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PayPayが専用URLのみで送金可能に!電話番号なし!ID機能、送金パスコード機能も追加

QRコード決済アプリの「PayPay(ペイペイ)」は、アプリに複数の機能を追加してリニューアルした。

主な変更点は、PayPay残高の個人間送金に専用URLやユーザー固有のIDによる送金機能が追加されたことだ。

これらの新しい機能を利用するには、アプリのアップデートが必要となる。

アップデート後のアプリでは、トップ画面に「送る」「受け取る」ボタンが追加されているため、ユーザーは迷うことなく送受金機能を利用できるだろう。

専用URLやIDを共有するだけで送金可能に

PayPayにはこれまでにも個人間送金の機能自体はあったが、従来は友だちのPayPayアプリからQRコードを直接読み取るか、または電話番号から送り先相手を検索する必要があった。

今回のアップデートにより、2週間のみ有効な受け取り専用URLをSNSなどで共有したり、新たに導入されたユーザー固有の「PayPay ID」を教えたりすることで送金できるようになった。

受け取り側は、アプリホーム画面にある「受け取り待ちリスト」から簡単に受け取りが可能。

たとえ送り先相手がPayPayに登録していない場合でも送金自体は可能で、受け取り側はPayPayに登録すれば残高を受け取り利用することができる。

また、パスコードを入力しないとPayPay残高を受け取れない「パスコード付きの送金機能」も追加されたため、送り先を間違ってしまった際の事故を防ぐこともできる。

今回のアップデートでPayPayの個人間送金がより便利に、セキュリティが強固になったといえる。

ちなみにPayPay IDはユーザー自身で設定するが、一度決めたIDは後から変更できないため注意が必要だ。

ID名はユーザー固有となり重複したIDは利用できないため、好きなIDを付けたい人は早めに設定しておくと良いだろう。

個人間送金はこんなシーンで便利!

PayPayによる個人間送金は、たとえば以下のようなシーンでの利用が考えられる。

  • 複数人で食事をした際の割り勘に
  • 遠方にいる人への送金に
  • 子供のお小遣いに
  • 知人や家族へのプレゼント送金

いずれもPayPayアプリを利用することで、現金を手渡しするというアナログなやりとり無しに、より簡単でより安全なお金の受け渡しが可能となる。

同じく個人間送金ができるスマホ決済サービス「LINE Pay」は、友だちにプレゼントが送れるサービス「LINEギフト」の支払いにも利用できるが、今回のアップデートによりPayPayでもそれに近い用途が考えられるだろう。

「PayPayポイント」は送金できないことに注意

PayPayの個人間送金に関してひとつ注意しておきたいのが、「PayPayポイント」は送金できないことだ。

PayPay残高には、銀行口座やYahoo! JAPANカードからチャージした残高である「PayPayライト」と、特典やキャンペーンなどで還元された残高「PayPayポイント」がある。

このうち送金できるのはPayPayライトのみで、PayPayポイントは対象外となっている。

PayPayでは大規模な還元キャンペーンが行なわれているため、PayPayポイントを多く獲得しているユーザーもいるだろう。

送金する際には、自身の保有残高のうちPayPayライトがいくらでPayPayポイントがいくらかを把握しておく必要がある。

利用増加が見込まれる個人間送金アプリ

LINE PayやPayPayの個人間送金機能によって、いまやSNSでメッセージを送るような感覚で気軽にお金を送れるようになった。

上記2つ以外にも「Pring」や「Kyash」「楽天ペイ」など個人間送金機能を持つスマホ決済サービスは多い。

現状、日本ではまだ飲食店での割り勘などに個人間送金アプリが利用されるシーンはあまり多く見られないが、スマホ決済サービス自体の普及に伴い、個人間送金機能の利用も今後増えていくだろう。

最終更新日:2022/04/06

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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