PayPayが2026年9月15日、自治体と連携した11月以降の還元キャンペーンの内容を公表した。対象は岩手県野田村・群馬県大泉町・大阪府枚方市・秋田県潟上市・愛知県豊田市の5市町村で、還元率は最大20%に達する。
3自治体は登録不要で最大20%還元、対象店舗の支払いに自動適用
岩手県野田村・群馬県大泉町・大阪府枚方市の3団体では、対象店舗でPayPayを使って支払うだけで還元が受けられる。事前のエントリーやクーポン取得は不要で、対象エリアに住んでいる人だけでなく、旅行や出張で訪れた人も同じ条件で還元の対象になる。
野田村と大泉町はいずれも過去に実施済みで今回が第4弾、枚方市は第2弾にあたる。実施期間はいずれも2026年11月1日から11月30日までの1カ月間である。
野田村・大泉町は還元率最大20%
岩手県野田村の「行こう!買おう!野田村で最大20%が戻ってくるキャンペーン」は還元率が最大20%で、付与上限は1回あたり2,000ポイント、期間を通じて5,000ポイントとなっている。群馬県大泉町の「大泉町のお店を応援!PayPayで最大20%戻ってくるキャンペーン」も還元率は最大20%だが、期間の付与上限は4,000ポイントと野田村より低い。

枚方市は還元率最大15%、1回の上限が低め
大阪府枚方市の「枚方市 PayPayで最大15%戻ってくるキャンペーン」は還元率が最大15%で、3団体のなかではやや控えめだ。付与上限は1回あたり500ポイント、期間を通じて3,000ポイントとなっており、1回の上限が低いため一度に高額を支払っても付与額は増えにくい。小分けに使うほど上限まで到達しやすい設計といえる。
潟上市と豊田市はクーポンの事前取得が必要
秋田県潟上市と愛知県豊田市の2市は、PayPayアプリの「クーポン」ミニアプリから対象クーポンを事前に取得したうえで支払う方式をとる。クーポンを取得しないと還元されないため、この2市では買い物の前にアプリでの操作が必要になる。いずれも同じ店舗で使えるクーポンを2枚以上取得した場合は、付与額が高いクーポン1つだけが適用される。
潟上市は商工会の還元事業として11月に実施
秋田県潟上市の「潟上市商工会キャッシュレス還元事業クーポン」は、期間が2026年11月1日から11月30日まで、還元率は最大20%となる。付与上限は1回あたり1,000ポイント、期間を通じて2,000ポイントである。
豊田市は駅前コモ・スクエアが対象、12月31日まで
愛知県豊田市の「コモ・スクエア(豊田市駅前)で使えるお得なクーポン」は、豊田市駅前の商業施設コモ・スクエア内の店舗(一部対象外)が対象となる。期間は2026年11月1日から12月31日までと5市町村のなかで最も長く、還元率は最大20%だ。付与上限は1回あたり20,000ポイント、期間を通じて200,000ポイントと桁違いに大きく、施設内でまとまった買い物をする人向けの内容になっている。

5市町村のキャンペーン内容
各キャンペーンの還元率と付与上限を一覧にまとめる。
| 自治体 | 期間 | 還元率 | 1回上限 | 期間上限 | クーポン取得 |
| 岩手県野田村 | 11/1〜11/30 | 最大20% | 2,000P | 5,000P | 不要 |
| 群馬県大泉町 | 11/1〜11/30 | 最大20% | 2,000P | 4,000P | 不要 |
| 大阪府枚方市 | 11/1〜11/30 | 最大15% | 500P | 3,000P | 不要 |
| 秋田県潟上市 | 11/1〜11/30 | 最大20% | 1,000P | 2,000P | 必要 |
| 愛知県豊田市 | 11/1〜12/31 | 最大20% | 20,000P | 200,000P | 必要 |
還元上限から逆算する使い方の目安
還元率と期間の付与上限がわかれば、どこまで支払うと上限に達するかを逆算できる。上限を超えた分の支払いには還元が付かないため、上限に対して使い切る量を意識すると無駄なく受け取れる。
- 野田村(20%・期間上限5,000P): 合計25,000円の支払いで上限に到達する
- 大泉町(20%・期間上限4,000P): 合計20,000円の支払いで上限に到達する
- 枚方市(15%・期間上限3,000P): 合計20,000円の支払いで上限に到達する
- 潟上市(20%・期間上限2,000P): 合計10,000円の支払いで上限に到達する
- 豊田市(20%・期間上限200,000P): 合計100万円の支払いまで対象となる
1回あたりの上限にも注意したい。枚方市は1回500ポイントが上限のため、20%換算で1回あたり約3,333円を超える支払いをしても付与は増えにくい。上限が小さい自治体では、1回の会計を大きくするより複数回に分けて使うほうが上限まで受け取りやすい。
PayPayクレジット以外のカード払いは対象外
還元の対象になる支払い方法は、PayPay残高・PayPayクレジット・PayPayカード(PayPayクレジット)に限られる。PayPayに登録した他社のクレジットカードでの支払いは対象外で、PayPayクレジット機能を使わないPayPayカードや他社カード利用券も付与の対象にならない。
PayPay商品券とPayPay残高・PayPayクレジットを併用した場合は、残高とクレジットで支払った分のみが付与の対象となる。カード払いでポイントを狙う場合は、支払い手段がPayPayクレジットになっているかを事前に確認しておきたい。
早期終了や併用時の適用ルールに注意
各キャンペーンは予算に達すると早期に終了することがあり、自治体との協議によって中止・延期・変更となる可能性もある。期間の終盤を待つと想定より早く終わっているおそれがあるため、対象地域を訪れる予定があるなら早めに使うほうが確実だ。
付与されるPayPayポイントは1ポイント1円相当として支払いに使えるが、出金と譲渡はできない。また、今回のキャンペーンとPayPayの利用特典、同時開催の他の総付キャンペーンが重なる場合は、付与額が最大となるもの1つだけが適用され、原則として重複しては付与されない。
PayPayは2020年7月に「あなたのまちを応援プロジェクト」として自治体連携を始めて以降、約500自治体、延べ1,100を超えるキャンペーンを実施してきた。今回の5市町村もその流れに続くもので、対象地域の生活圏や旅行先が重なる人にとっては、11月の買い物をPayPayに寄せるだけで還元を受けられる機会になる。














