セブン-イレブンでは、公式アプリ「セブン-イレブンアプリ」を提供している。このアプリでは、会員コードを提示してセブンマイルを貯めたり、nanacoカードを登録したり、クーポンを利用したりできる。
セブン-イレブンアプリには当初決済機能がなかったが、機能のアップデートにより、セブン-イレブンでの支払いの際にアプリ上で「PayPay」を利用できるようになった。
本記事では、セブン-イレブンアプリでPayPayを使う方法について解説する。
目次
セブン-イレブンアプリ×PayPayの利用方法
各アプリでの登録・連携が必要
セブン-イレブンアプリでPayPayを利用するには、まず、それぞれのアプリをインストールして登録を行う必要がある。セブン-イレブンアプリでは、7iDに登録することになる。
登録ができたら、セブン-イレブンアプリホーム画面上部「PayPayへのログイン」から、電話番号・パスワードを入力してPayPayにログインする。ここで規約を確認・同意すると連携が完了する。
セブン-イレブンアプリ「PayPayアイコン」から支払い
セブン-イレブンアプリにPayPayを連携すると、ホーム画面上部にPayPay残高が表示され、ホーム画面下部にPayPayアイコンの支払いボタンが表示される。
このアイコンをタップすると、PayPayのバーコード・QRコードが表示されるので、スキャンすれば支払い完了だ。なお、セブン-イレブンアプリのPayPayは、セブン-イレブン店舗でしか利用できない。
支払い以外にセブン-イレブンアプリでできること
セブン-イレブンアプリとPayPayを連携することで、PayPayのPayPay残高チャージや取引履歴・アカウント情報の確認も、セブン-イレブンアプリ上でできるようになる。
なお、残高チャージの方法は、セブン銀行ATMまたはすでにPayPayアプリで登録している方法。チャージ方法の変更は、基本的にPayPayアプリから行う。セブン銀行ATMからのチャージについては、セブン-イレブンアプリでも手続きが可能。
セブン‐イレブンアプリの機能
「セブン‐イレブンアプリ」では、PayPayの機能の他に、以下の機能を利用できる
- 7iD会員コードの表示
- セブンマイルプログラム
- クーポンの獲得・利用
- キャンペーンの確認・参加
- nanacoカード機能
- 店舗ごとの商品の在庫状況確認</li>
ポイントの二重取りが可能なセブンマイル
セブン&アイグループでは、店舗での買い物や食事の際に、グループの各種アプリの会員コードを提示すると200円(税抜)につき1マイルが貯まる、「セブンマイルプログラム」というポイントプログラムを運営している。
セブンマイルは特典との交換やnanacoポイントとの等価交換が可能。セブン-イレブンアプリもセブンマイルプログラムの対象となっている。なお、セブン-イレブンアプリの会員コードは、PayPayの支払い時のコードと共通だ。
セブンマイルの他に、PayPayではPayPayカードまたはPayPay残高を支払い元に設定した決済で、0.5%~1.5%のPayPayポイント還元がある。これはセブン-イレブンアプリのPayPayでも同様だ。
つまり、セブン-イレブンアプリでPayPayを利用するとポイントの二重取りが可能で、合計で1.0%~2.0%の還元率となる。
セブン-イレブンアプリを使ったほうがお得
セブン-イレブンでは、セブン-イレブンアプリのPayPayではなく普通のPayPayも利用できる。しかし、ポイントの二重取りにより高還元率になることを考えると、セブン-イレブンアプリのPayPayのほうがお得。
セブン-イレブンアプリでは、クーポンやキャンペーン情報も配信されるので、セブン-イレブンでの買い物がお得になりやすい。
7Payのリカバリー策となるか?
セブン-イレブンのスマホ決済と聞くと、2019年7月に「7Pay」というサービスがリリースされたことがある。しかし、セキュリティ対策の不備を突いた不正チャージや不正利用が相次ぎ、サービス提供開始から3ヶ月で終了してしまった。
「セブン‐イレブンアプリ」へのPayPay導入では、決済機能に関して新たに開発したシステムではなくPayPayを利用しており、PayPayでは次のような不正利用防止策を講じている。
- 本人認証サービス(3Dセキュア)と利用上限設定
- 異なる端末からのアクセス時にはSMSで本人確認通知
- 登録口座・クレジットカード情報の暗号化、加盟店への非開示
- 専任スタッフの常時監視
セブン-イレブンとしても、7Payと同様の失敗をしないために、セキュリティ対策を重視していると考えられる。
最終更新日:2022/09/09