エポスカードは、2026年11月6日から「仮面ライダーカブト エポスカード」の申込受付を開始した。年会費は永年無料だが、ポイントの一部が寄付にまわる仕組みや、既存会員が切り替える際の費用など、申し込む前に把握しておきたい条件がある。
放送20周年を記念した「仮面ライダーカブト」と「ZECT」の2デザイン
『仮面ライダーカブト』は2006年に放送が始まった平成仮面ライダーシリーズの第7作で、2026年に20周年を迎える。今回のカードは、20周年記念作品となるVシネクスト『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』の公開を記念したもので、同作は2026年11月6日(金)から新宿バルト9ほかで期間限定上映される。
券面は2種類から選べる。1つは「仮面ライダーカブト」のビジュアルを使ったデザイン、もう1つは作品に登場する組織「ZECT」をモチーフにしたデザインである。

カードの基本的な仕様は次のとおり。
| 名称 | 仮面ライダーカブト エポスカード |
| カード発行主体 | エポスカード |
| 申込開始日 | 2026年11月6日(金) |
| デザイン | 2種類 |
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa |
| ポイント | 200円につき1ポイント(還元率0.5%)を加算後、利用金額の0.1%分を減算(実質0.4%) |
| 寄付先 | 日本赤十字社 |
| 申込対象 | 18歳以上(高校生は不可) |
優待サービスはすべてのエポスカードと共通で、全国約10,000の優待施設(2026年3月現在)での割引や、モンテローザ、ノジマ、KEYUCAなどの提携店舗でのポイントアップ、「エポスポイントUPサイト」が使える。会員限定の保険や海外トラベルサービス、家賃支払い保証人サービスなども用意されている。
寄付の0.1%分は会員のポイントから差し引かれる
このカードは、利用金額に応じて付与されるエポスポイントのうち、利用金額の0.1%相当額をエポスカードが会員に代わって日本赤十字社へ寄付する仕組みである。寄付金は災害時の救護活動や、防災・減災の取り組みなどに活用される。
ここで押さえておきたいのは、寄付の原資がエポスカードの別枠負担ではなく、会員に加算されたポイントだという点である。公式の申込ページでは、200円につき1ポイント(還元率0.5%)を加算したあと、利用金額の0.1%分が減算されると説明されている。結果として、会員の手元に残る還元率は実質0.4%となり、同じ金額を使っても通常デザインのエポスカードより受け取れるポイントが少なくなる。
ポイントは0.5%分を加算したあとに0.1%分を減算
減算は、ポイントの加算と同じタイミングで行われる。公式の申込ページに示された例では、4日払いの場合、10月5日から11月4日までの利用分について、11月11日に0.5%分のポイントが加算されたあと0.1%分が減算される。明細上は一度0.5%分が付き、その後に差し引かれる形になるため、付与されたポイントの数字だけを見て判断しないようにしたい。
年間50万円の利用なら寄付は500円相当
金額に置き換えると負担の大きさがつかみやすい。年間50万円を利用した場合、0.5%分として加算されるのは2,500ポイントで、そのうち利用金額の0.1%にあたる500円相当分が寄付にまわり、手元には2,000ポイントが残る。年間100万円なら寄付は1,000円相当になる。
利用するたびに自動で寄付が続くため、自分で手続きをしなくても社会貢献ができる点は、このカードならではの特徴といえる。一方で、ポイントを少しでも多く貯めたい人にとっては、その分だけ還元が目減りすることを理解したうえで選ぶ必要がある。
新規入会は初回請求時の2,000円割引とアクリル万年カレンダー
新規入会者が受け取れる特典は2つある。いずれも条件や対象外となるケースが細かく定められている。
初回利用で請求時に2,000円割引、過去の入会者は対象外
入会月を含む3カ月の末日までにVisa加盟店で初めてカードを使うと、請求時に2,000円が割り引かれる。ただし、過去にエポスカードに入会したことがある人は対象外で、マルイのネット通販「マルイウェブチャネル」での利用も割引の対象にならない。このほか、webクーポンなどの入会特典も、すでにエポスカードを持っている人は受け取れない。
3カ月以内に累計2万円の利用でアクリル万年カレンダー
新規入会または切替後3カ月以内に、累計2万円(税込)以上を利用すると、非売品の「アクリル万年カレンダー」が贈られる。月平均に直すと約6,700円の利用にあたる。特典が届くのは2027年1月以降となる。
切替の場合は、他のデザインのエポスカードからこのカードに初めて切り替えた人が対象である。また、利用額の合算には含まれない利用があり、家賃保証サービスや保険、運転免許、tsumiki証券などのサービス商品、エポスVisaプリペイドカードへのポイント移行分とチャージ分、キャッシングなどショッピング以外の利用、各種手数料は対象外とされている。
切替はデザイン切替料1,100円、ゴールド・プラチナ会員は特典を失う
すでにエポスカードを持っている人も、このデザインへ切り替えることができる。ただし、切替にはデザイン切替料1,100円(税込)がかかる。年会費が無料でも、券面を変えること自体には費用が発生する。
とくに注意が必要なのは、エポスゴールドカードやエポスプラチナカードの会員である。切り替えるとゴールド・プラチナの特典・機能は失われ、通常のエポスカードVisa会員の特典・機能に変わる。カード番号も変更されるため、公共料金や通販サイトなどにカードを登録している場合は、登録情報の変更が必要になる可能性がある。
さらに、他のエポスカードから切り替えた場合、寄付にまわすポイントの集計期間に切替前のカードの利用期間が含まれることがあるとされている。切替直後の請求分から寄付の減算が発生しうる点も、あわせて知っておきたい。
申込は18歳以上、デザインは予告なく募集終了の可能性
カードの申込は18歳以上が対象で、高校生は申し込めない。申込の締切日は示されていないが、カードのデザインは予告なく募集・発行を終了する場合があり、募集が終了したデザインは再発行を受けられない。
丸井グループが展開する「応援・寄付カード」は、2026年3月末時点で企画数156、会員数138万人にのぼる。今回のカードもその1つとして、作品のファンが日常の買い物を通じて寄付に参加できる選択肢となる。
作品への思い入れと還元率の差をどう考えるかで評価が分かれる
エポスカードを持ったことがなく、『仮面ライダーカブト』の券面に魅力を感じる人にとっては、年会費がかからず、2,000円の割引とアクリル万年カレンダーの両方を狙える。還元率は実質0.4%に下がるが、その差額が日本赤十字社への寄付になると納得できるなら、選ぶ理由は十分にあるだろう。
すでに通常のエポスカードを持っている人は、1,100円の切替料を払い、以後の還元が0.1%分減ることを受け入れてでも券面を変えたいかが判断材料になる。ゴールドやプラチナの会員は、上位カードの特典を手放してまで切り替えるのかを慎重に比べる必要がある。ポイント還元を重視する人よりも、作品への愛着と寄付への共感を重視する人に向いたカードといえる。
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