JALは、JAL国際線特典航空券を通常より少ないマイル数で申し込める「海外特典航空券タイムセール」を実施している。予約日は2026年10月8日から10月31日までで、グアム、台北、ヨーロッパ4都市、北米8都市の路線が対象となる。
10月31日までの予約でJAL国際線特典航空券の必要マイル数が減る
今回のタイムセールは、期間中に対象の海外特典航空券(JAL国際線特典航空券)を予約すると、通常より少ないマイル数で申し込めるというものだ。対象はJMB(JALマイレージバンク)の全地区会員で、JL便名のJAL運航便に限られる。
予約はJAL Webサイト、JALアプリ、電話のいずれかで行う。対象の便・クラスであれば、申し込み時にディスカウント後の必要マイル数がそのまま表示される仕組みになっている。
キャンペーン登録や申し出は不要
キャンペーンへの登録や、予約時に利用を申し出るといった特別な手続きは求められていない。普段どおりに特典航空券を検索し、表示されたマイル数がディスカウント後の数値になっていれば、そのまま適用される。登録を忘れて対象外になる心配がない点は、利用する側にとって扱いやすい。
搭乗期間は路線ごとに異なる
予約日は全路線共通で2026年10月8日(木)から10月31日(土)までだが、搭乗日の範囲は路線によって大きく違う。特に台北線は搭乗日も10月31日までと短く、ヨーロッパ線は11月1日搭乗分からが対象になるため、10月中の出発には使えない。
| 路線 | 対象の搭乗日 |
| グアム線 | 2026年10月9日(金)〜2027年1月31日(日) |
| 対象の台北線 | 2026年10月9日(金)〜10月31日(土) |
| 対象のヨーロッパ線 | 2026年11月1日(日)〜2027年2月28日(日) |
| 対象の北米線 | 2026年10月9日(金)〜2027年2月28日(日) |
路線・クラス別のディスカウント後必要マイル数
以下に掲載する必要マイル数はすべて片道分である。往復で利用する場合は、行きと帰りの両方が対象の便・クラスであれば、単純計算で2倍のマイルが必要になる。なお、搭乗日や便によっては、対象の路線・クラスの運航がない場合がある。
グアム線はエコノミークラス片道7,000マイル
グアム線はエコノミークラスとビジネスクラスの両方が対象だ。エコノミークラスなら往復で14,000マイル、ビジネスクラスなら往復で32,200マイルという計算になる。搭乗期間が2027年1月31日までと長めに設定されている。
| 路線 | エコノミークラス | ビジネスクラス |
| グアム | 7,000マイル | 16,100マイル |
台北線は成田・関西・中部発着便が片道6,300マイル
台北線は、東京(成田)便、大阪(関西)便、名古屋(中部)便が対象で、東京(羽田)便は対象外となっている。エコノミークラスは今回の対象路線のなかで最も少ない片道6,300マイルで、往復なら12,600マイルだ。プレミアムエコノミークラスは設定がなく、一部にクラス設定のない路線・便もある。
| 路線 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス |
| 台北-東京(成田)便・大阪(関西)便・名古屋(中部)便 | 6,300マイル | クラス設定なし | 16,800マイル |
ヨーロッパ線は3クラスが対象、ロンドン線ビジネスクラスは除外
ヨーロッパはロンドン、パリ、フランクフルト、ヘルシンキの4都市が対象で、エコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスの3クラスにディスカウントが設定されている。ただしロンドン線のビジネスクラスだけは対象外だ。
必要マイル数は都市によって2段階に分かれており、ヘルシンキとフランクフルトのほうがロンドン、パリよりも少ない。エコノミークラスで往復する場合、ヘルシンキとフランクフルトは32,200マイル、ロンドンとパリは37,800マイルとなる。
| 路線 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス |
| ロンドン | 18,900マイル | 28,000マイル | ディスカウント対象外 |
| パリ | 18,900マイル | 28,000マイル | 39,900マイル |
| ヘルシンキ | 16,100マイル | 26,600マイル | 38,500マイル |
| フランクフルト | 16,100マイル | 26,600マイル | 38,500マイル |
北米線はエコノミークラスのみ、8都市が片道18,900マイル
北米はニューヨーク、シカゴ、ダラス、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴ、シアトル、バンクーバーの8都市が対象で、必要マイル数は一律で片道18,900マイル、往復なら37,800マイルだ。対象はエコノミークラスに限られ、プレミアムエコノミークラスとビジネスクラスは対象外となる。また、ボストン線はディスカウントの対象に含まれていない。
| 路線 | エコノミークラス |
| ニューヨーク | 18,900マイル |
| ボストン | ディスカウント対象外 |
| シカゴ | 18,900マイル |
| ダラス | 18,900マイル |
| サンフランシスコ | 18,900マイル |
| ロサンゼルス | 18,900マイル |
| サンディエゴ | 18,900マイル |
| シアトル | 18,900マイル |
| バンクーバー | 18,900マイル |
特典航空券PLUSの利用時は対象外、空席状況で適用が決まる
このタイムセールで最も注意したいのは、対象の路線・クラスであっても必ずディスカウントが適用されるわけではない点だ。適用されるのは、JAL国際線特典航空券の基本マイル数で申し込める空席がある場合に限られる。基本マイル数で予約できる空席がない搭乗日・便、つまり特典航空券PLUSを利用することになる場合は、キャンペーンの対象外となる。
そのため、希望する日程で対象になるかどうかは、実際に検索して表示されるマイル数を見るまでわからない。日程に幅を持たせられる人ほど、ディスカウント後のマイル数が表示される便を見つけやすいと考えられる。
対象外になる条件の整理
路線やクラスによる除外条件は次のとおりだ。申し込み前に、自分の希望する区間が当てはまっていないかを照らし合わせておきたい。
- 特典航空券PLUSの利用時(基本マイル数で予約できる空席がない搭乗日・便)
- 台北線の東京(羽田)便
- ロンドン線のビジネスクラス
- 北米線のプレミアムエコノミークラス、ビジネスクラス
- ボストン線
- 路線ごとに定められた搭乗期間から外れる日程
予約の申し込み期限や特典航空券を利用する際の注意事項は、タイムセールとは別に、JAL国際線特典航空券の案内で定められている。マイルを特典に交換する際の注意・案内もあわせて示されているため、申し込みの際はそちらの条件にも従うことになる。
手持ちのマイルで行ける範囲が広がる人、恩恵が小さい人
今回のタイムセールは、JALカードの利用などでマイルを貯めてきたものの、海外の特典航空券に届くほどではなかったという人にとって、使い道を検討しやすい内容といえる。台北やグアムであれば、エコノミークラスの往復が12,600マイル、14,000マイルで収まるため、まとまったマイルを持っていない人でも選択肢に入りやすい。
一方で、往復の必要マイル数は片道の2倍になるうえ、同行者がいれば人数分のマイルが必要になる。北米やヨーロッパへ2人でエコノミークラス往復する場合は、ロンドン、パリ、北米各都市で75,600マイルが目安となるため、手持ちのマイル残高と人数を先に計算しておくとよいだろう。
また、台北線は搭乗日が10月31日までと予約期間とほぼ重なっており、すぐに出発できる人でなければ使いにくい。羽田発着で台北へ行きたい人、ボストンへ行きたい人、北米線の上位クラスを狙っていた人は、今回のディスカウントの恩恵を受けられない。年末年始を含む時期まで搭乗期間が設定されているグアム線、北米線、ヨーロッパ線についても、基本マイル数の空席がなければ対象にならないため、予定が固まっている人は早めに空席を検索しておくのが現実的だ。















