ブラックカードには最強の特典とメリットがある!主要カード3種類の比較

Pocket

ブラックカード

クレジットカードの最高峰「ブラックカード」。

年会費は高額だが、それを補って余りある補償やサービス、ステータスがブラックカードにはある。

今回は、ブラックカードの概要とともに、気になる取得方法と主なブラックカードを徹底解説していく。

ブラックカードの歴史と特徴

「ブラックカード」はクレジットカードの一種で、数あるクレジットカードの中でも「最高峰」に君臨するクレジットカードだ。券面が黒色のカードが多いため、ブラックカードと呼ばれている。

ゴールド、プラチナ、ブラック

かつて、クレジットカードの最高峰といえば、ゴールドカードであった。しかし、やがてゴールドカードの上位カードとして「プラチナカード」が発行され、最高峰カードの地位についた。

さらに、アメリカン・エキスプレスが2002年に日本国内で初のブラックカードである「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」を発行すると、クレジットカードの最高峰は、プラチナカードからブラックカードへと移った。

サービスや補償が充実している

ブラックカードのサービスや補償の充実ぶりは、他のカードの追随を許さない。ブラックカードの代表的なサービスや補償を紹介しよう。

「コンシェルジュサービス」でチケットやレストランの購入・予約も可能

ブラックカードの保有者には、ブラックカード専用の電話番号が用意され、コンシェルジュが24時間365日対応してくれる。

アメックス・センチュリオンに至っては、一部時間帯は専属の担当者が応対してくれる充実ぶりだ。

入手困難なエンターテインメントのチケット入手や、予約困難な料亭やレストランなどの予約も、コンシェルジュ経由で行なえば可能である。

「プライオリティ・パス」で世界中の空港ラウンジを利用可能

「プライオリティ・パス」という、世界各地の空港ラウンジを無料で利用可能なパスがある。

ブラックカード保有者は、最上位のプライオリティ・パス(プレステージ会員)を無料で取得できる。

プレステージ会員になるだけで本来は399米ドル(4万円以上)の年会費がかかる。

また、本会員だけでなく家族カード会員に対しても、同様のプライオリティ・パスが発行されるので、これだけでも高額な年会費の元は取れそうだ。

各種保険が充実

一般的なクレジットカードの中にも、海外旅行傷害保険やショッピング保険が付帯しているものがあるが、ブラックカードの各種保険は、補償金額や条件などで群を抜いている。

海外旅行傷害保険は最高1億円が当たり前。さらに、補償金額は減るものの、本人だけでなくカード会員でない家族も保険の対象とな。

また、ショッピング保険も、国内外・支払い回数にかかわらず高額な補償(500万円程度)が用意されているので、安心して買い物が楽しめる。

ショッピング保険は「購入した商品」に対する補償だが、現金に対する補償も付いているのがブラックカードならでは。

主に海外旅行中に外貨が盗難された場合、10万円程度を補償してくれるもので、事前手続きなどは必要ない。

主なブラックカード

現在、日本国内で発行されているブラックカードは、10枚にも満たない。

今回はそのうち、特にメジャーな3枚のブラックカードを紹介しよう。概要は次の表の通り。また、それぞれのカードの特典・サービスの詳細もまとめていく。

  アメックス・センチュリオン ダイナースプレミアム JCBザ・クラス
入会金 50万円
年会費 35万円 13万円 5万円
家族カード 年会費無料
※配偶者以外はプラチナ4枚迄
何枚でも年会費無料 8枚まで年会費無料
ETCカード 年会費無料
※本会員は5枚迄、家族カードは1枚/人
年会費無料 年会費無料
利用限度額 一律の制限はない 一律の制限はない 最高500万円
海外旅行保険 最高1億円 最高1億円 最高1億円

アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード

世界で初めて発行されたのブラックカードであるアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード。通称「アメックス・センチュリオン」

カード概要

入会金 50万円
年会費 35万円
家族カード 年会費無料 ※配偶者:センチュリオン/その他:4枚までプラチナカード
ETCカード 年会費無料 ※本会員は5枚まで、家族カードは1枚/人
利用限度額 一律の限度額はない
海外旅行傷害保険 最高1億円

