメックスとダイナースであり、ダイナースプレミアムは実質的にアメックス・プラチナと同等のハイステータスカードといえる。

もちろん優れているのはステータスだけでなく、カードとしての機能の高さも注目だ。

基本スペック

年会費143,000円(税込)
還元率1.5%~
ETC年会費無料
家族カード年会費無料(枚数制限なし)
国内旅行保険最高1億円
海外旅行保険最高1億円
ポイントダイナースクラブ リワードプログラム

ダイナースプレミアムの年会費は143,000円(税込)と、アメックスセンチュリオン、ラグジュアリーカード(ゴールド)に次いで高い。

これだけの金額を年会費として問題なく支払える、富裕層向けのカードだ。一方で、ブラックカードだけあり、カードの性能は全体的に非常に高い。

また、2020年12月1日より新デザインのカードが発行されており、タッチ決済機能が使えるようになった。

さらに、コンパニオンカードを発行することで、Mastercard加盟店も利用できるようになる。

2020年4月より、ダイナースクラブ、コンパニオンカードはApple Payにも対応を開始、iPhoneやApple Watchといったデバイスでの支払いにも利用できる。

ポイントはマイルに交換可能

マイル交換は以下の航空会社が対象。

  • ANA
  • デルタ航空
  • ユナイテッド航空
  • 大韓航空
  • アリタリア―イタリア航空

招待(インビテーション)を受ける方法

ダイナースプレミアムに入会するには、基本的にはインビテーションを受ける必要がある。

インビテーションが届く条件

ダイナースプレミアムへの入会に関して、利用額・年収・利用頻度などの条件は一切公開されていない。

数人の保有者についての年収・利用額などの情報がネットに出ているが、ほんの一例であり、一律の条件ではないと思われる。

ただし、年会費130,000円を支払うのに苦労しない程度の年収を得ることは必要だろう。

また、インビテーションは優良会員に送るものであることから、ダイナースクラブカードを保有してクレヒスを積み重ねることが重要と考えられる。

あらゆる支払いをダイナースに集約させ、支払日に確実に支払うことで、ダイナースからの信用を獲得していこう。

クレヒスを積み重ねる方法

クレヒスを積み重ねる具体的な方法として、下記の例が挙げられる

  • コンビニ・スーパーなど少額の支払いでもダイナースを利用して利用回数を上げる
  • 電気・ガス料金などの毎月の支払いをすべてダイナースにしてまとまった額の支払いを行う
  • 支払い遅延を絶対に起こさない

インビテーション以外の方法

直接連絡・交渉する

インビテーションを受け以外にダイナースプレミアムに入会する方法として、ダイナースに直接連絡・交渉する方法があげられる。

カスタマーセンターに連絡し、ダイナースプレミアムに切り替えたいと要望を出したうえで与信を受ける。

確実に獲得できるわけではないが、ダイナースで多くの支払い実績があり、クレヒスにある程度自信がある方は試してみると良いだろう。

紹介制度を利用する

ダイナースプレミアムには紹介制度があり、場合によっては、ダイナースプレミアム会員から紹介してもらうことも可能だ。

充実した付帯サービス

最高クラスのクレジットカードだけあり、ダイナースプレミアムには数多くのサービスが付帯している。そのなかで、特に重要で魅力的なものをいくつか紹介しよう。

ダイニングサービス

ダイナースの語源でもあるダイニングサービスは、ぜひとも活用したいお得なサービスだ。

「ダイナースクラブ プレミアム エグゼクティブダイニング」は、レストランのコースを2人以上で予約すると、料金が1名分または2名分無料になるサービスだ。

一般のダイナースクラブにもこのサービスはあるが、ダイナースプレミアム会員だけが利用できる店がある。

対象店舗はフレンチ・イタリアン・懐石料理など、ダイナースが選りすぐった有名店・高級店が揃っている。

一流のお店をお得な料金で利用できるとあって、会員にも人気のサービスとなっている。対象の店舗一覧は以下で確認できる。

プレミアム エグゼクティブ ダイニング店舗一覧

プレミアム会員の予約デスクは専用ダイヤルであり、24時間年中無休で受け付けてもらえる。

専用コンシェルジュ

ダイナースプレミアムには、多様な相談を受け付ける「プレミアム専用デスク」、旅行に特化した「プレミアム旅行デスク」の2つのコンシェルジュサービスがある。

どちらも会員の要望をヒアリングしたうえで、具体的な提案をしてもらえる。たとえば、以下のようなシチュエーションで心強いサービスだ。

  • 通常では予約困難な料理店を予約したいとき
  • 航空券・宿泊先を急いで手配してもらいたいとき
  • 土地勘のない海外で良いお店を紹介してもらいたいとき
  • お祝いのお花・グリーティングカードを送りたいとき

