2021年4月16日から、三井住友信託銀行とダイナースクラブの連携が強化された。
投資信託の対象商品に申し込むことで、リワードポイントを現金としてキャッシュバックさせることができる。
本記事では詳細を解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。
キャッシュバックの仕組み
キャッシュバックの内容は非常にシンプル。ダイナースクラブ会員が三井住友信託銀行の対象商品を申し込んだ際、リワードポイントがキャッシュバックされる。
交換レートは10,000ポイント=6,000円分に設定されており、後日口座に振り込まれる仕組みだ。
対象商品は以下の通り。
- 投資信託
- 投資一任運用商品(ラップ口座)
- 外貨預金
- 人生100年応援信託<100年パスポート>
- おひとりさま信託(生命保険型は対象外)
三井住友信託銀行とダイナースクラブのポイント連携サービスは2020年12月に開始された。
サービス開始時点では「人生100年応援信託<100年パスポート>」と「おひとりさま信託」のみだったが、今回、「投資信託」「投資一任運用商品(ラップ口座)」「外貨預金」が追加された。
対象取引は新規申込と追加入金で、申し込んだ商品の入金額がキャッシュバック上限となる。
投資信託を買うのはお得?
本サービスの交換レートは10,000ポイント=6,000円なので、他のポイント投資と比較してもレートが高い。
しかし、三井住友信託銀行の口座を開設する必要があり、時間や労力といったコストが発生する。
口座開設の手間が面倒でない、リワードポイントを投資に活用したいという方におすすめだ。
また、資産形成としてのポイント運用は普及していくことが予想される。
すでに三井住友信託銀行の口座を開設している、ダイナースクラブ会員であるという人は、積極的にチャレンジしてみるといいだろう。
ダイナースクラブのポイントプログラム
ここでは、ダイナースクラブのポイントプログラムを改めて確認しておく。
押さえておきたい内容は以下の通り。
- ポイント還元率:1.0%(100円利用につき1ポイント還元)
- ポイント有効期限:なし
- ポイント交換先:カード利用代金への充当、他社ポイントへの移行、マイルと交換、ギフトと交換
それぞれ詳細を解説する。
ポイント還元率は1.0%
リワードプログラムのポイント還元率は1.0%。100円のカード利用につき1ポイント貯まる仕組みだ。
例えば19,440円のカード利用だと194ポイント、10,260円なら102ポイント還元される。
また、ポイントの有効期限は存在しない。カードユーザーの好きなタイミングで活用できる。
ポイント交換先はさまざま
リワードプログラムでは様々なポイントの使い道を用意している。
掃除機やお米、旅行券といったギフト商品をはじめ、他社ポイントへの移行も可能。具体的な移行先は以下の通り。
- Tポイント
- ANAスカイコイン
- 楽天ポイント
- スターバックス
カード利用代金への充当にも対応している。また、「ダイナースグローバル マイレージ」を活用すれば、以下の航空会社のマイルに交換することが可能。
- ANAマイル
- スカイマイル
- マイレージプラス
- スカイパス
- ミッレミリア
リワードポイントの使い道は幅広く、有効期限がないためポイント失効の心配もない。
ダイナースクラブカード
最後にダイナースクラブカードについておさらいをしておこう。押さえておきたい点は以下の通り。
- 年会費:24,200円(税込)
- 海外旅行傷害保険:最高1億円(自動付帯+利用付帯)
- 数多くの空港ラウンジを無料で利用可能
- グルメ関連サービスが充実
世界中の空港ラウンジを1,000か所以上も無料で利用でき、海外旅行傷害保険は自動付帯と利用付帯を合わせて最高1億円。
対象レストランのコース料理が1人分無料になる「エグゼクティブ ダイニング」や、人気店を予約しやすくなるなど、グルメ関連のサービスも充実している。
旅行好きや外食好きの方にぴったりの1枚だ。
最終更新日:2021/05/07