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三井住友銀行のOliveとは?特徴やメリットやデメリット三井住友カードとの違い

Olive

三井住友銀行は2023年から「Olive」というキャッシュレスサービスの提供を開始した。

Oliveでは、SMBCグループの対象サービスの利用者が、アプリひとつで複数のサービスを管理できる。

クレジットカード・デビットカード・ポイントカード・キャッシュカードの4つの機能が1つにまとまった、マルチナンバーレスカード(Oliveフレキシブルペイ)」を発行できのも大きな特徴だ。

口座特典をはじめとしたお得な各種特典もあり、興味のある方も多いのではないだろうか。

本記事ではOliveの機能や利用するメリット、申込方法などについて詳しく解説していく。

三井住友銀行のOliveとは1つのアプリでお金の流れを管理できるサービス

まずは「Oliveを使うと何ができるのか」について解説する。

前提として、Oliveは、SMBCグループの以下5つのサービスをすべて申し込んだ人を対象としたパッケージサービスとなる。

  • Oliveフレキシブルペイ:複数の支払い機能を持つオールインワンカード。詳細は後述。
  • SMBC ID:三井住友銀行と三井住友カードの情報をまとめて管理できるID。
  • SMBCダイレクト:残高照会・振込等の取引がWeb・アプリで利用できるサービス。
  • 三井住友銀行の残高別金利普通預金または普通預金
  • Web通帳(通常不発行方式)

キャッシュレス決済・銀行口座・証券口座を1つのアプリで管理できる

三井住友のOliveは、Oliveアカウントを開設することで、SMBCグループが提供する複数のサービスによるお金の出入りや資産運用の状況を、三井住友銀行アプリひとつで管理できるサービスだ。

キャッチコピーは「キャッシュレスが見える、まとまる、使い分ける。」となっている。

アプリを開けば、三井住友カードの利用状況や三井住友銀行の口座の履歴、SBI証券口座の状況などをチェックできる。

Oliveフレキシブルペイを使えば、クレジットカード・デビットカード・ポイントでの支払い、銀行口座の入出金などもできる。

Oliveでできることを、下記のリストにまとめた。

  • キャッシュレス決済(クレジットカード・デビットカード・ポイントカード)
  • 貯めているVポイントの状況の確認
  • 三井住友銀行の口座残高や明細の確認
  • 三井住友銀行口座の入出金
  • 三井住友銀行口座からの振込
  • SBI証券での資産運用

SMBCグループの金融サービスを複数利用している場合、キャッシュカード、クレジットカード、ポイントカードなどを個別に管理するのが面倒と感じる方も多いのではないだろうか。

三井住友のOliveがあれば、1つのアプリと1枚のカードでお金の流れを簡単に管理ができる。家計状況を把握しやすくなり、節約にもつながるだろう。カードを何枚も持つ必要がなくなり、財布の中もスッキリする。

「Oliveフレキシブルペイ」で4つの機能を使い分けができる

Oliveフレキシブルペイ-一般

Oliveフレキシブルペイとは、キャッシュカード・デビットカード・クレジットカード・ポイント払いの機能が1枚に集約されたカードとそれに伴うサービス。

カードの機能の切り替えは、三井住友銀行アプリで簡単に行うことができ、その場で反映される。三井住友銀行は(Visaで)「世界初」*とアピールしている。

*Visaが開発した新機能(複数の支払い方法を1つのカードに集約・決済方法選択)をすることにすいて世界初(20223年1月時点/Visa調べ)

Oliveフレキシブルペイを利用することで、たとえば少額の支払いはデビットカード、高額な支払いはクレジットカードといった使い分けが簡単にできる。

クレジット機能を付帯せずに利用することも可能なため、デビットカードとして使いたい方にもおすすめだ。デビットカードは、預金口座から即時で引き落とされる仕組みで、クレジットカードのような審査がない。

CICなど個人信用情報機関のクレジットヒストリーに問題がある方はクレジットカードの審査に通過しにくいが、デビットカードであれば紐づく口座があれば利用できる。

また、年齢が18歳未満の方もクレジットカードは利用できないが、デビットカードを使うことはできる。成人して収入を得られるようになったら、クレジットカードの審査に申し込むとよいだろう。

さらに、三井住友カードのキャッシュレス決済サービス「VポイントPayアプリ」と連携することで、OliveフレキシブルペイでVポイントを使った支払いも可能になる。

VポイントPayアプリについての詳細は以下の記事を参考にしてほしい。

一般・ゴールド・プラチナプリファードの3つのランクがある

Oliveフレキシブルペイには3種類のランクがあり、申し込みの際に1つ選ぶことになる。

一般・ゴールド・プラチナプリファードの3つで、年会費や特典などさまざまな違いがある。

年会費無料で使いたいなら一般、充実した特典が欲しいならゴールドやプラチナプリファードがおすすめだ。

それぞれのカードの詳細を次の章で解説するので、そちらもぜひ参照してほしい。

SBI証券の資産運用を利用できる

Oliveでは三井住友銀行だけでなく、SBI証券の口座も管理できる。SBI証券は大手ネット証券の1つで、株式や投資信託をはじめ、幅広い金融商品を提供している。

同社の投資信託の積立で、三井住友カードを利用できることをご存じの方もいるだろう。 三井住友カードで積立をすると、毎月Vポイントが還元されるためお得だ。

OliveでもSBI証券と連携しており、証券口座での資産運用の状況を把握可能だ。投資信託・株式といった資産について、現時点の評価額や評価損益を、三井住友銀行アプリ内で確認できる。

