2020年12月9日より、楽天ポイントを利用してSuicaへのチャージが可能となった。
Android端末にインストールした楽天ペイアプリ上で発行したSuica(楽天ペイのSuica)に、アプリ内でポイントチャージができる仕組みだ。
楽天ペイのSuicaは、これまで楽天カードからのチャージが可能だったが、ポイントチャージにも対応することで利便性が向上した。
本記事では、楽天ポイントでSuicaにチャージする方法の詳細やメリット、注意点について解説する。
また、その他にSuicaにチャージ可能なクレジットカードと楽天ペイのSuicaの比較も行っているので参考にしてほしい。
端末はAndroidのみ
楽天ポイントからSuicaへのチャージは、楽天ペイアプリ上で発行したSuicaが対象で、対応端末は「おサイフケータイ」を搭載したAndroid端末のみ。
なお、本サービスを利用するためにはアプリのアップデートが必要なので、利用前に確認しよう。
また、iPhoneの楽天ペイアプリではポイントチャージできないので注意が必要だ。
チャージは、1ポイント=1円の設定。1円から20,000円の間で、1円単位でチャージ可能となっている。
期間限定ポイントは対象外
楽天ポイントを利用した楽天ペイのSuicaへのチャージだが、期間限定ポイントは対象外となっている。キャンペーン等で獲得した楽天ポイントを利用する際は要注意だ。
また、以下のような提携サービス会社経由で交換したポイントもチャージに利用できない。
- JCBカード
- DCカード
- Oricoカード
- 楽天グループから交換したポイント(楽天証券など)
ポイントチャージのメリット
本サービスの最大のメリットは、楽天ポイントをSuicaチャージに利用できるようになることで、楽天ポイントの利便性が大幅に向上する点。
楽天ポイントは非常に貯まりやすいポイントであり、Suicaは使える場所の多い電子マネーなので相性が良い。
ポイントチャージはポイント還元の対象外
楽天ポイントを積極的に貯めている場合に気をつけてほしいのが、楽天ポイントで楽天ペイのSuicaにチャージする際には、楽天ポイントの還元はない。
楽天ペイのSuicaへのチャージで楽天ポイントを貯めたい場合は、楽天カードでチャージする必要がある。
楽天ペイ×Suicaでポイント還元
楽天ペイのSuicaに楽天カードでチャージすると、200円チャージにつき楽天ポイントを1ポイント獲得できる。1ポイント=1円相当なので還元率は0.5%だ。
例)楽天ペイのSuicaに楽天カードで10,000円チャージした場合→50ポイント獲得
Suicaにチャージできてポイント還元の対象となるクレジットカードは限られており、ビューカード以外の多くのカードは対象外となる。(一部例外あり)
楽天カードも、直接Suicaにチャージする場合はポイント還元の対象外となっている。しかし、楽天ペイのSuicaを利用すれば、200円のチャージにつき1ポイント獲得可能になるのだ。
還元率重視ならビューカード
楽天ポイントを貯めることに特にこだわらず、Suicaチャージにおけるポイント還元率にこだわるならビューカードが最もおすすめだ。
ビューカードとは、JR東日本グループが展開する、Suicaと一体型になったクレジットカード。
例えばJRE CARDの場合、Suicaへのチャージや定期券の購入で1.5%分のポイント(JREポイント)を貯めることができる。
楽天カードから楽天ペイへのSuicaへのチャージでは還元率0.5%(楽天ポイント)なので、ポイント還元率ではJRE CARDのほうがお得だ。
また、JR沿線の駅ビルやJRE MALLでJRE CARDを利用すると、最大3.5%のポイント還元率を実現可能だ。
他にも、ビックカメラSuicaカードならチャージで1.5%還元、ビックカメラでの利用なら最大11.5%還元されるなど、お得な提携カードもある。
もちろん、ポイントの使い道は人それぞれなので、ポイント還元率だけで一概に優劣をつけることは難しい。
ただ、Suicaに特化してお得かつ便利なクレジットカードを探している場合、ビューカードが最もおすすめだ。
キャンペーンも開催中
楽天ペイからSuicaへのポイントチャージを記念したキャンペーンも開催中。
2人の1人の確率で最大1,000ポイント還元がされるという、当選確率も比較的高いお得な内容なのでチェックしておこう。
最終更新日:2021/09/07