2019年5月10日、スマホ決済アプリ「PayPay」を運営する株式会社PayPayは、加盟店の売上金を入金する際に必要な手数料について、無料になる期間を2020年の6月30日まで延長することを発表した。
期間延長の利用としてPayPay株式会社はプレスリリースで、経済産業省の推進する「キャッシュレス・消費者還元事業」と発言。
つまり消費者だけでなく加盟店側にもアプローチすることで、過熱するキャッシュレス競争で生き残りを図ろうとする考えがうかがえる。
【プレスリリース概要】
- 従来:2019年9月30日まで手数料無料→今回:2020年6月30日まで手数料無料
- 2020年7月1日以降は、入金手数料として105円(税込み)が発生
ジャパンネット銀行は引き続き無料+翌日入金
今回の手数料無料キャンペーン以前から手数料が無料だったジャパンネット銀行は、引き続き無料のまま利用可能。
キャンペーン終了後の2020年7月1日以降も無料なので、本キャンペーンを機にPayPayを導入しようと考えているならジャパンネット銀行がおすすめだ。
【2020年7月1日以降】
- ジャパンネット銀行:振込手数料が無料
- ジャパンネット銀行以外の金融機関:振込手数料として105円必要
またジャパンネット銀行は、2019年10月1日から加盟店の売上金額にかかわらず翌日入金の手数料が無料になる。
従来の累計売上金額1万円以上という条件がなくなり、PayPayを導入する上でジャパンネット銀行の使い勝手がより向上する結果となった。
【ジャパンネット銀行とは】
店舗を持たないネットバンキングの老舗で、主に下記のようなメリットが存在する。
- 毎月1回ATM手数料無料
- PayPayなどのスマホ決済アプリにも対応
- ヤフオクのかんたん決済手数料が無料
最大の特徴は毎月1回ATM手数料が無料になる点で、少額の出金でも気軽に行える。
またPayPayやLINE Payなど評判のスマホ決済アプリにも対応しており、キャッシュレス決済との相性もいい。
ヤフオクかんたん決済の手数料も無料なので、ヤフオクを利用している人にも人気の金融機関だ。
ますます広がりを見せるPayPay加盟店
2019年5月10日時点で、最も勢いのあるスマホ決済アプリといっても過言ではないPayPay。
実際にPayPayを導入する加盟店の数も着実に増えており、コンビニや飲食店、家電量販店など幅広い利用先が用意されている。
【加盟店】
- ファミリーマート
- ローソン
- リカーマウンテン
- ウェルシア
- サンドラッグ
- 上島珈琲店
- 牛角
- かっぱ寿司
- 魚民
- エディオン
- コジマ
- 古本市場
- DISEL
- ライトオン など
また上記のような企業以外にも、個人経営の店舗でPayPayを導入する人も増えており、利用者の中には「外国人観光客向けに導入した」「ノーリスクで便利」という声も。
実際にPayPayは、ジャパンネット銀行を利用すると初期導入費・決済手数料・入金手数料の3つを0円で始められる。
クレジットカードなど他のキャッシュレス決済の導入と比較して、店舗側の負担を少ない+使い方が分かりやすいという点が受けているようだ。
またPayPay加盟店向けのキャンペーンを定期的に開催しており、前回は新規に導入した店舗に15,000円をプレゼントするといった内容。
今後キャッシュレス決済への注目度がさらに増していき、スマホ決済アプリを導入する店舗が増える中で、新規顧客を獲得するためのキャンペーンが開催されることが予想される。
お得な情報を逃さないためにも、PayPayをはじめとするスマホ決済アプリの情報に目を光らせておくのがおすすめだ。
最終更新日:2019/12/11