Oliveフレキシブルペイで選べる3種類のカードの特徴

Oliveフレキシブルペイでは、3種類のランクのカードから1つ選べる。具体的にどのような特徴があるのか、それぞれ詳しく見ていこう。

Olive|年会費無料で三井住友銀行の特典もある

Oliveフレキシブルペイ-一般-3種類のデザイン

POINT

  • 年会費は永年無料
  • 18歳未満でも利用できる
  • 最高2,000万円の海外旅行傷害保険も付帯する
  • 旅行以外の保険に切り替えることも可能

年会費は永年無料

Oliveフレキシブルペイの一般ランクは、年会費を永年無料で利用できる。

まったく利用しない年があったとしても、年会費によるコストがかかることはない。

ゴールドは5,500円(税込)、プラチナプリファードは33,000円(税込)の年会費がかかるため、コストの低さを最優先する方は一般ランクがよいだろう。

なお、一般ランクは3種類のカードデザインから好きなものを選択できる。

18歳未満でも利用できる

一般ランクの場合、申込資格は「日本国内在住の個人のお客さま」となっている。

ゴールドやプラチナプリファードでは「満18歳以上(高校生を除く)」とあるが、一般ランクには年齢制限がない

そのため18歳未満の中学生や高校生でも、Oliveフレキシブルペイを利用できる。この場合、クレジットモードは利用できないが、デビットモードで決済が可能だ。

デビットモードの決済でもVポイントが貯まるため、コンビニや飲食店の利用でポイントを貯めたい未成年の方にもOliveは向いている。

最高2,000万円の海外旅行傷害保険も付帯する

年会費無料のクレジットカードの場合、旅行傷害保険が付帯しないケースもある。

海外でケガや病気になると日本の保険証は利用できず、国や地域によっては治療費が高額になることがある。

たとえば欧米で盲腸になって入院すると、数十万円~数百万円の治療費がかかる。 このようなときに海外旅行傷害保険があると、治療費をカバーしてくれるため経済的に助かるだろう。

Oliveフレキシブルペイには海外旅行傷害保険が付帯しており、下記のような補償をうけられる。

保険金の種類保険金額(最高)
傷害死亡・後遺障害2,000万円
傷害治療費用100万円
疾病治療費用100万円
賠償責任2,500万円
携行品損害(免責3,000円)20万円
救援者費用150万円

病気やケガの治療でも、最高100万円の補償を受けられるので、持っておくと安心だ。

ただし、海外旅行傷害保険は利用付帯となっているので、補償を受けるには旅行代金をOliveフレキシブルペイで決済しておく必要がある。

旅行以外の保険に切り替えることも可能

三井住友カードでは「選べる保険」のサービスを提供しており、海外旅行傷害保険を以下の保険に切り替えることもできる。

このサービスにより、海外旅行に行かないという方でも、より利用する可能性の高い保険に入ることができる。

保険の切り替えで手数料などは発生せず、お得に利用できる。

保険の種類内容
日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)自転車で走っているときに歩行者に衝突して相手がケガをした場合、子供がお店で商品を誤って壊してしまったときなどに補償を受けられる
ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))自動車に衝突され骨折して入院したとき、自動車と接触して入院し手術を受けたときなどに補償を受けられる
持ち物安心プラン(携行品損害保険)旅行先でスーツケースを盗まれてしまった、カメラを誤って落として破損してしまったときなどに補償を受けられる

Oliveゴールド|年間100万円以上の利用で翌年以降はずっと無料

Oliveフレキシブルペイ-ゴールド-2種類のデザイン

POINT

  • 年間100万円以上利用すると翌年以降の年会費は永年無料
  • 年間100万円以上の利用で毎年10,000ポイントがもらえる
  • 国内旅行傷害保険も付帯する

年間100万円以上利用すると翌年以降の年会費は永年無料

Oliveフレキシブルペイ ゴールドの年会費は初年度無料、翌年以降は5,500円(税込)だが、年間100万円以上カードを決済すると翌年以降の年会費が永年無料になる特典がある。

一度条件を達成すれば以降はずっと無料になるので、毎年達成する必要はない。初年度は年会費無料であるため、1年目で100万円以上使うと、1度も年会費を支払わずに保有することも可能だ。

