クレジットカード国際ブランドの海外シェアとデビットカードの普及率(JCB、VISA、マスターカード、アメックス、銀聯など)

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世界のクレジットカード利用状況

旅行やビジネスで中国を訪れる際、多額の現金を持って行くと、紛失や盗難のリスクが高いため、中国においてもやはりクレジットカードは不可欠である。ただし、中国のクレジットカード事情は、他国とは若干異なるようである。

国際クレジットカードブランドの取引件数は、VISA、マスターの2強

中国内の事情を見る前に、まず世界的なクレジットカード取引について見ていこう。世界的なクレジットカード取引、およびモバイル決済の情報ソースとして信頼性が高いのが、専門誌「The Nilson Report」だ。

同誌では、クレジットカード以外にも、プリペイドカードやデビットカードでの取引もカウントしている。

世界的なクレカ取引件数は増加

2015年における世界の加盟店取引についても報告があり、同誌によると2015年に加盟店取引件数は2,770億8,000万件となり、前年と比べて約16.1%増加したとのことである。

取引件数上は、VISA、マスターが圧倒的

次に、国際カードブランド、決済種別における取引件数のシェアを、以下の表で見てみよう。

国際ブランド 決済種別 占有率
VISA デビットカード 35.5%
クレジットカード 20.02%
マスターカード クレジットカード 13.14%
デビットカード 13.13%
ユニオンペイ(銀聯) クレジットカード 6.79%
デビットカード 6%
アメリカン・エキスプレス クレジットカード 3.21%
JCB クレジットカード 1.23%
ダイナース/ディスカバリー クレジットカード 0.98%

シェアトップを獲得したのがVISAで、クレジットカードとデビットカードの合計は約55%と、全体の半数以上を占めている。VISAに次ぐのがマスターカードで、クレジットカードとデビットカードの合計シェアが約26%である。

VISAとマスターを合計すると、全体の4分の3を占めるのだから驚きだ。

クレジットカード以外の決済種別が増加

以下の表は各国際ブランドで、デビットカードの決済手段の利用割合を示している。

日本人にはあまりなじみのないデビットカードやプリペイドカードだが、以下のように、どの国際ブランドを見ても取引件数は増加している。

国際ブランド 2014年 2015年
VISA 63.71% 63.95%
マスターカード 47.66% 49.98%
ユニオンペイ(銀聯) 46% 46.9%

増加率トップはユニオンペイ(銀聯)

2014年と2015年を比較して、取引件数の増加率が最も高かった国際カードブランドは、ユニオンペイ(銀聯)である。取引件数の増加率は約47%、増加件数にすると92億8,000万件に及ぶ。

VISAの増加件数の131億6,000万件には及ばないが、マスターカードの増加件数である80億9,000万件を上回っており、ユニオンペイ(銀聯)の急成長がうかがえる。

まとめ

日本で使われるカードは、圧倒的にクレジットカードが多いというイメージがあるが、国際的にみると大多数がデビットカードやプリペイドカードを使っているのがわかる。

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