2021年2月24日より、楽天キャッシュと楽天ウォレットの新サービスがスタートした。
楽天ウォレットで取り扱うビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を楽天キャッシュにチャージできるといった内容。
間接的ではあるが、暗号資産を利用して楽天ペイの支払いが可能になったということ。
本記事では、具体的なサービスの詳細について解説する。
交換可能な仮想通貨の種類
本サービスで取り扱い可能な仮想通貨は下記の通り。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
楽天ウォレットの現物取引サービスにおいて、運用可能な暗号資産が対象だ。
手数料やチャージ上限
通常、楽天ウォレットの暗号資産を出金するためには、手数料300円(税込)を支払って銀行口座を経由させる必要がある。
しかし、本サービスを活用すれば、手数料無料で楽天キャッシュにチャージ可能。
1か月あたり1,000~100,000円がチャージ上限となっている。
注意点として、証拠金取引専用アプリの「楽天ウォレットPro」で運用する暗号資産に関しては、楽天キャッシュにチャージできない。
ビットコインで楽天ペイで支払いをする流れ
ビットコインで楽天ペイを利用する流れは下記の通り。
- 楽天ウォレットでビットコインを購入
- 楽天キャッシュにチャージ
- 楽天ペイで支払い
それぞれ順を追って説明する。
楽天ウォレットでビットコイン購入
最初のステップは楽天ウォレットでのビットコイン購入だ。楽天ウォレットとは、楽天グループの仮想通貨取引所。
取引方法は「現物取引」と「証拠金取引」の2種類で、楽天ポイントが使えたり、即日口座開設が可能だったり、様々な魅力がある。
楽天ウォレットでビットコインを購入する場合は、楽天銀行からの入金が必要なので覚えておこう。
楽天キャッシュにチャージ
2つ目のステップは楽天キャッシュへのチャージだ。
楽天キャッシュとは、楽天グループが手掛けるオンライン電子マネーのこと。
楽天関連サービスの支払いはもちろん、楽天ペイを経由すれば、加盟店での買い物にも利用できる。
楽天ペイ、楽天ポイントとして支払い可能に
楽天キャッシュへのチャージが完了すれば、あとは楽天ペイや楽天ポイントの加盟店で利用するだけ。
楽天ペイの場合、セブンイレブンやローソン、ビックカメラ、すき家など幅広い店舗での支払いに対応している。
また、楽天ポイントカードアプリおよび楽天ポイントカードのバーコードが搭載されたアプリにより、楽天キャッシュを楽天ポイント加盟店で使うことができる。
さらに、楽天ポイントを楽天キャッシュにチャージすることも可能。アプリで「ポイント払い瞬間チャージ」を利用すれば、楽天キャッシュの残高不足の解決に役立つ。
楽天ペイでポイントも獲得
楽天ペイでは、楽天キャッシュで支払うと1.0%分の楽天ポイントを獲得できる。
例えば利用金額が1,000円(税込)なら10ポイント、1万円なら100ポイントだ。貯まった楽天ポイントは支払いに活用できる。
さらに、本サービスを記念して楽天ポイントが1,000ポイント貯まるキャンペーンを開催中。気になる方は詳細をチェックしておこう。
楽天ウォレットは口座開設が必要
楽天ウォレットを利用するためには口座を開設する必要がある。具体的な手順は下記の通り。
- 楽天会員に登録
- ログイン
- 各種交付書面を承諾
- ユーザー情報の登録
- 楽天銀行の口座振替登録(または「らくらく本人確認」)
楽天銀行の口座振替登録を行うと、リアルタイムでの入金が可能になる。土日はもちろん、24時間365日にわたって取引可能だ(メンテナンス時間を除く)。
また、楽天銀行口座を持っていない場合、本人確認が必要になる。「らくらく本人確認サービス」を利用して、本人確認書類等をアップロードする流れだ。
利便性を考慮すると、事前に楽天銀行の口座を開設していた方がいいだろう。