コスパ良くゴールドカードを活用したい方に向いているカードといえる。

※対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。

年間100万円以上の利用で毎年10,000ポイントがもらえる

年間100万円以上を利用すると、年会費無料に加えて10,000ポイントがプレゼントされる。

この特典では、毎年条件を達成するたびに、毎年10,000ポイントをもらえる。

年間100万円以上利用で翌年以降の年会費永年無料と合わせ、この2つの特典がOliveフレキシブルペイ ゴールドの大きな特徴だ。

よって、年間100万円以上の決済ができる方に向いているといえる。

年間100万円以上の利用は、ひと月あたりではおよそ83,334円となるので、自分がこのペースで決済できるかを判断するとよいだろう。

国内旅行傷害保険も付帯する

一般ランクでは海外旅行傷害保険のみだが、ゴールドになると国内旅行傷害も付帯する。

補償内容保険金額(最高)
傷害死亡・後遺障害5,000万円
入院保険金日額
フランチャイズ7日
5,000円
通院保険金日額
フランチャイズ7日
2,000円

公共交通機関を利用しているときの事故や、宿泊先で火災などの傷害事故に遭った場合に補償を受けられる。

国内の旅行に関しても、万が一の備えをしておきたい方に向いている保険だ。

Oliveプラチナプリファード|ポイント特化型のプラチナカード

Oliveフレキシブルペイ-プラチナ-2種類のデザイン

POINT

  • 通常のポイント還元率が1.0%と高い
  • プリファードストア(特約店)の利用で+1~9%の追加ポイント
  • SBI証券の投資信託の積立で5%還元

通常のポイント還元率が1.0%と高い

プラチナカードといえば豪華な特典が付帯するケースが多いが、プラチナプリファードはポイント還元率に特化しているのが特徴だ。

Oliveフレキシブルペイでは、一般とゴールドのポイント還元率は通常0.5%だが、プラチナプリファードは1.0%にアップする。

クレジットモードとデビットモードが1.0%、ポイント払いモードは0.5%だ。

一般やゴールドよりも2倍のポイントが貯まることになり、Vポイントをどんどん貯めていきたい方に向いている。

プリファードストア(特約店)の利用で+1~9%の追加ポイント

通常のポイント還元率の高さに加え、特約店で追加のポイントがもらえるのも、プラチナプリファードの特徴だ。

プリファードストアには以下のような店舗がある。

宿泊予約サイト一休.com(+6%)、Expedia(+9%)、Hotels.com(+9%)、Yahoo!トラベル(+9%)
ふるさと納税サイトさとふる(+4%)、ふるなび(+4%)
航空・高速道路・タクシーANA(+2%)、ETC(+2%)、タクシーアプリ「GO」(+4%)
百貨店阪急百貨店(+2%)、阪神百貨店(+2%)
コンビニエンスストアセブンイレブン(+4%)、ローソン(+4%)、セイコーマート(+2%)
カフェエクセルシオールカフェ(+4%)、ドトールコーヒーショップ(+4%)、スターバックス(+1%)、プロント(+1%)、モリバコーヒー(+1%)
ファストフードすき家(+4%)、マクドナルド(+4%)、ファーストキッチン(+1%)
ファミリーレストランサイゼリヤ(+4%)、ココス(+4%)、ガスト(+4%)、ジョナサン(+4%)、ステーキガスト(+4%)、むさしの森珈琲(+4%)、グラッチェガーデンズ(+4%)、La Ohana(+4%)
ドラッグストア大賀薬局(+1%)、杏林堂(+1%)、クスリのアオキ(+1%)、クリエイト(+1%)、ココカラファイン(+1%)、トモズ(+1%)、マツモトキヨシ(+1%)、mac(+1%)、ヤックスドラッグ(+1%)
スーパーA-プライス(+1%)、オークワ(+1%)、全日本食品(+1%)、PLANT(+1%)、平和堂(+1%)、ライフ(+1%)

特に高い還元率となっているのは、Expedia・Hotel.com・Yahoo!トラベル+9%一休.com+6%だ。

宿泊予約サイトやふるさと納税サイトの場合、専用サイトの「For Platinum Preferred Members」を経由して予約することが必要だ。

サイトに直接アクセスして予約をしても、ポイントアップの対象にならないことに注意しよう。

この他にも多数の特約店があるので、気になる方は公式サイトをチェックしてほしい。

SBI証券の投資信託の積立で5%還元

プラチナプリファードは、SBI証券のサービスで利用するのもお得だ。

SBI証券の投信信託の積立でOliveフレキシブルペイのプラチナプリファードで決済をすると、積立設定月の月末頃に、設定額の5%のVポイントが付与される。

たとえば毎月30,000円の積立をすると毎月1,500ポイント、毎年18,000ポイントが手に入る。

積立の上限は毎月50,000円までため、この範囲で設定しよう。

最初から多くの金額を積み立てるのは抵抗がある場合でも、毎月100円と少額から始めることができる。

対象となる投資信託の銘柄は、積立ができるすべての銘柄であり、選べる銘柄は多い。

また、つみたてNISAも対象となっており、運用で得られた利益を非課税にしながら、積立をしていくことも可能だ。

Oliveリリース記念キャンペーンでVポイントをプレゼント

Oliveではサービス開始を記念したキャンペーンを開催しており、条件を達成するとVポイントがもらえる。

キャンペーンは複数あり、そのうち「恒常」と記載されているものは申込期間が限定されておらず、しばらく継続するものと思われる。

「恒常」のキャンペーンについて解説するので、Oliveを申し込む際にぜひ活用してほしい。

Oliveアカウントへの入金やデビットモードの新規利用で1,000ポイント

Oliveアカウントの新規開設後、期間中に10,000円以上を口座に入金すると、もれなくVポイント1,00ポイントがもらえる。

対象となるのは、Oliveアカウント申込み時点で、三井住友銀行に口座のない方だ。

ポイントプレゼントの条件として、口座開設月の翌月末までに10,000円を入金する必要がある。

ポイント付与が確認されるまで、口座に預けたお金は引き出さないようにしよう。

またOliveフレキシブルペイのデビットモードの利用金額の15%に相当するポイント、最大1,000ポイントもプレゼントされる。

6,667円の利用で上限の1,000ポイントに到達する計算だ。

ポイントの対象となるデビットの利用は、アカウント開設日または切替日の翌々月末までとなる。

対象者は、Oliveフレキシブルペイ入会時点で、過去にSMBCデビットまたはOliveフレキシブルペイを持っていない方だ。

クレジットモードの新規入会・利用で5,000ポイント

Oliveフレキシブルペイのクレジットモードに関しても、恒常のキャンペーンが開催されている。

Oliveクレジットモードに新規入会し、入会月の2か月後末までの利用金額の15%、最大5,000ポイントがプレゼントされる。

約33,334円の利用で、上限5,000ポイントに到達する計算だ。

入会日にもよるが、締切までは2~3ヶ月間となる。計画的に利用して、お得にポイントを受け取ろう。

Oliveのメリット

ここまでOliveの機能やキャンペーンについて解説してきたが、他にも利用するメリットが下記のようにたくさんある。

  • 対象のコンビニ・飲食店で最大18%のポイント還元を受けられる
  • 三井住友銀行の利用がお得になる
  • 毎月選べるお得な特典がある
  • SBI証券のクレカ積立に利用できる
  • ナンバーレス仕様でセキュリティが高い
  • 既に三井住友銀行の口座を持っている方もOliveへの切り替えができる
  • 三井住友カード ゴールド(NL)で年会費無料を達成するとOliveも年会費無料
  • 貯まったポイントは「VポイントPayアプリ」で簡単に買い物に使える

では1つずつ、詳しく見ていこう。

対象のコンビニ・飲食店で最大18%のポイント還元を受けられる

Oliveは「ポイ活」をする方からも注目されており、その理由は特定の店舗の利用で最大18%のポイント還元を受けられることだ。

具体的には、下記のように還元率がアップする仕組みだ。

  • 対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済で最大7%還元
  • 家族ポイントの登録で最大+5%
  • Vポイントアッププログラムによって最大+6%

