2020年12月22日、PayPayを利用できる業種の拡大が発表された。
教育、美容など幅広いサービスが対象となっており、宝くじ等の公営ギャンブルもラインナップ。利便性の大幅な向上が期待できる。
しかし、今回のニュースはシステム上利用可能になったという段階で、「公営ギャンブルで今すぐPayPayが利用できる」わけではない。
実際に利用できるかどうかは、今後の加盟店審査の結果を待つ必要がある。本記事では、そういった誤解しやすいポイントを解説している。
種類によって利用できる範囲が異なるPayPay残高のおさらいも行っているので、ぜひ参考にしてほしい。
目次
システム上、PayPayで利用可能な業種が拡大
今回、PayPayでシステム上利用可能な業種が拡大された。その業種のなかに宝くじと公営ギャンブルが含まれている。
対応する宝くじ、公営ギャンブルの種類
今回の業種拡大によりPayPayでシステム上利用可能となった宝くじ、公営ギャンブルは以下の通り。
- 宝くじ
- toto
- 競馬
- 競輪
- 競艇
- オートレース
メジャーな宝くじ、公営ギャンブルが対象となっており、実際に利用できるようになればPayPayの利用機会が増すだろう。
公営ギャンブル以外の対応業種
宝くじ、公営ギャンブル以外に、今回PayPayでシステム上利用可能となった業種についても以下に紹介しておく。
- 学習塾
- 家庭教師
- 語学教室
- 美容医療
- パソコン教室
- 結婚相手サービス
- エステ
いつから対応する?
本ニュースを知って、「宝くじにPayPayが使えるようになった!」と思った人も多いはずだ。
しかし、現時点(2020年12月)の情報によると、宝くじ、公営ギャンブル等の購入にPayPayを利用することはできない。
PayPayの広報室に確認したところ、今回のニュースは、あくまでもシステム上の問題がクリアされたにとどまっているとのこと。
公営ギャンブルなど、今回拡大された業種でPayPayが利用可能になるかどうかは、今後の加盟店審査次第ということだ。
以前 | 今後 |
---|---|
システム上の問題でPayPayを利用できない業種があった | 左記をクリアしてPayPayを利用可能な業種が増えた ※ただし、実際に利用できるかどうかは加盟店審査の結果次第 |
対応業種が拡大したイコール確実にPayPayが利用できるというわけではないので覚えておこう。
年末ジャンボ宝くじや有馬記念はPayPayで購入可能?
2020年12月時点の情報によると、年末ジャンボ宝くじや有馬記念をPayPayで購入することはできない。
しかし、審査に通過した公営ギャンブルに関してはPaypayでの購入が可能になる。審査に通過することを期待しながら続報を待ちたい。
ネットでの購入は可能?
PayPayには、実店舗以外にオンラインの加盟店もあり、オンラインショッピングに利用できる。
しかし、オンラインショッピングについても、公営ギャンブルの購入に関しては実装されていない。
公営ギャンブルに関しては、基本的にクレジットカードやネットバンキング、コンビニ決済等で券代を支払うようになっている。
例えば競輪(チャリ・LOTO)の場合、下記の決済方法に対応している。
- クレジットカード
- ネットバンキング決済
- コンビニ決済
- ATM決済(ペイジー)
ネット購入の詳細に関しては、公営ギャンブルの種類やサイトごとに異なる。興味のある方はチェックしておこう。
宝くじ購入ならこの方法がおすすめ
いずれPayPayで公営ギャンブルの購入ができるようになれば、その活用方法を考えたいところだが、現時点では今後の動きを待つしかない。
そこで、現時点で実際に利用できる決済方法のなかで、宝くじ購入におすすめの方法を紹介する。
クレジットカードで宝くじを購入するとお得
宝くじはクレジットカードで購入可能だ。クレジットカード決済は、宝くじ購入においても、お得かつ便利な方法となっている。
クレジットカードで宝くじを購入すると、ポイントの二重取りができる。また、当選結果の確認や当選金の受け取りがネット上で手続きできるので簡単だ。
詳細な情報を以下記事で紹介しているのでこちらも参考にしてほしい。
PayPay銀行でロト・ナンバーズの購入が可能
公営ギャンブルは、ネットバンキングでの支払いにも対応している。
PayPay銀行は、Zホールディングスと三井住友銀行のグループ会社であり、PayPayと相性の良いネットバンキングだ。
PayPay銀行では、ロト・ナンバーズの購入が可能。パソコン・スマホを使ってネット上で簡単に購入でき、当選金は口座に自動入金されるので手間がかからない。
PayPay銀行アプリを利用すれば、さらに便利な利用ができる。PayPay銀行の仕組みについては、以下の記事も参考にしてほしい。
PayPay残高の種類
公営ギャンブルでPayPayが利用可能になったときに備えて、PayPay残高の種類についておさらいしておこう。
PayPayは、チャージ方法によって残高の種類と利用できる範囲が異なる。具体的には下記の通り。
残高の種類 | チャージ方法 | 出金 | 送金 | わりかん機能 | 有効期限 |
---|---|---|---|---|---|
PayPayマネー | 銀行口座 ヤフオク!・PayPayフリマ売上金 セブン銀行ATM ローソン銀行ATM | 〇 | 〇 | 〇 | なし |
PayPayマネーライト | 銀行口座 ヤフオク!・PayPayフリマ売上金 セブン銀行ATM ローソン銀行ATM PayPayカード (旧ヤフーカード) ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い | – | 〇 | 〇 | なし |
PayPayポイント | – ※特典・キャンペーンによる付与 | – | – | – | なし |
PayPayボーナスライト | – ※特典・キャンペーンによる付与 | – | – | – | 付与日から60日間 |
特典やキャンペーンにより付与されるPayPayポイントとPayPayボーナスライトは、支払いにのみ使える。
またチャージ方法によってそれぞれ上限金額が異なるのでその点も注意しよう。
チャージ手順・方法
念のためPayPay残高へのチャージ手順と方法を解説しておく。
チャージの手順は以下の通り。条件がそろえば最短10秒でチャージできる仕組みだ。
- PayPayアプリの「チャージ」をタップ
- チャージ方法を選択
- チャージ金額を入力
- 完了
PayPayにチャージできる方法は以下の通り。
- 銀行口座
- PayPayカード(旧Yahoo!JAPANカード含む)
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
- 現金(セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM利用)
- ヤフオク!・PayPayフリマの売上金
- PayPayクレジット
銀行口座はPayPay銀行がおすすめ。また、PayPay残高にチャージできるクレジットカードはPayPayカード(旧Yahoo!JAPANカード含む)のみとなっている。
PayPayクレジットは、ひと月分の利用代金をクレジットカードのように翌月にまとめて支払うことのできるサービスだ。
PayPayの仕組みについて詳しくは以下の記事も参考にしてほしい。
最終更新日:2023/02/17