いずれも自分では手間がかかることを、コンシェルジュに依頼して代行してもらえる。

コンシェルジュサービスへの電話は年中無休で受け付けており、通話料も無料だ。

なお、会員専用に配られるガイドブックもあるので、事前に内容を把握しておくとサービス利用がよりスムーズになる。

有名ホテルの上級会員資格

ダイナースプレミアムに入会するだけで、下記のようなホテル・宿泊サイトの会員資格を自動的に取得できる。

  • プリファードホテルズ&リゾーツの「I Prefer エリート資格」
  • ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールドの「リーダーズクラブ」
  • スターウッドホテル&リゾートでの特別優待
  • 一休.comの「ダイヤモンド会員」

これらの上級会員になると、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、部屋のアップグレード、ウェルカムドリンクやアメニティといった特別なサービスを受けられる。

上級会員を取得するには、通常では条件があり、入会費や年間で数十回の宿泊回数や支払い実績などが求められる。

ダイナースプレミアムに入会するだけで会員資格を得られるのは、コスト面でのメリットが大きい。

空港ラウンジ

ダイナースプレミアムでは「プライオリティ・パス」を発行可能で、さらにコンパニオンカードを発行すると「ラウンジ・キー」の特典も付く。

どちらも世界で1,000カ所以上の空港ラウンジを利用できる特典で、通常なら年会費がかかるが、ダイナースプレミアム会員なら無料で利用できる。

利用できるラウンジの数の多さがメリットで、海外の主要な空港であれば大抵使えるラウンジがある。

ただし、プライオリティ・パスとラウンジ・キーで利用できるラウンジに大きな違いはないので、片方のみの利用でも充分だろう。

またプライオリティ・パスについては、2020年4月1日より、2年未使用の場合は更新がされなくなる。再申込は可能だ。

利用できるのはカード会社のラウンジであり、ほぼ一般的なサービス水準のラウンジとなる。以下のサービスなら、ほぼすべてのラウンジで利用できる。

  • フリードリンク(アルコールは除く)
  • Wi-Fiの利用
  • 新聞・雑誌の閲覧

エアラインの上級会員などが利用できる、航空会社のラウンジは対象外であることに注意しよう。

航空会社のラウンジのほうが飲食などのサービスで優れている印象だが、一般的なラウンジで充分という方なら、カード会社のラウンジで問題ないだろう。

銀座にあるダイナースラウンジ

空港以外に、ダイナースクラブの銀座プレミアムラウンジの利用権も取得できる。

銀座5丁目に位置するこのラウンジは、ダイナースプレミアム会員か、銀座ダイナースクラブカードの会員のみ利用できる場所だ。

フリードリンクやスイーツがもらえるサービスがあり、Wi-Fiやパソコンデスクの利用もできる。

銀座周辺にショッピングなどで出かけることが多い人におすすめのサービスだ。

コンパニオンカードで使いやすさがUP

ダイナースでは、コンパニオンカードの制度を2019年からスタート。

2枚目のカードとしてMastercardを無料で利用できることにより、利便性が格段に高くなった。

年会費無料で発行できるMastercard

ダイナースプレミアム会員は、「TRUST CLUB プラチナマスターカード」「TRUST CLUB ワールドエリートカード」を年会費無料で発行可能だ。

Mastercardの最上位のカードであり、旅行保険・空港ラウンジサービスやグルメ特典なども充実している。

ダイナースプレミアムと併せて利用すれば、レジャーやグルメがさらに楽しめるだろう。

カード決済できる場所が広がる

MastercardはVISAと同様、世界で利用できる店が多い国際ブランドだ。

公式サイトで「世界でもっとも使える」とアピールしており、2018年度の国際ブランド別加盟店数では、VISAと並んで同率一位となっている。

筆者の個人的な感覚でも、海外でMastercardが利用できる場所は、ダイナースより格段に多い。特にヨーロッパや東南アジアではダイナースが使えないことが多く、Mastercardがあると非常に便利だ。