上記をすべて満たすと最大18%還元となる。以下、1つずつ詳しく解説していく。

対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済で最大7%還元

対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元*となる。対象となるコンビニ・飲食店は下記のとおりだ。

【対象の店舗】
セイコーマート※1、セブン-イレブン、ポプラ※2、ミニストップ、ローソン※3、マクドナルド、モスバーガー※4、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店※5、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、かっぱ寿司、ケンタッキー・フライド・チキン、デイリーヤマザキ
※1:タイエー、ハマナスクラブ、ハセガワストアも対象。
※2:生活彩家も対象。
※3:ナチュラルローソン、ローソンストア100、ローソンスリーエフも対象。
※4:モスバーガー&カフェも対象。 ※5:ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんから亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三も対象。

家族ポイントの登録で最大+5%

家族ポイントとは、対象となる家族を1人登録するごとに+1%、最大5%が加算されるプログラムだ。

一度登録しておけば、そのまま自動的にポイントが増える仕組みなので、登録できる方はぜひ利用しよう。

対象となる家族は、三井住友カードの本会員となっている方だ。Olive以外にも、下記のようなカードも対象となる。

【家族ポイントの対象となるカードの例】

  • 三井住友カード(NL)
  • 三井住友カード(CL)
  • 三井住友カード VISA/Mastercard
  • 三井住友カード ゴールド (NL)
  • 三井住友カード ゴールド Visa/Mastercard
  • 三井住友カード プラチナ Visa/Mastercard
  • プロミスVisaカード

家族カードの会員は家族ポイントに登録できず、本会員に限定されていることに注意が必要だ。

人数に関して、家族ポイントは最大9人まで登録できるが、6人以上登録しても還元率は5%でそれ以上に増加することはない

また、家族ポイントの加算対象となる店舗は、先ほど解説したコンビニと飲食店だ。その他の店で使っても、家族ポイントの加算はないことに注意しよう。

Vポイントアッププログラムによって最大+6%

Vポイントアッププログラムとして、下記のように条件をクリアすると還元率が上がる。

サービス名達成条件還元率
Oliveアカウントの選べる特典Oliveアカウントにおける選べる特典で「Vポイントアッププログラム+1%」を選ぶ+1%
Oliveアカウントの契約とアプリログインOliveアカウントに契約し、三井住友銀行アプリまたはVpassアプリに月1回以上ログインする+1%
Oliveアカウントの契約と住宅ローンの契約Oliveアカウントに契約し、三井住友銀行の住宅ローンの契約もあること+1%
SBI証券当月の投資信託の買付が1回以上あること+0.5%
当月の国内株式または米国株式の取引が1回以上あること+0.5%
当月末のNISAまたはつみたてNISA口座の保有資産評価額が30万円以上あること+1%
SMBCモビットOliveアカウントおよびSMBCモビットを契約のうえ、Oliveアカウント契約口座を支払い方法に登録・利用最大+1%

上記でもっとも簡単なのは、アカウント契約とアプリログインで、多くの方は達成できるだろう。毎月1回以上ログインする必要があるので、忘れないようにしよう。

また、選べる特典の+1%も比較的達成しやすい。とくにランクがプラチナプリファードの場合、選べる特典で「Vポイントアッププログラム+1%」を2つ選ぶことで+2%になる。

投資をしている方なら、SBI証券のサービスも条件を達成しやすいのではないだろうか。3つとも取引内容はそれほど難しくはない。

もっとも難しいのは住宅ローンの契約で、利用できる方は限られてくるだろう。

SMBCモビットは融資のサービスなので、ポイントアップのために利用するのは得策ではなく、必要なときのみの利用にとどめたほうが良いだろう。

三井住友銀行の利用がお得になる

Oliveアカウントを持つことで、三井住友銀行の利用について、下記のような特典が適用される。

  • 定額自動送金の振込手数料・取扱手数料が何回でも無料
  • SMBCダイレクトでの他行あて振込手数料が月3回まで無料
  • 三井住友銀行の本支店ATMおよび三菱UFJ銀行店舗外ATMの時間外手数料が何回でも無料

通常、定額自動送金は1回あたり110円、他行あて振込では385円または550円の手数料が発生する。この手数料が無料になるので、毎月振込をする方にはメリットが大きい。

なお他行あて振込に関して、無料になるのは通常月3回までだが、現在(2023年6月時点)はリリース記念特典により回数無制限となっている。

また、ATM手数料は平日・土日や時間帯を問わず、完全に無料になる。入金・出金などを何回行っても、手数料を気にする必要はない。

三井住友銀行は三菱UFJ銀行の店舗外ATMを共同利用しており 、こちらの手数料も無料になる。

毎月選べるお得な特典がある

Oliveでは「選べる特典」も用意しており、以下の中から好きなものを選べる。

  • 給与・年金受取特典:200ポイント(月に1回)
  • コンビニATM手数料が月に1回無料
  • 対象のコンビニ・飲食店でのVポイントの還元率が+1%
  • 1万円以上の預かり残高で100ポイント(月に1回)

4つの特典は毎月自由に選べるので、ずっと1つだけに決める必要はない。

どれがお得なのかは利用者のライフスタイルによって異なる。

コンビニでお金を下したいなら、コンビニATM手数料の月1回無料の特典が便利だろう。

コンビニへ行かない方なら、ポイントが受け取れる特典を選ぶのがよいだろう。

給与や年金を受け取れる場合は200ポイント、1万円以上を預けられる場合は100ポイントがもらえる。

SBI証券のクレカ積立に利用できる

OliveはSBI証券と連携することで資産状況の把握ができることに加え、フレキシブルペイを使ってクレカ積立をすることもできる。

SBI証券で三井住友のクレカ積立をすると2つの特典が適用される。

1つ目の特典は、毎月の積立額に応じてVポイントが貯まる。Vポイントの還元率は、カードランクごとに下記のようになっている。

  • プラチナプリファード:5%
  • ゴールド:1.0%
  • 一般:0.5%

Oliveフレキシブルペイについても還元率は上記のとおりで、ランクの高いカードほど還元率も大きくなる。

たとえば毎月5万円をプラチナプリファードで積み立てると、毎月2,500ポイント、1年間で30,000ポイントが手に入る。

また、2つ目の特典として、投資信託の残高に応じて別途ポイントが継続的にもらえる。

銘柄の種類月間の平均保有金額
1,000万円未満1,000万円以上
通常銘柄0.10%0.20%
SBIプレミアムチョイス銘柄0.15%0.25%
その他指定銘柄ファンドごとにSBI証券が指定した付与率

