PayPay株式会社は2026年4月27日より、本人確認(eKYC)済みユーザーを対象に台湾での「海外支払いモード」の提供を開始した。韓国に続き2か国目の対応となり、NASDAQ上場やVisaとの戦略提携を経てグローバル展開が本格化している。
台湾の40万店舗以上で利用可能
「TWQRのマーク」が掲示されている40万店舗以上で支払いが可能だ。夜市やコンビニなど日本人旅行者に人気のスポットも多く対象に含まれており、海外でも日本と同じ感覚でスマホ決済が利用できる。ただし台湾の交通機関(MRT・バスなど)では、TWQRマークがあってもPayPayは使えないため注意が必要だ。
利用前に必ず「eKYC(本人確認)」の完了を
海外ではセキュリティの関係上、現地での本人確認手続きができない。台湾で利用するには、出国前にアプリ内でeKYCを完了しておく必要がある。GWの渡航を予定している場合は、早めにPayPayアプリから「本人確認」手続きを済ませておこう。
台湾での支払いでもPayPayポイントが貯まる
台湾での支払いでも国内と同じPayPayポイントが付与される。さらに、海外支払いを対象とした「PayPayスクラッチくじ」も実施中だ。詳細・実施期間は最新情報を公式サイトで確認してほしい。
海外展開の現状:現在使えるのは韓国・台湾の2か国
日本ユーザーが海外でPayPayを使える国は、2025年9月に開始した韓国と、今回の台湾の2か国だ。韓国では「Alipay+」「ZeroPay」加盟店、台湾では「TWQR」加盟店で利用できる。なお、訪日外国人が日本国内のPayPay加盟店で利用できる外国サービスは14か国・25サービスと連携済みで、インバウンド対応でも存在感を高めている。
Visaとの戦略提携で日本国内も大きく変わる
2026年2月、PayPayはVisaと戦略的パートナーシップを締結した。国内では「PayPayバランス」「PayPayカード」「PayPayバンク」を1つのVisaクレデンシャルに統合し、アプリ内で複数の決済方法をシーンに応じて使い分けられるサービスを2026年中に提供予定だ。QRコード中心だったPayPay加盟店でVisaカード決済の受け入れも拡大する。またVポイントとPayPayポイントの相互交換は2026年3月24日より開始済みだ。詳細は最新情報を公式サイトで確認してほしい。
米国NASDAQ上場とグローバル展開
PayPayは2026年3月12日、米国NASDAQ市場に上場した。日本企業の米国上場では最大規模となり、ユーザー数7,300万人超(日本人の約2人に1人)を背景にグローバルな認知度向上を図っている。Visaとの提携を通じ、カリフォルニア州など米国市場でのQRコード・NFC決済対応のデジタルウォレット展開も計画中だ。台湾進出はこうしたグローバル戦略の一環として位置づけられる。















