2020年3月12日(木)より、電子マネーのnanacoへチャージできるクレジットカードが変更される。
具体的には「セブンカード・プラス(一体型・紐付型)」「セブンカード・プラス ゴールド(一体型・紐付型)」「セブンカード」「セブンカード ゴールド」の4種類のみが対象。
実質セブンカード以外のクレジットカードが利用できなくなるので、nanacoの利便性に大きな影響を与える可能性が高い。
ただし、すでにnanacoにクレジットカード(セブンカード以外)を登録している場合は、継続して利用できる。
セブンカードを利用せずにnanacoにチャージする方法としては、店頭レジやセブン銀行ATMがある。
また、2021年10月21日より、Apple Payのnanacoであれば、Mastercard、JCB、アメックスのクレジットカードでチャージすることも可能になった。
新規登録でリクルートカードからのチャージは不可に
今回のサービス改悪により、リクルートカードを新規登録してからのチャージができなくなる。
リクルートカードといえば、電子マネーのnanacoにチャージできるクレジットカードの中でも、ポイント還元率が1.2%という特徴を持つ。
具体的にはnanacoなどの電子マネーチャージ分は、毎月30000円分(360ポイント)までが還元の対象。
つまり普段からセブンイレブンやイトーヨーカドーで買い物をする人にとって、リクルートカードの1.2%+nanacoの0.5%(200円=1.0%)で合計1.7%ものポイント還元を受けられたのだ。
しかし2020年3月12日(木)以降は、nanacoにチャージできなくなり、もちろんポイント還元も不可能なので注意してほしい。
ただサービス変更以前に登録したクレジットカードは継続的に利用できるので、すでにリクルートカードを所持していたり、他のカードを連携したい人は早めに登録することをおすすめする。
ヤフーカードのnanacoチャージもTポイント付与対象外
電子マネーのnanacoでは以前にもサービスが改悪された過去があり、2020年2月にはヤフーカードからのチャージ分(Tポイント)が付与対象外となった。
2月以前は「nanacoクレジットチャージ」「nanacoオートチャージ」でTポイントが0.5%還元されていたが、変更後はポイント還元がされない仕組みになっている。
ヤフーカードについてはnanacoだけの問題というよりも、ユーザーを自社サービスで囲い込みたいYahoo!やPayPayの思惑が強いと予想。
しかし3月12日(木)以降のサービス変更は、nanacoを展開するセブン&アイグループの意向がうかがえ、実際にセブンカードに統一されていることからも可能性が高い。
つまり今後のnanacoでは、「セブンカード以外のクレジットカードが利用できる」というケースはあまり想像できないということだ。
セブンカードも利用先を限定すれば、年会費無料かつポイント還元率が1.0%(通常時は0.5%)のクレジットカードなので使い道は存在する。
しかし「ポイント還元率1.0%」「各種保険が付帯」「オプションサービスも充実」など、年会費無料でも使い勝手がいいクレジットカードも多い。
実際に楽天カードやエポスカードなどは、年会費無料にもかかわらず充実したポイント還元、海外旅行でも安心できる旅行保険などが特徴だ。
なのでセブンカードを発行するなら、「どうしてもnanacoチャージ分のポイントがほしい」「いつもセブン&アイグループで買い物をする」を一つの基準にするといいだろう。
最終更新日:2021/12/24