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ヤフーカード改悪!PayPay・nanacoチャージのTポイント付与対象外で2重取り不可に

2019年12月23日、ヤフーカードのクレジットポイントの変更が発表され、従来チャージでポイント付与対象だったPayPayとnanacoの2種類がポイント付与対象外になることが発表された。

従来ヤフーカードを利用すると1%のTポイントが還元された「PayPay決済」「PayPay残高チャージ」で、クレジットポイントの進呈が2020年2月1日より廃止する。

2021年12月1日、Yahoo! JAPANカード(ヤフーカード)のリニューアル版となるPayPayカードの発行開始により、ヤフーカードは新規入会受付を終了。 2022年4月以降、ヤフーカードからPayPayカードへの切り替えが予定されている。
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また0.5%のポイント還元されている「nanacoクレジットチャージ」「nanacoオートチャージ」も同様だ。

つまり「PayPayやnanacoを利用してのポイントの2重取り」がヤフーカードで不可能になったということになる。

ヤフーカードを介さない、従来のPayPay利用分の1.5%や、nanaco利用分の0.5%の還元率は健在。

しかしポイントの2重取りがクレジットカードの大きな魅力の1つであるのも事実だ。

「ポイントの2重取りができるからスマホ決済サービスを利用する」といった人も多いので、今回の変更がヤフーカードに大きな影響を与える可能性は高い。

実際に変更になるのは2020年2月1日からなので、今後も発表される情報を追っていきたい。

そもそもヤフーカードの魅力とは?

Yahoo!Japanカード
ヤフーカードの最大の魅力は、年会費が無料にもかかわらずポイント還元率が1%なところ。

一般的に1%以上なら優秀とされるクレジットカードの中で、年会費無料で発行できるのは大きな強みだ。

またクレジットポイントの変更前にはなるが、PayPayと連携されることでポイントの2重取りができ、合計2.5%のポイント還元率を実現できる。

クレジットポイントの変更後は、ヤフーカード以外のクレジットカードでは「PayPay利用特典の対象外」「PayPay残高へのチャージ非対応」とのことなので、PayPayを利用するうえでの必須アイテムという側面も。

さらにヤフー関連のサービスやPayPayではお得にポイントを貯めることができ、具体的には下記のような例がある。

例)ヤフーカードをYahoo!ショッピングやLOHACOで利用した場合、1%(カード分)+1%(Yahoo!ショッピング・LOHACO利用特典)+1%(ストアポイント・LOHACOポイント)=3%の還元率に

したがってヤフーカードを利用するメリットはまだまだ存在すると捉えることも可能だ。

引き続きnanacoチャージで2重取りできるカード

PayPayで利用するクレジットカードは実質ヤフーカード1択になったが、nanacoの場合は他にも選択肢がある。

  • セブンカード・プラス
  • リクルートカード

上記の2枚は現時点(2019年12月24日)でもポイントの2重取りが可能で、ヤフーカードよりもお得に利用可能。

例えばセブンカード・プラスの場合はnanacoへのチャージ分で0.5%、nanaco利用分で0.5%なので合計1%のポイント還元率に。

リクルートカードの場合はnanacoへのチャージで1.2%、nanaco利用分で0.5%なので合計1.7%のポイント還元率になる。

ただしリクルートカードの場合、毎月30,000円までのチャージ分がポイント還元対象。

チャージ金額が30,001円以上にならないように調整する必要があるので注意が必要だ。

サービス変更の流れが止まらない

近頃のキャッシュレス業界は変化の年ということもあり、従来のサービス内容が変更されることが多い。

以前は高還元が魅力だったサービスも続々と改悪され、手放しでメリットを享受できることは難しくなった。

ただ「キャッシュレス」という仕組み自体は非常に便利で魅力的なのは事実。

今後日常生活の必須アイテムのなる可能性が高いキャッシュレスにおいて、自分のライフスタイルにあったサービスを見極める力が求められている。

最終更新日:2021/12/24

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執筆・編集

オトクレニュース編集部

オトクレ編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカード情報をチェックし、記事を更新し続けています。

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