月間の平均保有金額が1,000万円以上で、SBIプレミアムチョイス銘柄であれば、月間平均保有金額の0.25%に相当するVポイントが毎月もらえる。

SBIプレミアムチョイス銘柄とは、長期で保有することに適しているとSBI証券が認定した銘柄のことだ。

2つの特典とも、積立を長期間に渡って続けるほど、付与されるVポイントも多くなる。長期投資をしたい方にはメリットの大きい特典だろう。

ナンバーレス仕様でセキュリティが高い

Oliveで発行されるカードはすべてナンバーレス仕様だ。

カード番号、有効期限、口座番号などの情報は印字されないため、スッキリしたカードデザインとなっている。

カードの表面にも裏面にも一切印字されない「完全ナンバーレス」であり、他人の盗み見を心配せずに利用できる。

インターネット通販などでカード番号などが必要になったときは、アプリで確認できるため、カードとしての機能はまったく問題ない。

既に三井住友銀行の口座を持っている方もOliveへの切り替えができる

「Oliveを使ってみたいが、すでに口座がある」という方もいるだろう。

三井住友銀行の口座を保有している方も、Oliveへ切り替えることが可能だ。

Oliveに切り替えをしても、口座の店番号や口座番号は変わらないため、引き落としなどの手続きを再度行う必要はない。

口座がある場合のOliveの申込み方法や手順を後ほど解説するので、そちらも参考にしてほしい。

三井住友カードゴールド(NL)で年会費無料を達成するとOliveも年会費無料

三井住友カードゴールド(NL)

Oliveに興味のある方で、三井住友カードゴールド(NL)で年会費無料の条件を達成している方もいるだろう。

Oliveフレキシブルペイ ゴールドと同様、年間100万円以上利用すると、翌年以降の年会費は永年無料となる。

ゴールドカードをお得に使いたい方に注目されている特典で、SNSや掲示板では「修行」と呼ばれていることもある

三井住友カードゴールド(NL)で「修行」を達成すると、Oliveフレキシブルペイ ゴールドの年会費も永年無料になる。

ただし期間は2024年2月29日までとなっているため、該当する方は早めに申し込むとよいだろう。

貯まったポイントは「VポイントPayアプリ」で簡単に買い物に使える

Oliveの利用で貯まるVポイントにはさまざまな使い道があるが、もっともおすすめなのは「VポイントPayアプリ」で買い物をすることだ。

貯まったVポイントをVポイントPayアプリにチャージすれば、1ポイント=1円として買い物に使える

使えるお店はVisa加盟店のネットショップおよびApple Pay・Google ぉレット対応の店舗。スーパー・ドラッグストア・コンビニ・飲食店など、幅広いお店で買い物ができる。

ポイントだけでは足りない場合、クレジットカードや銀行口座からチャージして、残高を増やしたうえで支払えるため、少ないポイントも無駄なく消費できる。VポイントPayアプリの詳細は以下の記事も参考にしてほしい。

Oliveのデメリット

Oliveは利便性やポイント還元などでメリットが多いが、以下の点には注意が必要だ。

  • 三井住友銀行の口座開設が必要
  • 利用明細のモードの表示が実際と異なる場合がある
  • 国際ブランドはVisaのみ
  • モードの切り替え忘れに注意が必要
  • 審査落ちした場合でも年会費が発生する

では、1つずつ詳しく解説する。

三井住友銀行の口座開設が必要

Oliveを利用するには、三井住友銀行の口座開設が必須であり、口座なしで利用することはできない。

具体的には、以下5つのサービスの申込みが必要となる。

  • 三井住友銀行の普通預金口座または残高別金利型普通預金口座
  • SMBCダイレクト(残高確認や振込などをアプリやWebサイトでできるサービス)
  • Web通帳(紙の通帳を発行せず、スマホやパソコンで残高や明細を閲覧できるサービス)
  • SMBC ID(三井住友カードと三井住友銀行の情報を共通管理できるID)
  • Oliveフレキシブルペイ(クレジットカードは任意)

また、Oliveフレキシブルペイで支払った利用代金の引き落としは、三井住友銀行のみに限定される。

他の銀行をメインで使っている方の場合、かえって管理が面倒になるケースもあるだろう。

利用明細のモードの表示が実際と異なる場合がある

Oliveフレキシブルペイを使ったと明細を見たときに、アプリで設定した支払いモードと異なる支払いモードが表示されるケースがある。

まず、支払いモードをコントールできない取引をした場合で、具体的な例は下記のとおりだ。

取引内容表示される支払いモード
海外ATMでの取引すべてデビットモード
ETCの利用すべてクレジットモード
PiTaPaの利用すべてクレジットモード
iDの利用すべてデビットモード

