2019年10月1日(火)より、「ローソンPontaプラス」のポイント還元率を決定する「スペシャルステージプログラム」が休止に伴い、2.0%~4.0%だったポイント還元率が一律4.0%になることが決定。
普段ローソンを利用している人にとっては使いやすくなる結果となり、ローソンPontaプラスを発行するメリットが大幅に上昇した。
「ローソンPontaプラス」カードとは
ローソンをはじめ、ローソンストア100、ナチュラルローソンでの買い物がお得になるクレジットカード。
- 年会費:無料
- 国際ブランド:Mastercard
- ポイント還元率:4.0%(税別100円の利用で4ポイント)
- 新規入会特典:最大7,000円相当のポイント獲得
2019年9月30日まで「スペシャルステージプログラム」が採用されており、毎月のローソンでの利用金額でポイント還元率(2.0%~4.0%)が決定するシステム。
しかし2019年10月1日(火)からは、ローソン系列などで利用すると一律4.0%という高還元率になっている。
例)ローソンPaontaプラスで3,000円利用すると、3,000円×4.0%=120ポイント獲得
まとめると、「今まではローソンを利用した分だけお得になるシステム」だったポイント還元が、「ローソンPontaプラスさえあれば誰でもお得になるシステム」に変更されたということになる。
実質ポイント還元率4.0%のカードを年会費無料で発行できるということなので、非常にお得な内容になっている。
「セブンカード・プラス」や「ファミマTカード」との比較
「ローソンPontaプラス」以外にもコンビニ系クレジットカードは存在し、代表的なのは「セブンカード・プラス」や「ファミマTカード」。
どれが一番お得なのか気になる人も多いはずなので、それぞれポイント還元率に焦点を当てて比較したい。
「セブンカード・プラス」の場合
セブンイレブンのクレジットカードである「セブンカード・プラス」だが、ポイント還元率は系列店の場合1.0%に設定されている。
- 系列店でのカード払い:200円(税込)の利用で2ポイント
- 現金払い:200円(税込)の利用で1ポイント
- 加盟店でのカード払い:200円(税込)の利用で1ポイント
また上記のように、現金払いを選択すると0.5%までポイント還元率が下がってしまう。
ポイント還元率という観点では、「ローソンPontaプラス」に軍配が上がる。
「ファミマTカード」の場合
ファミリーマートのクレジットカードである「ファミマTカード」は、ポイント還元率は支払方法を問わず0.5%。
「ファミランク」と呼ばれるステージプログラムで最大3.0%まで上昇するが、2019年7月31日で終了予定だ。
代わりにスマホ決済アプリ「ファミペイ(FamiPay)」とファミマTカードでポイントの3重取が可能になったが最大でも1.5%。
- ファミマTカードでファミペイにチャージ:0.5%
- 会計時にファミマTカードを提示:0.5%
- ファミペイのポイント還元率:0.5%
やはり4.0%には遠く及ばず、ポイント還元率は「ローソンPontaプラス」の方が優れている。
スマホQR決済アプリに代わる還元率の高さ
ポイント還元率では他者コンビニ系クレジットカードを圧倒する「ローソンPontaプラス」だが、「7Pay」や「ファミペイ(FamiPay)」といった独自のスマホQR決済アプリが存在しない。
スマホQR決済アプリは定期的に大幅還元キャンペーンを開催しており、今後もその流れは拡大していく。
つまりローソンPontaプラスは、そのような還元キャンペーン分を補うために、通常のポイント還元率を4.0%に設定したと推測できる。
ただ、デメリットとして4%還元が受けられるのはローソンのみと使い勝手は良いとは言えない。
今後、さまざまなキャンペーンが打ち出されることに期待したい。
最終更新日:2020/02/06