他のブラックカードと比較しても維持費がけた違いに高く、初年度は入会金も発生するので、初年度の合計金額は85万円(税込91万8千円)にもなる。

しかし、コストに見合うだけのサービスが保証されている。トラベル&エンターテインメントに強みを持つアメックスだけに、特に旅行関連のサービスは秀逸だ。

また、アメックス・センチュリオンの家族カードは、事実婚や同性婚カップルでも発行できる点が、非常にユニークだ。

有名ホテルの上級会員資格

アメックス・センチュリオンを持っているだけで、「ホテル・メンバーシップ」という有名ホテルの上級会員資格を自動的に得られる。

ヒルトンシェラトンインターコンチネンタルシャングリ・ラなどの有名ホテルで、アーリーチェックインやレイトチェックアウト、部屋のアップグレードサービスなどを受けられる。

エミレーツ航空会社の上級会員資格

有名ホテルだけでなく、エミレーツ航空の上級会員資格も得られる。優先チェックイン優先搭乗、満席便でも座席保証ビジネスクラスラウンジ利用など、メリットが多い。

国内線のアップグレードも

国内線がメインの人には、「国内航空券アッパーシートプログラム」が役に立つ。

コンシェルジェ経由での宿泊予約、JALかANAの普通料金航空券購入の条件を満たせば、普通席から上級クラスへのアップグレードが受けられ、航空会社のラウンジも利用可能だ。

その他の旅行関連のサービス

アメックス・センチュリオンには、その他にも旅行関連のサービス充実している。

  • インターナショナル・エアライン・プログラム:提携航空会社の国際線航空券を優待価格で購入可能
  • 国際線手荷物無料宅配:自宅⇔空港間の往復手荷物無料宅配
  • 国内手荷物無料宅配:国内の指定先へ無料宅配
  • 手ぶらチェックインサービス:自宅で預けた荷物を海外到着空港で受け取れる
  • 国内宿泊施設の手荷物無料宅配:対象の国内宿泊施設へ手荷物を無料宅配

手ぶらチェックインサービスや国内宿泊施設の手荷物無料宅配は、他のブラックカードにはないサービスだ。

ダイナースクラブ プレミアムカード

ステータス性でアメックスと肩を並べるダイナースクラブが発行するブラックカード。通称「ダイナースプレミアム」

カード概要

入会金 無料
年会費 13万円
家族カード 何枚でも年会費無料
ETCカード 年会費無料
利用限度額 一律の限度額はない
海外旅行傷害保険 最高1億円

アメックス・センチュリオンと比較すると年会費は安いが、それでも高額の年会費であることは間違いない。

しかし、その分サービスも非常に充実している。特に、ダイニング関係のサービスはダイナースクラブの得意とするところだ。

エグゼクティブ・ダイニングでコース料理が無料

コース料金が無料となる「エグゼクティブ・ダイニング」というサービスがある。

所定コース料理を注文すると、1名分、もしくは2名分が無料となる。

他のカードでは対象となっていないレストランでも、ダイナースプレミアムでは対象となっていることも多い。

「料亭プラン」で会員限定特典

会員限定の「料亭プラン」で、一見さんお断りの敷居の高い料亭も利用できるようになる。

さらに、特製お土産、シャンパンサービス、オリジナル日本酒プレゼントなどの特典を受けられる。

ダイナースプレミアム限定のおもてなしプラン

「おもてなしプラン」というサービスがある。

対象レストランで、10%オフ、限定ランチメニュー、ウェルカムスプマンテなど、通常会員よりもお得なサービスを受けられるというものだ。

他のカードでは利用できないダイナースプレミアム限定のプランもある。

JCBザ・クラス

日本発の国際ブランドJCBでは、ブラックカードとして「JCBザ・クラス」を発行している。

カード概要

入会金 無料
年会費 5万円
家族カード 8枚まで年会費無料
ETCカード 年会費無料
利用限度額 最高500万円
海外旅行傷害保険 最高1億円

年会費を見てみると、他社のプラチナカード相当の金額だ。

かつてはJCBザ・クラスを「プラチナカード」と見る風潮もあったが、「JCBプラチナ」が発行されたことにより、JCBザ・クラスは「ブラックカード相当」となった。

TDR・USJで専用ラウンジが利用可能

JCBは東京ディズニーリゾート(TDR)、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)のスポンサーを務めている関係から、パーク内に専用ラウンジを設置している。