この他にも、店舗からの売上情報が遅れて三井住友銀行に届いた場合、返品をした場合などがある。

支払いモードを変更したい場合、三井住友銀行の公式サイトで手続きができる。

ただし、支払いモードをコントロールできない取引の場合、引き落とし日の8営業日前を過ぎている場合、変更先の支払いモードが解約されている場合は変更できない。

国際ブランドはVisaのみ

Oliveでは国際ブランドはVisaのみであり、MastercardやJCBなどは選べない。

すでにVisaのカードを持っていて、別の国際ブランドのカードを持ちたいといった場合には、Olive以外のカードを検討するのがよいだろう。

一方で、Visa自体は国際ブランドとして利便性が高い。国内・海外ともに加盟店はトップクラスで多く、クレジットカードが使える店ならほぼVisaが利用できるだろう。

モードの切り替え忘れに注意が必要

Oliveで複数の支払いモードを使い分けしようとする場合、モードの切り替え忘れに注意しなくてはならない。

たとえばポイント払いをして、うっかりそのままにしておくと、次の買い物でもポイントを使ってしまうことになる。ポイント数が利用代金に満たないと、決済できずエラーになってしまう。

クレジットモードやデビットモードも同様のため、現在どのモードに設定されているか注意しよう。

少し手間はかかるが、支払いをする直前に毎回確認するのが安全だ。

切り替え忘れを100%防ぎたい場合、クレジットモードのみなど、どれか1つだけ使うと決めるのも有効な方法だ。

また、モードの切り替えはアプリで行うため、スマホをなくしたり充電切れになったりした場合は切り替えができなくなる。万が一の場合は、コールセンターに電話して相談しよう。

審査落ちした場合でも年会費が発生する

Oliveフレキシブルペイの審査に落ちた場合、通常のクレジットカードと違い、そのままカードが発行されないということではない。

クレジットモードは利用できないが、デビットモードとポイント払いの機能が使えるカードは発行され、カードのランクに応じた年会費は発生する。

ただし、ゴールド・プラチナプリファードともに初年度年会費無料の特典があるため、1年目は支払う必要はない。

2年目から年会費が発生するので、継続するかをそれまでに決めるとよいだろう。

Oliveとその他の三井住友カードとの違いを比較、どちらがお得?

三井住友カードはOlive以外にもさまざまなクレジットカードを発行しており、どちらがお得なのか気になる方もいるだろう。

そこで、Oliveとその他の三井住友カードについて、同ランク同士で比較してみよう。

三井住友カード(NL)との違い

比較項目Oliveフレキシブルペイ三井住友カード(NL)
年会費永年無料
国際ブランドVisaVisa
Mastercard
ポイント還元率クレジット0.5%
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
デビット0.5%なし
ポイント払い0.25%なし
対象のコンビニ・飲食店での最大還元率18%
毎月選べる特典毎月1つ選べるなし
海外旅行保険海外:最高2,000万円
お買物安心保険なし
家族カードなしあり
(年会費永年無料)
ETCカード初年度無料
年会費550円(税込)
※前年1回以上の利用で翌年無料

一般ランクのOliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の主な違いは、まず支払いモードによるポイント還元率だ。

Oliveフレキシブルペイではデビットモードやポイント払いモードもポイント還元の対象になるが、三井住友カード(NL)ではそもそもクレジットカード払いしかできない。

また、「毎月選べる特典」はOliveフレキシブルペイ独自の特典であるため、三井住友カード(NL)は対象外だ。

家族カードに関しては、三井住友カード(NL)では年会費無料で発行できるが、Oliveフレキシブルペイでは発行できない。

そのほか、旅行傷害保険やETCカードなどのサービスは同じだ。

三井住友カード ゴールド(NL)との違い

比較項目Oliveフレキシブルペイ ゴールド三井住友カード ゴールド(NL)
年会費5,500円(税込)
※初年度無料
5,500円(税込)
特典年間100万円以上利用すると翌年以降の年会費は永年無料
年間100万円の利用で継続特典10,000ポイント※
国際ブランドVisaVisa
Mastercard
ポイント還元率クレジット0.5%
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
デビット0.5%なし
ポイント払い0.25%なし
対象のコンビニ・飲食店での最大還元率18%
毎月選べる特典毎月1つ選べるなし
海外旅行保険国内・海外:最高2,000万円
お買物安心保険購入日および購入日の翌日から200日間補償
(補償限度額:300万円)
家族カードなしあり
(年会費永年無料)
ETCカード初年度無料
年会費550円(税込)
※前年1回以上の利用で翌年無料

※対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。

Oliveフレキシブルペイ ゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)を比較すると、年会費に違いがある。

Oliveフレキシブルペイ ゴールドには初年度無料の特典があるが、三井住友カード ゴールド(NL)にはないため、初年度は5,500円(税込)の年会費を支払う必要がある。
※年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。

年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費を永年無料にできる点はどちらも同じだ。年間100万円以上の利用で継続特典10,000ポイントがもらえる点も共通している。

すでに三井住友カード ゴールド(NL)を保有している場合、Oliveフレキシブルペイ ゴールドと2枚持ちをするのもおすすめだ。

公共料金などカード番号の変更が面倒な支払いは三井住友カード ゴールド(NL)で引き落としを継続し、その他の支払いをOliveにすることで便利な使い分けができる。

なお一般ランクと同様、国際ブランド・ポイント還元率・毎月選べる特典などには両者で違いがある。

三井住友カード プラチナプリファードとの違い

比較項目Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード三井住友カード プラチナプリファード
年会費>33,000円(税込)
入会時の特典初年度年会費無料新規入会・利用で40,000ポイント
その他特典前年100万円利用ごとに継続特典10,000ポイント(最大40,000ポイント)
・プリファードストア(特約店)利用で+1〜9%の追加ポイント
海外利用分は還元率3%
国際ブランドVisa
ポイント還元率クレジット1.0%
デビット1.0%なし
ポイント払い0.25%なし
対象のコンビニ・飲食店での最大還元率18%
毎月選べる特典毎月2つ選べるなし
海外旅行保険国内・海外:最高5,000万円
お買物安心保険購入日および購入日の翌日から200日間補償
(補償限度額:500万円)
家族カードなしあり
(年会費永年無料)
ETCカード初年度無料
年会費550円(税込)
※前年1回以上の利用で翌年無料

Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードには、年会費が初年度無料の特典が付いているのが特徴だ。

