2019年12月20日(金)より、電子マネーのnanacoで一部支払いサービスが利用できなくなる。
- セブンイレブンでの収入代行サービスの一部(現金での支払いは可能)
- ふるさと納税などの寄付や募金、ローンや融資などの貸付金、クレジットカードの利用代金の返済
また以前から対象外のものは下記の通り。
- nanacoの発行手数料/再発行手数料、電子マネーへの入金
- 商品券や金券など(一部店舗)
- その他各店が指定する売場や商品
ただ支払いサービスの対象が変更になった後も、税金や公共料金は継続してnanacoで支払えるので安心してほしい。
nanacoの魅力はさまざまな支払いに使える点
今回の変更により利便性が弱くなったnanacoだが、トータルではまだまだ利用価値のある電子マネーだ。
- ポイント還元率:0.5%
- 利用可能店舗:セブンイレブン、イトーヨーカドー、そごう、デニーズ、ロフトなど
上記のようにセブン&アイグループでは200円(税抜)につき1nanacoポイント貯まる仕組み。
特にセブンイレブンは毎日利用するというユーザーも多いと思うので、nanacoが1枚あると会計の手間も少なくできて非常に便利になる。
nanacoで支払えるもの
nanacoの魅力はさまざまな支払いに利用できる点だが、スマホ決済サービスにはないニッチな支払いにも対応している。
- 切手
- ハガキ
- プリペイドカード
- タバコ
- ビール券、酒クーポン券 など
ただしnanacoで上記商品を購入する場合、ポイントは付かない点は要注意。
また店舗によってはタバコや金券類などをnanacoで購入できないこともあるので覚えておこう。
ちなみに2020年に開催される東京オリンピックのチケットも、nanacoで支払うとポイントは付かない。
ポイント付与を狙うならクレジットカードでチャージ
通常ならチャージでポイントが貯まらないnanacoだが、年会費無料の「セブンカード・プラス」を利用することで0.5%の還元率を実現できる。
- ポイント還元率(セブン&アイグループ):1%
- ポイント還元率(通常店舗):0.5%
- ポイント還元率(チャージ):0.5%
上記のようにセブンカード・プラスはセブン&アイグループでの利用に特化しているクレジットカード。
セブンイレブンやイトーヨーカドーでは200円(税込)の利用で2nanacoポイント貯めることができ、1%というポイント還元率となる。
またセブンカード・プラスでnanacoにチャージすると、200円ごとに1nanacoポイント貯まるという特典付き。
セブン&アイグループ以外で利用しても0.5%のポイント還元率は保証されているので、普段からセブンイレブンを利用する人にも、そうでない人にもおすすめできるクレジットカードだ。
nanacoかセブンカード・プラスか
それぞれの違いはある程度解説したが、「結局どっちを利用したらいいのか」という読者もいると思う。
ユーザーごとのライフスタイルによって多少の差はあるものの、基本的にはセブンカード・プラスがおすすめ。
セブン&アイグループで1%のポイント還元率になることも大きいが、やはりnanacoへのチャージで0.5%のポイントが貯まる点が魅力的。
nanacoの利用分と合わせると実質1%のポイント還元率を実現でき、クレジットカード機能と電子マネーの両方を兼ね備えている。
またセブンカード・プラスにはオートチャージ機能があり残高不足の心配もないので、nanacoとどちらにしようか悩んだ際はセブンカード・プラスがおすすめだ。