2021年9月21日より PayPay証券で投資信託を購入できるようになった。
取扱い銘柄は2種類で、購入時や換金時の手数料は無料に設定されている。
1,000円単位で購入できる仕組みになっており、投資初心者でもわかりやすい点が魅力だ。
本記事では、PayPay証券の投資信託について解説するので参考にしてほしい。
主な特徴
PayPay証券の取扱い銘柄は以下の通り。
- Oneグローバルバランス
- グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)「愛称:未来の世界 ESG」
Oneグローバルバランスでは、プロによる投資環境分析を駆使し、国内外の債券・株式に分散投資を行う。
値動きが異なる4種類を組み合わせることで、値下がり時のリスクを低減する狙いだ。
また「未来の世界 ESG」では、市場価格よりも理論価格が割安と判断される銘柄に厳選して投資する仕組み。
競争優位性や成長力、ESG(※)への取り組みを基準に企業が選定され、為替ヘッジはなしに設定されている。
※ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の略称
手数料
PayPay証券の手数料は以下の通り。
Oneグローバルバランス | 「未来の世界 ESG」 | |
購入時手数料 | なし | なし |
換金時手数料 | なし | なし |
信託財産管理費用 | なし | 0.3% |
運用管理費用(信託報酬) | 年率1.133%(税込) | 年率1.848%(税込) |
上記以外の売買委託手数料や監査費用、信託事務の諸費用などに関しては信託財産から支払われる。
運用状況によって料率・上限等が変動する仕組みだ。
投資信託の購入方法
PayPay証券で投資信託を購入する方法は以下の通り。
- PayPay証券アプリを開く
- 銘柄を選択する
- 金額を指定する
- 「買う」をタップする
- 完了
また、PayPay証券を利用するためには証券口座の開設が必要となる。
申込フォームで各種情報を入力し、本人確認書類をアップロードすればOK。
証券口座を開設した後は銀行窓口、ATM、ネット銀行から入金しよう。
約1~2時間後に入金内容が反映され、PayPay証券アプリのポートフォリオで確認できる。
1000円単位での購入が可能
PayPay証券の大きな特徴として1,000円単位での購入が挙げられる。
細かい金額を考える必要がなく、初心者でもわかりやすい資産運用が可能だ。
ただし、SBI証券の投資信託など100円単位からの取引ができるのもあるので、必ずしもお手軽とは言いがたい。
ただ、すでにPayPay証券アプリを利用している場合、面倒な手続きなしで投資信託を売買できる。
「投資信託はなんだか難しそう」「専門用語がいまいちわからない」という人におすすめのサービスだ。
信託報酬は高めの設定に注意
PayPay証券の信託報酬は、Oneグローバルバランスが年率1.133%(税込)、「未来の世界 ESG」が年率1.848%(税込)に設定されている。
Oneグローバルバランスが年率1.133%(税込)は他のインデックス投資と比較して高めの設定だ。
具体的には以下の通り。
- Oneグローバルバランス:年率1.133%
- 「未来の世界 ESG」:年率1.848%
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド:約0.1102%
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス:0.10%
- ニッセイ 外国株式インデックスファンド:0.10%
信託報酬が高いとだめというわけではないが、継続した分だけコストが膨らむのは事実。
ある程度投資に慣れてきた段階で、PayPay証券以外の投資先を検討するのもいいだろう。
最終更新日:2021/10/01