年会費は33,000円(税込)と比較的高額なため、ひとまず試してみたい方にとって初年度が0円になるのはありがたい特典だろう。

一方で三井住友カード プラチナプリファードは、新規入会と入会月の3か月後末までに40万円以上のカード利用で、40,000ポイントがプレゼントされる。

およそ3~4カ月間で40万円以上の決済が必要にはなるが、こちらも実質的に年会費をカバーできる特典といえる。

プラチナプリファードはポイント還元に特化したプラチナカードであり、その優待特典はどちらのカードにも付帯している。

お得に活用するには、毎年の継続特典プリファードストア(特約店)の活用海外利用分の3つが鍵になる。

Oliveの申込み方法・流れ

Oliveに申し込むには、スマホから手続きをする必要がある。ここからは、三井住友銀行の口座がある場合・ない場合に分けて、申込方法を解説していく。

三井住友銀行の口座がある場合

三井住友銀行の口座がある場合、三井住友銀行アプリから、Oliveアカウントへの切り替え手続きが可能だ。

  1. 三井住友銀行アプリを最新にアップデートする
  2. 「ログイン画面へ」をタップする
  3. 店番号や口座番号などでログインする
  4. 指示に従ってSMBC IDとパスワードを登録する
  5. ホーム画面上部にある「Oliveアカウントに切替」をタップする
  6. サービスを選ぶ(アカウントランク・店舗・カードデザインなど)
  7. 申込み情報を入力する
  8. フレキシブルペイの設定に進む
  9. 支払いモードを選ぶ(あとで変更も可能)
  10. モバイル決済を登録
  11. デビットモードの設定が完了し、買い物で使えるようになる

なお、クレジットモードの利用に関しては下記のようなステップになる。

  1. 審査結果が届いたらアプリにログインする
  2. クレジットモードの契約内容を確認する
  3. 支払いモードを選ぶ
  4. クレジットモードの設定が完了し、買い物で使えるようになる
  5. カードが到着する

申込みから約1週間後、自宅にカードが届く

カード番号や口座番号は、カードと一緒に送付される台紙に記載されているが、三井住友銀行アプリやVpassアプリでも確認できる。

カードは台紙から外して、自宅で大切に保管しよう。

三井住友銀行の口座がない場合

三井住友銀行の口座がない方も、三井住友銀行アプリでOliveアカウントに申込みができる。

  1. 三井住友銀行アプリをダウンロードして起動する
  2. 画面下にある「Oliveアカウントに申し込む(口座開設)」をタップ
  3. SMBC IDを登録する
  4. オンラインで本人確認をする
  5. サービスを選ぶ(アカウントランク・店舗・カードデザインなど)
  6. お客さま情報を入力する
  7. SMS認証をする
  8. 申込みが完了する

これ以降のデビットモードやクレジットモードの設定などについては、口座がある場合と同様の手順だ。

申込みの途中で本人確認をオンラインで済ませる必要があるため、以下の書類から1点を準備しよう。

  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • 個人番号(マイナンバーカード)
  • パスポート
  • 在留カードまたは特別永住者証明書

パスポートに関しては、2020年2月4日以降に申請した場合、所持人記入欄がないため、利用できない。

なお、アカウントランクである一般・ゴールド・プラチナプリファードは、後で変更することは原則として不可能だ。

サービスや特典内容をよく確認してから、自分に合うものを選ぼう。

Oliveについてよくある質問

Oliveはこれまでにない新しい機能が多いため「これはできるの?」「こんな場合はどうなるの?」と疑問を持つ方も多い。

そこでここからは、Oliveに関してよくある質問と回答を紹介していく。

三井住友銀行の口座をOliveに切り替えできる?

三井住友銀行の口座をすでに保有している場合、Oliveアカウントに切り替えることが可能だ。

三井住友銀行アプリを利用して手続きができ、手数料がかかることはない。

Oliveの新しいカードを利用すると、古いキャッシュカードは使えなくなるため 、はさみで切断したうえでバラバラに分けて廃棄しよう。

Oliveに切り替えても口座番号などは変わらないため、公共料金の引き落としなどで再度手続きをする必要がないのもメリットだ。

ただし、Oliveに切り替えるとWeb通帳のみになるため、紙の通帳は利用できなくなる。

三井住友カードをOliveフレキシブルペイに切り替えできる?

三井住友カードをOliveフレキシブルペイに切り替えることはできない

すでに三井住友カード(NL)や三井住友カード ゴールド(NL)などを保有している場合、切り替えができないため、Oliveとの2枚持ちをすることになる。

ただし、三井住友カード以外で以下の「クレジットカード一体型キャッシュカード」であれば、Oliveへの切り替えができる。

カード名称カード表面の特徴
SMBC CARD
One’s Card
VISAのロゴマークがあり、店番号と口座番号が表記されている
SMBC JCB CARDJCBのロゴマークがあり、店番号と口座番号が表記されている
SMBC CARD SuicaSuicaのロゴマークがあり、店番号と口座番号が表記されている

気になる方は、自身の持っているカードが上記に該当していないかを確認してみよう。

三井住友カードとの2枚持ちは可能?

通常の三井住友カードはOliveに切り替えできないが、2枚持ちをすることはできる

すでに持っているカードは番号などが変更されることはないため、公共料金の支払いなどでカード番号の変更手続きをせずに使い続けられる。

2枚持ちをするのにおすすめのケースとして、下記の例が挙げられる

  • 日常用と旅行用でカードを分けて、それぞれの出費を分かりやすくする
  • 水道光熱費など固定費用のカードと、毎日の買い物など変動費用のカードを分ける
  • すでにMastercardの三井住友カードを持っているので、OliveでVisaカードを作る
  • Oliveはコンビニ・飲食店専用とし、それ以外は別のカードで決済する

2枚のカードを上手に使い分けることで、家計管理がしやすくなるケースがある。

また、Oliveと三井住友以外のクレジットカードを使い分けるのもおすすめだ。

それぞれのカードの独自特典を活用することで、よりお得な買い物ができるケースもある。

たとえば、コンビニや飲食店では最大18%還元を受けられるOliveフレキシブルペイを使い、楽天市場ではいつでも3%以上の還元を受けられる楽天カードを使うといった方法だ。

家族カードは発行できる?

