クレジットカード、ANAマイル、東京メトロポイントの3つのポイントが貯まるクレジットカードとして人気の高いソラチカカードの上位カードがこのソラチカゴールドカード(正式:ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD)である。
年会費が14,000円とゴールドカードクラス相応の年会費が発生するが、ANAマイルへの交換レートが優遇されており、東京メトロの乗車ポイントも最大4倍貯まりやすくなっている。
・新規入会&条件達成&カード利用額に応じて
最大30,000マイル相当プレゼント
申込期限:2023年6月30日まで
- ポイントをANAマイルへ効率的に移行できる
- 東京メトロの乗車ポイントが平日20ポイント、土祝日40ポイント貯まる
- 入会・継続ボーナスが2000マイル
- 搭乗マイルが+25%貯まる
- 10マイルコースが無料
- 年会費が14000円
- SFC(スーパーフライヤーズ)カードはない
ココがスゴイ:3つのポイントが貯まる
ソラチカゴールドカードはクレジットカード、ANAマイル、東京メトロポイントの3つのポイントが貯まる。それぞれのポイントは様々な用途で活用できるが、ソラチカカードはANAマイルへ集約することで最もパフォーマンスが出せるように設計されている。
ソラチカカード(一般カード)と比較しながら、ソラチカゴールドカードの魅力を確認していきたい。
クレジットカードのポイント
貯まるポイントはJCBのOki Dokiポイント。1000円の利用につき1 Oki Dokiポイントが貯まる。
1 Oki Dokiポイントは、通常であれば、5円相当で利用できるため、還元率は0.5%である。
【通常のポイントの貯まり方】
・1000円につき1 Oki Dokiポイント
・1 Oki Dokiポイント→5円相当
ここだけ見れば、還元率は低いが、ANAマイルに交換することで還元率を大幅に上げることができる。
ソラチカゴールドカードだけの特典として1 Oki Dokiポイントは10マイルへ無料で交換することができる。ソラチカカードの場合は5マイルへの移行が無料、10マイルへの移行が移行手数料5,500円(税込)となっていることを考えれば、移行手数料が無料で10マイルへ移行できるのはゴールドカードの大きな魅力といえそうだ。
ソラチカゴールドカード | ソラチカカード | |
---|---|---|
マイル自動移行コース | 1 okidokiポイントで10マイルコース 10マイル | 1 okidokiポイントで 5マイルコースの場合 5マイル 10マイルコースの場合 10マイル |
マイル移行手数料 | 10マイルコース 無料 | 10マイルコース 5,500円(税込) 年間 5マイルコース 無料 |
1マイルの価値は特典航空券への交換を想定すると、2円以上の価値はあると考えられるため、10マイルコースで考えれば実質的には1 Oki Dokiポイントは20円相当に還元できるということになる。
(1マイルの価値は諸説ありますが、当ブログでは2円以上あるのは間違いないと考えている。)
ANAマイル
このカードではANAマイルを貯めるのに二つの方法が存在している。
ANAマイルを直接貯める
ANAマイレージクラブの機能が搭載されている。飛行機の搭乗時にこのカードを見せることで、搭乗手続きやマイルを貯めることが可能。
ソラチカゴールドカードの機能としては、入会・継続ボーナスとして2,000マイルが付与される。
また、ANAの飛行機搭乗時、搭乗区間マイルから+25%が加算される。この二つの特典はゴールドカードの魅力の一つと言える。
貯まったマイルを特典航空券に交換することを前提とすると、およそ1マイルの価値は2円以上はある。
ソラチカゴールド | ソラチカカード | |
---|---|---|
入会・継続ボーナスマイル | 2,000マイル | 1,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | 基本区間マイルの25% | 基本区間マイルの10% |
マイル自動移行コース | 1 okidokiポイントで10マイルコース 10マイル | 1 okidokiポイントで 5マイルコースの場合 5マイル 10マイルコースの場合 10マイル |
マイル移行手数料 | 10マイルコース 無料 | 10マイルコース 5,500円(税込)/年間 5マイルコース 無料 |
飛行機に搭乗してANAマイルを貯める
搭載されたANAマイレージクラブとして、区間マイルの25%がボーナスマイルとして加算される。
例えば、東京-福岡間を移動する場合、567マイルが加算される。ソラチカゴールドカードを利用すると、ボーナスマイルとしてさらに142マイルが加算されることになる。
また、入会時とカードを毎年継続した際に2000マイルが入る。
東京メトロポイント
東京メトロポイントは、東京メトロの乗車などで貯まるポイント。入出場した運賃に東京メトロが含まれている場合に、ソラチカゴールドカードで通過するだけでポイントを貯めることができる。1乗車ごとにポイントが発生するため、往復で乗車する場合には、2回分ポイントを貯めることができる。(定期券区間は除外)
平日:20ポイント
土祝日:40ポイント
ソラチカカードの一般カードと比較すると以下のように、平日の乗車では4倍ものポイントが貯まる。事前にメトロポイントプラスに登録が必要なので、申込み後は忘れずに登録しよう。
カード種類 | ソラチカゴールド | ソラチカカード |
---|---|---|
乗車ポイント | 1乗車につき 平日 20ポイント 土休日 40ポイント | 1乗車につき 平日 5ポイント 土休日 15ポイント |
貯まったメトロポイントは10ポイント単位で、PASMOの10円分チャージすることができる。
メトロポイントの還元率は異常に高い。
例えば、渋谷⇔表参道間を移動すると168円の運賃がかかるが、平日で20ポイント、土祝日で40ポイントが付与される。
還元率に換算すると約24%!にもなる。
定期券区間以外で東京メトロでの移動が多い人には重宝する。
メトロポイントはANAマイルへ移行可能
ソラチカカードの一番の魅力となっているのが、メトロポイントをANAマイルへ移行できるところ。貯まったメトロポイントはANAマイルに90%の交換レートで交換することができる。
交換レート:100メトロポイント → 90ANAマイル
90%目減りしているのかと思ったあなた!少々お待ちを!
