オリコのデジタル分割払い「ワケタラ」が、2026年10月29日からGalaxyスマートフォンの「Samsung Wallet」で使えるようになる。これまでは専用のワケタラアプリでしか店頭決済ができなかったが、対応はQRコード読み取り方式のみで、使える端末にも条件がある。
10月29日からSamsung Walletでワケタラが使える
株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)は、サムスン電子ジャパン株式会社が提供するデジタルウォレット「Samsung Wallet」で、デジタル分割払い「ワケタラ」の対応を2026年10月29日から始めると発表した。Samsung Walletにワケタラを登録しておけば、ワケタラ加盟店の店頭でSamsung Walletから支払いができるようになる。
ワケタラは利用可能枠の中で何度でも分割できるサービス
ワケタラは、申し込みと審査を済ませると、利用可能枠の範囲内で「すぐに・いつでも・何度でも」分割払いができるオリコのデジタル分割サービスだ。買い物のたびにローンを申し込むのではなく、あらかじめ審査を通った枠の中で繰り返し分割払いを使える点が特徴といえる。
なお、利用可能枠の金額や分割回数の選択肢、加盟店の数といった具体的な条件は、今回のプレスリリースには記載されていない。
ワケタラアプリに切り替えずに支払えるようになる
これまでワケタラを店頭で使うには、オリコが提供する専用のワケタラアプリを起動する必要があった。今回の対応で、Samsung Walletを普段から使っているGalaxyユーザーは、ワケタラアプリに切り替えなくてもSamsung Walletからワケタラで支払えるようになる。
Samsung Walletは、クレジットカードやQR・バーコード決済、ポイントカードなどをまとめて管理できるサムスン独自のデジタルウォレットで、画面をスワイプアップするだけで起動できる。レジ前でアプリを探して開く手間が省けるため、クレジットカードやポイントカードをSamsung Walletにまとめている人にとっては、支払い手段の1つとしてワケタラを並べておけるのが今回の変化の中身だ。
一方で、ワケタラそのものの仕組みや審査が変わるわけではない。ワケタラを使ったことがない人にとっては、Samsung Walletに対応したからといってすぐに使えるわけではなく、まずワケタラへの申し込みが必要になる。
Samsung Walletでワケタラを使うための条件
Samsung Walletでワケタラを使うには、端末と事前準備の両面で条件がある。プレスリリースに記載された主な条件は次のとおりだ。
| 開始日 | 2026年10月29日 |
| 対象端末 | 2021年以降の発売モデルかつAndroid 14以降のSamsung Galaxyスマートフォン |
| 対象外の端末 | Galaxy Watchシリーズ(2026年10月29日時点) |
| 支払い方法 | 加盟店の店頭に設置されたQRコードをスマートフォンのカメラで読み取る方式のみ(2026年10月29日時点) |
| 登録に必要なもの |
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| 利用できない場所 | Galaxy Harajuku、Galaxy Studio Osaka |
2021年以降発売かつAndroid 14以降のGalaxyスマートフォンが対象
対象となるのは、2021年以降に発売されたモデルで、かつAndroid 14以降を搭載したSamsung Galaxyスマートフォンだ。2つの条件を両方満たす必要があるため、2021年以降のモデルでもOSがAndroid 14に更新されていなければ対象にならない。古いGalaxyを使っている人は、設定画面で発売時期とAndroidのバージョンを確認しておきたい。
Galaxy Watchでは使えない
Galaxy Watchシリーズは、2026年10月29日時点では対象外とされている。Samsung Walletを腕時計側で使っている人もいるが、ワケタラについてはスマートフォンから支払う必要がある。リリースでは「2026年10月29日時点」と時期が明記されており、今後の対応については触れられていない。
事前の申し込みとeオリコのID・パスワードが必要
Samsung Walletにワケタラを登録するには、あらかじめワケタラに申し込んでおく必要があり、そのうえでオリコの会員サービス「eオリコ」のIDとパスワードを使って登録する。ワケタラは審査を経て利用可能枠が決まるサービスのため、店頭で思い立ってその場で使い始めるのは難しいと考えられる。使う予定がある場合は、買い物の前に申し込みとeオリコの登録まで済ませておくとよいだろう。
支払いは店頭のQRコードを読み取る方式だけ
注意したいのが支払い方法だ。2026年10月29日時点で対応しているのは、加盟店の店頭に設置されたQRコードを、利用者がスマートフォンのカメラで読み取って支払う方式のみとなっている。利用者が画面にコードを表示して店員に読み取ってもらう方式や、端末をかざすタッチ決済には触れられていない。
そのため、ワケタラ加盟店であっても、店頭にワケタラ用のQRコードが設置されていない場合などは、Samsung Walletからは支払えない可能性がある。Samsung Walletはクレジットカードのタッチ決済などにも使われるウォレットだが、ワケタラは同じ感覚でかざして払えるわけではない点は押さえておきたい。
Galaxy HarajukuとGalaxy Studio Osakaでは利用できない
日本国内のSamsungブランドショーケースである「Galaxy Harajuku」と「Galaxy Studio Osaka」では、ワケタラは利用できないとされている。Samsung自身の施設であってもSamsung Wallet経由のワケタラ払いはできないため、これらの施設で支払う場合は別の支払い方法を用意しておく必要がある。
分割手数料はリリースに記載なし
今回のプレスリリースには、ワケタラの分割手数料や手数料率についての記載はない。一般に、分割払いは一括払いと比べて手数料がかかる場合が多く、分割回数が増えるほど支払総額が膨らむ可能性がある。Samsung Walletから手軽に呼び出せるようになると、分割払いを選ぶまでのハードルも下がる。使う前に、手数料の有無や支払総額をワケタラのアプリやオリコの案内で確認しておくのが安心だ。
また、ワケタラは利用可能枠の範囲で何度でも分割払いができる仕組みのため、複数の買い物を重ねると毎月の返済額が積み上がっていく。手軽さと引き換えに返済の全体像が見えにくくなりやすいため、月々いくら払っているかを定期的に確認しておきたい。
すでにワケタラを使うGalaxyユーザーには手間が減る変更
今回の対応で最もメリットがあるのは、すでにワケタラを使っていて、普段からSamsung Walletで支払いをしているGalaxyユーザーだ。決済のたびにワケタラアプリを探して起動する手間がなくなり、ほかの支払い手段と同じ画面からワケタラを選べるようになる。
一方、iPhoneやGalaxy以外のAndroidスマートフォンを使っている人には関係のない変更で、Galaxyユーザーでも対象端末の条件やQRコード読み取り方式のみという制約がある。ワケタラを初めて使う人にとっては、Samsung Walletへの対応よりも、手数料や利用可能枠などワケタラそのものの条件を確認することのほうが先決といえるだろう。















