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PayPay資産運用でPayPayポイントを使って買い付けが可能に、ポイント現金化も

PayPayが提供する「PayPay資産運用」において、2023年4月8日からPayPayポイントを利用して有価証券の買付が可能になった。2022年8月のサービス提供開始以来、多くの方に利用されてきた「PayPay資産運用」に、PayPayポイントが加わることで、さらに身近な資産運用が可能になった。

今回の変更から、PayPayポイントとPayPayマネーを合算し、100円から1円単位で有価証券の買付ができるように。「つみたて機能」にもPayPayポイントが利用できる。

また、有価証券を売却するとPayPayマネーにチャージされ、お買い物などに利用できるため、さらにPayPayを活用したライフスタイルが実現する。

新規購入銘柄が追加

新たに17銘柄のETFと投資信託の提供を開始し、全26銘柄を「PayPay資産運用」で売買できるようになった。

ETFは17銘柄が追加

投資信託は9銘柄が追加

買い付けにPayPayマネーライトは使えない

PayPayには以下の残高種類があるが、PayPay資産運用に買い付けできるのは、PayPayマネーとPayPayポイントの2つのみとなっている。

PayPayには、チャージ方法によって以下の3つの残高の種類があり、それぞれに特徴や役割が異なる。

名称PayPayマネーPayPayマネーライトPayPayポイント
内容銀行口座/セブン銀行ATM/ローソン銀行ATM/ヤフオク!・PayPayフリマの売上金を利用してチャージした残高PayPayカード(旧ヤフーカード)/PayPayクレジット/ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを利用してチャージした残高特典やキャンペーン等の適用に伴い、PayPay残高に進呈された残高
本人確認必要不要不要
出金(払い出し)
自治体へ請求書払い(税金など)
請求書払い(税金以外)
送る・受け取る機能
有効期限無期限無期限無期限
保有上限100万円100万円なし

参考:PayPay残高とは

上記表のように、PayPayマネーが実質的に現金と同じ扱いで、最も使い道が広い。PayPay残高のなかでPayPayマネーのみ、指定の口座への出金も可能だ。出金手続きはPayPayアプリの「ウォレット」から行う。

PayPayマネーライトは、クレジットカードでチャージした残高を現金化できないような仕組みと考えると分かりやすい。現金に近い価値を持つが、出金や割り勘はできない。

また、本来はPayPayマネーになる残高であっても、本人確認前に銀行口座やセブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、ヤフオク!・PayPayフリマの売上金を利用してPayPay残高にチャージした残高もPayPayマネーライトとなる。

残高が消費される優先順位は、基本的にPayPayポイント→PayPayマネーライト→PayPayマネーの順となる。

なお、PayPayポイントは、アプリ上で以下のように使い方を設定することもできる。

  • 貯める:支払いやポイント運用に使わずに、まとめて使う時まで貯めておく
  • 運用する:支払いに使わずに、ポイント運用に自動で追加
  • 支払いに使う:支払いに自動で使われる

「支払いに使う」に設定すると、保有しているPayPayポイントがPayPay残高に反映される。

クレジットカードでチャージした残高はPayPayマネーライトとなるため、塞がれていると考えられる。

PayPay資産運用とPayPayポイント運用の違い

PayPay資産運用とポイント運用はどちらも資産運用で似ているサービス。違いを比較してみよう。

PayPay資産運用は、PayPay証券の口座を開設して、証券口座として取引できるため、基本的に売買は現金(またはPayPayマネー)相当で行う。

一方でPayPayポイント運用は、あくまでも擬似的な運用で、ポイントとして運用したものはポイントとして引き出す形となる。証券口座の開設は不要だ。

PayPay資産運用ではPayPayポイントの実質現金化が可能

PayPayポイントはこれまで、PayPayとして利用するのが基本で、現金として出金することは不可能だったが、今回のサービス変更で、現金として引き出すことが可能となった。

PayPay資産運用でPayPayポイントを使って投資信託を購入

売却(このタイミングで現金になる)

銀行引き出し(現金化)

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最終更新日:2023/05/07

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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