ダイナースクラブがタッチ決済に対応、表面ナンバーレスカードに、サービスも拡充

2020年12月、ダイナースクラブカードは日本でのクレジットカード発行から60周年を迎える。

この節目に、デザインを刷新したカードが2020年12月1日から発行される。それに伴い、新サービスの提供もスタートする。

新たなカードは、セキュリティ性や支払いスピードの向上など、ニューノーマル時代にぴったりな1枚へとアップグレードされた。

本記事では、新ダイナースクラブカードの抑えておきたい特徴を解説。ぜひ参考にしてほしい。

新カードデザイン

新しいダイナースクラブのデザインは次の通り。

通常のダイナースクラブカードは銀色、招待制のプレミアムカードは黒色の券面。

いずれも表面のエンボス（凹凸の印字）をなくし、カード番号や有効期限等を裏面に集約したナンバーレスのデザイン。裏面にはダイナースクラブ独自の偽造防止ホログラムも搭載されている。

これにより、クレジットカード不正利用のリスクを軽減できる。安心してクレジットカードを利用したい方にぴったりだ。

また、両カードとも従来のグローブ（地球儀）がモチーフである点は変わらないが、上質で光沢感のあるスタイリッシュなデザインに仕上がっている。

コンタクトレス決済（タッチ決済）に対応

ダイナースクラブの新カードは、コンタクトレス決済（タッチ決済）に対応している。

コンタクトレス決済では、カード利用時にサインや暗証番号の入力が必要なく、専用端末にタッチするだけで支払いが完了。

従来のカード利用と比較して、スピード感のある決済が実現する。

また他人が触れた端末等との接触機会も削減。新型コロナウイルスの影響を受ける社会において衛生面にも配慮できる、新しい形のキャッシュレス決済だ。

対応店舗

ダイナースクラブのタッチ決済が利用できる店舗は、ダイナースクラブ加盟店で、かつタッチ決済に対応する端末がある店舗だ。対応店舗には次のようなマークが掲示されている。

代表的な店舗としては、次のような店舗が対応している。

• セブンイレブン
• イトーヨーカドー
• 表参道ヒルズ
• ペニンシュラ東京
• 東京無線（タクシー）　など順次拡大予定

ただし、一定金額を超える買い物では、タッチ決済を利用できない可能性があるので注意しよう。

サービスも拡充

新ダイナースクラブカードではサービス面も拡充される。その一例を紹介する。

• ダイナースクラブ厳選ホテルや旅館優待
• 会員限定の特別ツアー
• プリンスゴルフリゾーツの優待　など

厳選ホテルや旅館での優待では、部屋のランクをアップグレードしたり、朝食がついたりする。非常に魅力的なサービスだ。

会員限定の特別ツアーは、年に3～4回に開催予定で、JR東日本のクルーズトレインを貸切るなど、最上級の内容となっている。

この他にも、ダイナースクラブならではの厳選された優待が用意されている。

三井住友信託銀行と連携

2020年12月16日より、ダイナースクラブ×三井住友信託銀行のポイントサービスがスタート予定だ。

同銀行が提供する「人生100年応援信託〈100年パスポート〉」、「おひとりさま信託」を契約した際、リワードポイントをキャッシュバックとして利用できる仕組みだ。

詳細はダイナースクラブ公式サイトで12月16日に発表される。

初年度年会費無料キャンペーンも

ダイナースクラブでは60周年を記念して、次のような初年度年会費無料キャンペーンを開催中。

ダイナースクラブカードの通常年会費は24,200円（税込）なので、実質24,200円引きとなるお得なキャンペーン内容だ。

ただ、下記に該当する人はキャンペーンの対象外となるので要注意。

• 入会後、切り替えなどカードの種類を変更
• すでにダイナースクラブカードを所持している
• 過去にダイナースクラブカードを所持していた

あくまでもダイナースクラブに新規入会する人がキャンペーンの対象となっている。また次年度以降は、通常通り年会費が発生する点も覚えておこう。

ダイナースクラブ公式サイトはこちら

最終更新日：2021/01/20