ラウンジの設置数は、TDRはディズニーランド、ディズニーシー内に各1か所、USJは1カ所だ。

いずれのラウンジでも、ドリンクサービス休憩はもちろん、アトラクションへの優先搭乗ができる。

また、TDR内に設置されている会員制レストラン「クラブ33」に、抽選で入場できる特典もある。

ブラックカードの申し込み&審査

ブラックカードは、誰でも申し込めるわけではない。

一般カードやゴールドカード、そして一部プラチナカードは、自分で申し込むことが可能だが、ブラックカードは基本的に、カード会社からの招待(インビテーション)がないと、申し込むことができない。

インビテーション条件は公開されていないが、同カード会社の一つ下位のカードを持っていることは基本条件であると言える。

以下が主なブラックカードごとの一つ下位のカードだ。ブラックカードを持つためには、まずはこれらのカードを目指すことになる。

アメックス・センチュリオン - アメックス・プラチナ-アメックス・ゴールド
ダイナースプレミアム-ダイス ー スクラブカード
JCBザ・クラス - JCBプラチナ

アメックス・センチュリオンに関しては、一つ下位に位置するアメックス・プラチナもインビテーションがないと申し込むことはできない

実際にはアメックス・ゴールド会員が実績を積み上げて、プラチナカードからセンチュリオンへとステップアップしていくのが王道だ。

ダイナースプレミアムの一つ下位のカードは一般カードの「ダイナースクラブカード」だが、一般カードとはいえゴールドカードと同等かそれ以上のカードだ。

審査の条件

前述の基本条件に加え、インビテーションでは「年収」「職業」「利用金額」「利用場所」などの条件が加味される。

  • 年収
  • 高いに越したことはないが、ダイナースクラブが原則500万円以上を審査対象としているので、一つの基準となるだろう。

  • 職業
  • ステータスの高い職業が有利であるものの、一般のサラリーマンでもその他の条件により招待の可能性はある。

  • 利用金額
  • 同じ利用金額でも、年に1度、600万円の買物をする人より、毎月50万円ずつ年間600万円の買物をする人、つまり頻繁な利用がある方が上顧客と判断される可能性が高い。

  • 利用場所
  • スーパーやコンビニなど日常的な利用がNGというわけではないが、風俗店など品位を欠くような場所、換金性の高い品物の購入などはマイナスになりかねない。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド

amex gold

利用実績を重ねてプラチナカード、アメックス・センチュリオンへ

ステータス性、付帯サービスなど十分なハイステータスのカードだが、利用実績を重ねることで、さらにプラチナカード、アメックス・センチュリオンへの招待の可能性が開ける。

年会費 29,000円(税抜)
海外旅行保険 最高1億円(自動付帯)
その他 トラベル関連の補償や特典が充実
koushiki-200-40
shousai-95-40

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブ

利用実績を重ねてダイナースプレミアムへ

すでに十分にステータス性の高いカードだが、利用実績を重ねることでブラックカードの「ダイナースプレミアム」へ招待される可能性が開ける。

年会費 22000円(税抜)
海外旅行保険 最高1億円(利用付帯)
その他 グルメ関連のサービス充実、
会計処理不要の「サイレンス・スタイル」が特徴
koushiki-200-40
shousai-95-40

JCBプラチナカード

JCBプラチナカード

利用実績を重ねてJCBザ・クラスへ

プラチナカードながらコストパフォーマンスの高いカード。利用実績を重ねることで、ブラックカード相当のJCBザ・クラスへの招待の可能性が開けます。

年会費 25,000円(税抜)
海外旅行保険 最高1億円(自動付帯)
その他 海外ではポイント2倍、
ザ・クラスに匹敵するサービスあり
koushiki-200-40
shousai-95-40

まとめ

ブラックカードを持つには、「突撃」(インビテーションなしに自分から申し込むこと)が成功する可能性もゼロではないが、地道にインビテーションを待つ方が近道だ。

まずは、目指すブラックカードの下位カードであるゴールドカードやプラチナカードの利用から始めよう。

Pocket

執筆・編集:大人のクレジットカード編集部

大人のクレジットカード編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカードの情報をチェックし、記事を更新し続けています。

編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。

また、クレジットカードに関する情報収集のため、クレジットカード発行会社の取材・インタビューなども積極的に行い、カード発行者の生きた情報を届けています。