国内でもクレジットカードを使える店なら、大抵はMastercardに対応しており、ダイナースよりも決済できる場所は多い。

Mastercardのコンパニオンカードがあれば、カード利用がさらに便利になることは間違いないだろう。

Apple Payにも対応

コンパニオンカードは、Apple Payに登録して利用することも可能だ。

コンパニオンカードを登録すると、QUICPayに対応している店舗で利用できる。もちろん、ダイナースプレミアム自体をApple Payに登録することも可能だ。

Apple Payは、iPhoneやiPadなどにクレジットカードなどの情報を登録し、支払いに利用できるサービス。クレジットカードがなくても、デバイスがあれば店舗での買い物ができるので便利だ。

Apple Payでの支払いも、クレジットカードのポイント獲得は同じなので、損をすることもない。

請求はダイナースプレミアムに集約される

コンパニオンカードの利便性は使える店の多さだけではない。

利用代金はダイナースプレミアムの明細書に合算されるので、支払いに手間がかからないのだ。

またカード利用で得たポイントが、ダイナースプレミアムのポイントに合算されるのもメリットだ。

ただしコンパニオンカードの利用分は100円につき1ポイントで、ダイナースプレミアムとは付与率が異なる。

付帯保険の内容も手厚い

ここではダイナースプレミアムの旅行保険を中心に見ていこう。

海外・国内旅行保険

海外旅行傷害保険

本会員家族特約
付帯方法自動付帯
死亡・後遺障害最高1億円最高1,000万円
傷害・疾病治療最高1,000万円最高200万円
賠償責任最高1億円最高2,000万円
携行品損害最高100万円最高50万円
救援者費用最高500万円最高200万円

国内旅行傷害保険

本会員家族特約
付帯方法自動付帯
死亡・後遺障害最高1億円最高500万円
入院費用日額5,000円
通院費用日額3,000円
手術費用5万円/10万円/20万円
(手術種類に応じて)

ダイナースプレミアムでは、海外旅行保険・国内旅行保険のいずれも自動付帯となっている。

海外旅行では死亡よりケガや病気のリスクが高いが、傷害・疾病治療は最高1,000万円までと手厚い内容だ。

その他の保険

ダイナースプレミアムには、以下の保険も付帯している。

  • 海外航空便遅延保険
  • 外貨盗難保険
  • ショッピングリカバリー
  • キャンセルプロテクション
  • ゴルファー保険
  • 交通事故傷害保険

購入した商品が盗難・破損になったときに補償してくれるのがショッピングリカバリーだ。購入日より90日以内に偶然の事故で損害を被った場合に対象となる。

キャンセルプロテクションとは、ダイナースプレミアムで決済した旅行などが入院などでキャンセルせざるを得なくなった場合に適用される保険だ。

ビジネス・アカウントカードの発行メリット

ダイナースプレミアム会員は、ビジネス・アカウントカードという、経費決済専用カードも発行できる。

経費支出に便利なカード

ビジネス・アカウントカードは年間の手数料5,500円(税込)で追加でき、ビジネス関連の経費を効率的に管理するのに役立つ。要点を整理すると下記のとおりだ。

  • 個人カードとは別の支払い口座を設定できる
  • 利用代金明細書も個人カードとは別になる
  • 経費処理が簡潔になる

ビジネス・アカウントカードの支払いも、月に1回口座から引き落としされる仕組みは個人カードと同じ。ビジネス関連の経費処理が簡単におこなえるので、出費の機会が多い方におすすめだ。

