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氣志團の「房総魂 エポスカード」発行、利用額0.1%を日本赤十字社に寄付

エポスカードが、ヤンクロックバンド「氣志團」のメイジャーデビュー25周年を記念したコラボカード「房総魂 エポスカード」の申込受付を2026年11月6日に開始した。氣志團にとって初のオリジナルクレジットカードで、日常の支払いが日本赤十字社の災害への備えに回る寄付の仕組みを備えている。

券面に「房総魂」を掲げた年会費永年無料のVisaカード

券面には、氣志團の活動を象徴するキーワード「房総魂」がデザインされている。デザインは1種類のみで、公式申込ページでは「氣志團 房総魂 エポスカード」の名称でも案内されている。

カードとしての基本スペックは通常のエポスカードと同じだ。年会費は永年無料、国際ブランドはVisaで、全国約10,000の優待施設(2026年3月現在)での優待や、モンテローザ・ノジマ・KEYUCAなど提携店舗でのポイントアップ、エポスポイントUPサイト、会員限定保険といったエポスカード共通のサービスをそのまま利用できる。申込は18歳以上が対象で、高校生は申し込めない。

氣志團 房総魂 エポスカード

名称 房総魂 エポスカード
発行 エポスカード
年会費 永年無料
国際ブランド Visa
会員への還元 実質0.4%(通常の0.5%から寄付分0.1%を減算)
デザイン 1種類
申込開始日 2026年11月6日
申込条件 18歳以上(高校生不可)

寄付の0.1%は会員の還元ポイントから差し引かれる

通常のエポスカードとの最大の違いが寄付機能だ。利用額に応じて付与されるエポスポイントのうち0.1%分が日本赤十字社へ寄付され、災害発生時の救護活動や被災者支援に備えるための活動に充てられる。氣志團はこれまでも被災地支援活動に取り組んでおり、日本赤十字社の取り組みに共感してこの仕組みを採用したという。

会員に残るポイントは実質0.4%

ここで押さえておきたいのが、寄付の原資が会員自身のポイントである点だ。公式申込ページによると、通常の還元(200円につき1ポイント、還元率0.5%)のうち0.1%分が寄付に回り、会員には0.5%から0.1%を減算したポイントが加算される。つまり会員の手元に残るのは実質0.4%相当で、カード会社が上乗せして寄付する仕組みではない。

たとえば毎月10万円を利用した場合、通常のエポスカードなら500ポイント相当が還元されるところ、このカードでは400ポイント相当となり、差の100ポイント相当が寄付に回る計算だ。年間では1,200ポイント相当の差になる。ポイント還元を重視するなら通常デザインのエポスカードのほうが有利で、このカードは「使うたびに少額を寄付したい」と考える人向けの選択肢といえる。

寄付の対象外となる利用もある

毎月のポイント付与対象額のうち、累計1,000円(税込)に満たない部分は切り捨てとなる。また、ショッピング利用分の一部やキャッシングの利用分は対象外とされている。

6カ月で累計10万円利用するとカードレプリカキーホルダーがもらえる

発行を記念した特典も用意されている。

新規入会は請求時2,000円OFF

新規入会者は、入会月を含む3カ月目の末日までのVisa加盟店での利用について、請求時に2,000円OFFが受けられる。ただし、過去にエポスカードに入会したことがある人は対象外で、マルイウェブチャネルでの利用は割引の対象外となる。すでにエポスカードを持っている人も入会特典の対象にはならない。

非売品のカードレプリカキーホルダー

新規入会または切り替え後、カード発行から6カ月以内に累計10万円(税込)以上利用すると、非売品の「カードレプリカキーホルダー」がプレゼントされる。サイズは約W85.6×H54mmで、ワカンとカラビナが付いている。お届けは2027年1月以降の予定だ。

6カ月で10万円は月あたり約1.7万円のペースで、日常の買い物や固定費の支払いをこのカードにまとめれば届きやすい水準だろう。一方で、家賃保証・保険・運転免許・tsumiki証券などのサービス商品、Visaプリペイドへのポイント移行・チャージ、キャッシング、各種手数料は合算の対象外となる。入会後6カ月が経つ直前の利用は対象外となる場合があるとされているため、期限ぎりぎりではなく余裕を持って達成しておきたい。

既存会員は切替料1,100円、ゴールド・プラチナ会員は特典を失う

すでにエポスカードを持っている人も、房総魂 エポスカードへの切り替えが可能だ。ただし、デザイン切替料(カード発行料)として1,100円(税込)がかかる。

特に注意したいのがエポスゴールドカード・エポスプラチナカードの会員だ。このカードに切り替えると、ゴールド・プラチナの特典や機能は失われ、通常のエポスカードVisa会員の扱いになる。カード番号も変更されるため、公共料金やサブスクリプションなどに登録しているカード情報の変更も必要になると考えられる。上位カードの特典を使っている人は、デザインと寄付のために何を手放すことになるのかを比べてから判断したい。

申込締切は未定、予告なく募集終了の可能性も

公式申込ページに申込締切の記載はないが、カードのデザインは予告なく募集・発行を終了する場合があるとされている。募集が終了したデザインは再発行できないため、手元に残しておきたいファンは早めに動いたほうがよさそうだ。

氣志團は2026年2月から8月にかけて全国30か所のツアーを行い、11月7日・8日には「サントリーオールフリーpresents氣志團万博2026~房総爆音リゾート~」を幕張メッセで開催する。カードの申込開始はこの氣志團万博の直前のタイミングとなる。

なお、エポスカードを発行する丸井グループの「応援・寄付カード」は、2026年3月末時点で企画数156企画、会員数138万人にのぼる。同日には「仮面ライダーカブト エポスカード」の発行も発表されている。

氣志團ファンで寄付に共感する人に向く1枚

房総魂 エポスカードは、氣志團のオリジナルデザインを持ちたいファンや、日常の支払いを通じて災害への備えを支援したい人に向いたカードだ。年会費が永年無料のため、メインカードとは別にファン用の1枚として持つ使い方もしやすい。

一方で、会員への還元は実質0.4%と通常のエポスカードより低く、既存会員は切替料1,100円がかかる。エポスゴールドカード・エポスプラチナカードの会員が切り替えると上位カードの特典を失う点も見落とせない。還元率を優先する人は通常のエポスカード、デザインと寄付に価値を感じる人はこのカード、というように目的に応じて選ぶとよいだろう。

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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