実はこの90%の移行レートは、様々なANAマイルの交換レートの中でもずば抜けて高い。
例えば、楽天ポイントをANAマイルへの交換レートは50%となっており、2ポイントを1マイルにしか交換することができない。
(これはANAマイルが1マイル2円相当という考えにも通ずるところがある。)
通常はこの様に還元レートは低いのが当たり前で、むしろ90%の移行レートは最高レベルの移行レートであり、ソラチカカードの大きな魅力と言える。
最後にポイントの移行を整理すると以下のようになる。
保険は最大1億円、空港ラウンジも利用可能
ソラチカゴールドカードは保険額も最高1億円と大幅にアップしている。
海外旅行保険 | <海外>最高1億円(自動付帯:5,000万円、利用付帯:5,000万円) <国内>最高5000万円 | <海外>最高1000万円 <国内>ー |
---|---|---|
国内旅行保険 | 最高5000万円 | 最高1000万円 |
ショッピング保険 | <海外>最高500万円 <国内>最高500万円 | <海外>最高100万円※自己負担額 1事故につき1万円 <国内>ー |
空港ラウンジ | あり | なし |
【国内・海外航空機遅延保険】
こちらはソラチカゴールドカードだけに付帯している。
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) | 2万円限度 |
---|---|
出航遅延費用等保険金(食事代) | 2万円限度 |
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等) | 2万円限度 |
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等) | 4万円限度 |
年会費分の価値はある?
最後に年会費14000円の価値があるかどうかを検証してみよう。
価値を考える要素は概ね以下の5点だろう。
1.移行手数料5000円が無料である。
2.入会・継続ボーナスが2000マイル入る→4000円相当
3.ANAの搭乗マイルが+25%
4.東京メトロの乗車ポイントが平日20ポイント、土祝日40ポイント
5.国内・海外旅行保険が充実
1と2で9000円分は含まれているため、残りの年会費は5000円と考えられる。
14000円-5000円-4000円=5000円
3のANAマイルの搭乗だけで元をとるなら、5000円(=2500マイル相当) ÷ 25% = 10,000マイル分の搭乗が必要になる。
東京-サンフランシスコ間が5,130マイルなので、ちょうど往復すれば、年会費の元が取れる計算だ。
4の東京メトロの乗車だけで元を取るなら、平日で250回乗車すれば元をとることができる。こちらはかなり厳しい数字ではある。あるいは思い切って定期券を購入せずにメトロポイントを狙うのもありなのかもしれない。
5の保険の価値をどのように感じるかは人それぞれではあるが、ソラチカカード(一般カード)と比べて海外旅行保険では5000万円以上増額された1億円が補償されることを考えれば、その魅力はあるかもしれない。
結論とすれば、東京メトロの乗車やANAの搭乗の利用が見込めるのであれば、ソラチカゴールドカードは大きな武器になるだろう。一方で、ここで紹介したほど利用がない方でANAマイルを貯めたい方であれば、ソラチカカード(一般カード)を申し込むのをおすすめする。
SFC(スーパーフライヤーズ)は搭載可能か?
スーパーフライヤーズカードの登録はできない。SFCを搭載したいのであれば、別のカードを申し込む必要がある。
スーパーフライヤーズメンバーになるほど飛行機の搭乗が多い方の場合は、ANAスーパーフライヤーズカードを申し込んだ方が良い。
スーパーフライヤーズカードとソラチカ一般カードの組み合わせもあり。
カード詳細情報
年会費 | 15,400円(税込) |
家族カード | 年会費2,200円(税込) |
還元率 | 0.5%〜1.0% |
ブランド | ![]() |
電子マネー | PASMO、ANA QUICPay+nanaco |
電子決済 | QUICPay、Apple Pay、Google Pay |
ETC | 無料 |
海外保険 | 最大1億円(自動付帯 + 利用付帯) |
国内保険 | – ※国内航空傷害保険は付帯。最大1,000万円 |
ポイント種類 | OkiDokiポイント、メトロポイント、ANAマイル |
(発行会社:株式会社ジェーシービー)
ANA To Me CARD PASMO JCB のサービス
To Me Cardのサービス
ソラチカカードは東京メトロが発行するカードTo Me Cardとしての側面も持ち合わせている。
そのため、To Me Cardが提供するさまざまなサービスを利用することができる。
たとえば、対象の店舗では、カードの提示だけでワンドリンクサービスや10%オフなどの割引を受けることができる。
東京メトロ沿線のサービスを利用する方にはおすすめしたい1枚である。
追加カード
ETCカード
年会費無料で発行可能。ETCの利用料金についてもポイントが付与されるので、高速道路を良く利用される方にも安心だろう。
QUICPay(クイックペイ)
電子マネーと同様につかえて、請求はクレジットカードで引き落とされる、後払い式の電子マネー。PASMOだと利用明細がチャージのみになるが、詳細な内訳がカード明細から分かるので、家計簿等で管理したい人には、便利なカード。全国のコンビニなどで使えます。
ANA QUICPay+nanaco
飛行機の形をした電子マネーも発行できる。
家族カード
年会費2,200円(税込)で発行される。
PiTaPa
近畿・東海地方を中心に採用されている、交通系電子マネー。