ビジネスとプライベートの出費を区別できる

ビジネス・アカウントカードを発行する最大のメリットは、プライベートでの出費と区別できること。

ビジネスアカウントの専用口座を指定すれば、プライベートの出費と混ざることがなく、会計処理がクリアになる。

利用するうえで、会社の経費にすべき出費をビジネス・アカウントカードでの支払いにまとめれば、後から明細書をチェックしながら判断する手間はかからない。

ポイントもたまる

ビジネス・アカウントカードの利用分にも、ダイナースのポイントが付与される。

利用明細は別個となるのに対し、ポイントは個人のカードの分と合算することもできる。個人分とビジネス分を合わせ、まとまったポイントを特典に交換することも可能だ。

ポイントシステム

最後に、ダイナースプレミアムのポイント制度について解説する。

ポイント還元率は最大2%

ダイナースプレミアムの場合、通常のダイナースカードとは違うポイントプログラムが適用される。

国内では100円の利用ごとに1.5ポイントが付与され、最低でもポイント還元率は1.5%だ。海外の利用では2%と、さらにポイント還元率がアップする。

クレジットカードの通常のポイント還元率は0.5%~1.0%であり、ダイナースプレミアムはかなり還元率が高い。

ポイントを貯める方法

通常の買い物よりさらにポイントを貯めたい場合、ポイントモールやポイントアップ加盟店を利用しよう。

ダイナースクラブ ポイントモール

ダイナース会員専用のネットモールで、こちらを経由してネットショッピングをするだけで、ボーナスポイントがもらえる。代表的な店舗は以下のとおり。

楽天市場:5,000円の買い物で+25P
一休.com:5,000円の利用で+50P
エクスペディア:5,000円の利用で+175P

ポイントアップ加盟店

ネットモールに加えて利用したいのが、ポイントアップ加盟店だ。

下記のような対象店においてダイナースで決済するだけで、簡単にボーナスポイントがもらえる。

バーバリー(ファッション):100円に+1P
シモンズ(ベッドなど):100円につき+2P
リーデル(ワイングラスなど):100円につき+1P

この他に国内のホテル・旅館・レストランなどにも対象店があるので、気になるお店があったら検索してみよう。

ポイント交換先

ダイナースプレミアム会員は旅行やレジャーを楽しむ方も多く、マイルへの交換を希望することが多いだろう。

ダイナースでは、以下の航空会社のマイルに移行が可能で、移行手数料はかからない。

航空会社交換レート移行マイル年間上限
ANA1,000ポイント=1,000マイル40,000マイル
デルタ航空2,000ポイント=1,000マイル140,000マイル
ユナイテッド航空2,000ポイント=1,000マイル140,000マイル
大韓航空2,000ポイント=1,000マイル140,000マイル

ANAマイルがおすすめ

上記のなかでおすすめなのはANAマイルだ。1,000ポイント=1,000マイルの等価交換ができ、お得にマイルを手に入れられる。

ただしANAマイルへの移行上限は、年間で40,000マイルまでとなっていることに注意しよう。

他のマイレージなら年間上限は140,000マイルと多いが、交換レートが50%と半減してしまうのがデメリットだ。

ANAマイルの使い道としては、特典航空券を真っ先に検討したいところだ。

例えばANAの国際線ビジネスクラスの特典航空券取得にマイルを使うと、1マイルの価値は3円~6円ほどに相当するので、実質的なポイント還元率は3%~6%ということになる。

商品への交換も可能

ポイントを商品へ交換することも可能で、具体的には下記のような例がある。

エアウィーヴ ピロー/スタンダード:30,000P
エノテカ ボルドー・名門シャトーのワイン4本セット:15,000P
スワロフスキー スワン:32,000P
iRobot ロボット掃除機ルンバi7+:350,000P

キャッシュバックやポイントでの支払いも

その他に、以下のようなポイントの利用方法がある。

  • 貯まったポイントを口座にキャッシュバック
  • 利用代金をポイントで支払う

どうしても使い道がないときに検討すると良いだろう。

シェア ツイート LINEに送る
シェア ツイート LINEに送る

執筆・編集

オトクレ編集部

オトクレ編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカード情報をチェックし、記事を更新し続けています。

編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。

また、クレジットカードに関する情報収集のため、クレジットカード発行会社への取材・インタビューなども積極的に行い、生きた情報をお届けしています。

オトクレ編集部について詳しく見る