残念ながら、現時点でOliveでは家族カードを発行できない

家族もOliveフレキシブルペイを利用したいなら、本会員として別途申し込むことになる。

Oliveフレキシブルペイのゴールドは、年間100万円以上使うと翌年以降の年会費が無料になるが、家族カードで利用額を増やす方法は使えない。

三井住友カードでどうしても家族カードを発行したい場合、三井住友カード(NL)や三井住友カード ゴールド(NL)など、その他の三井住友カードを選ぶ必要がある。

カードのランクを後で変更できる?

Oliveフレキシブルペイはカードランクの変更に対応していないので、最初に申し込んだカードで利用を続けることになる。

どうしても変更したい場合は、一度退会をしてから2週間後をめどに新規で申し込むことが必要だ。

クレジットの審査も改めて行われるため、場合によっては発行が認められないこともある。

このように、カードランクの変更は非常に手間がかかるため、申し込む際には慎重に検討したうえで決定しよう。

クレジット機能なしで利用できる?

Oliveはクレジット機能なしで発行することもでき、この場合はデビットモードを中心に利用することになる。

ただし、クレジット機能がないと、対象のコンビニ・飲食店で最大18%のポイント還元などの特典を受けられない

また、一度クレジット機能なしで申し込むと、後から追加することはできず、退会したうえで再度申し込む必要がある。

Oliveでポイントを貯めていくなら、クレジットカードありで申し込むのがおすすめだ。一般ランクなら年会費は永年無料のため、カードを発行しても損をすることはない。

未成年でも利用できる?

Oliveフレキシブルペイは、0歳から申し込むことが可能だ。

子どもが0~15歳未満の場合、親権者だけが申込める。この場合は三井住友銀行アプリではなく、専用のWebページから申し込むことになるので、公式サイトを確認しよう。

子どもが15歳以上の場合は、親権者ではなく本人の申込みだけが有効であり、申込み方法は通常通り三井住友銀行アプリからとなる。

クレジットモードに関しては、未成年は対象外だ。

クレジットなしで利用を始めた未成年の方がクレジットモードを利用したい場合、18歳を迎えて大学への入学または就職をしてから、いったんOliveフレキシブルペイを解約する。

分離発行された単体のキャッシュカードが届いたら、改めてOliveフレキシブルペイを申し込む。

進学先や就職先が決まっていても、実際の在籍後(4月1日以降など)でなければ、クレジットモードの申込みはできないことに注意しよう。

審査に通過すれば、クレジットモードの付いたカードが新たに発行される。

なお、ゴールドやプラチナプリファードの場合、クレジットモードに申し込めるのは20歳以上の方だ。

Oliveフレキシブルペイの発行までの時間はどのくらい?

Oliveフレキシブルペイのカードは、申込日から約1~2週間程度で届く。

キャッシュカードやクレジットカードの機能も付いているため、やや時間がかかると考えられる。

申し込んでからすぐショッピングに使えるわけではないので、買い物の予定がある場合は余裕をもって申し込もう。

急いでいる場合は、最短即日発行に対応しているクレジットカードもおすすすめだ。

たとえば三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)などは最短10秒※でカード番号が発行でき、ショッピングができるようになる。
※即時発行ができない場合があります。

オリーブASH支店とは何?

オリーブASH支店とは、アプリの口座開設時に使われるデジタルの支店だ。実際の店舗は存在しないため、窓口営業やATM設置などは行っていない。

デジタル支店であっても、振込や口座振替といった口座サービスは、通常の支店と同様に利用できる。

オリーブASH支店は2023年3月1日に開始された新しい店舗であるため、他社のATMやWebサービスにおける支店検索に出てこない場合がある。

時間がたてば反映されると思われるが、表示されない場合は、各サービスに問い合わせてみよう。

問い合わせ先はどこ?

Oliveの問合せ先は、下記の3種類だ。

問い合わせ方法詳細
電話紛失:0120-956-999(毎日24時間受付)
その他:0120-774-322(毎日9:00~21:00受付)
チャットサポートオペレーターがリアルタイムで回答
(毎日9:00~21:00受付)
FAQ(お客さまサポート)公式サイトにて原則として24時間閲覧が可能

上記のうち、最初に利用をおすすめするのは、三井住友銀行の公式サイトにあるFAQ(お客さまサポート)だ。

「切り替えができない」「ログインできない」など知りたい内容を選んでいくだけで、解決策を案内してもらえる。

インターネットで夜間・休日でも利用でき、オペレーターと話しをしたり文字を入力したりする必要はない。

FAQを使っても解決ができない場合に、電話またはチャットサポートを利用しよう。

Oliveで便利なキャッシュレスライフを満喫しよう

三井住友銀行の新たな金融サービスである、Oliveについて詳しく解説してきた。

キャッシュカード・クレジットカード・デビットカード・ポイントカードの4つの機能が1つにまとまったカードを発行で木、さまざまな支払い方法を使い分けることができる。

入金・出金や資産運用の状況も確認でき、アプリ1つでお金の流れが把握可能だ。

コンビニ・飲食店で最大18%など、ポイント還元のメリットもある。

Oliveフレキシブルペイには、一般・ゴールド・プラチナプリファードの3つのランクがある。

年会費無料で使いたい方は一般、年間100万円以上決済できる方はゴールド、ポイント還元率を最大に高めたい方はプラチナプリファードがおすすめだ。

Oliveでは申込みと同時に口座開設ができるので、三井住友銀行に口座のない方もまったく問題ない。

Oliveに申し込んで、キャッシュレスライフを満喫してみてはいかがだろうか。

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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