エミレーツ航空は1985年3月に設立した航空会社であり、アラブ首長国連邦のドバイに本社を置く。
ドバイは高級ホテルや高級ブランドの免税店が立ち並ぶリゾート地だ。
巨大な近代建築であるブルジュ・ハリファなどが有名で、観光地として人気の高い場所でもある。
エミレーツ航空は世界中のすべての大陸に就航しており、非常に利便性の高い航空会社だ。
日本からは成田空港・羽田空港・関西空港からの便がある。
所有している航空機は230機、140以上の都市に就航しており、そのネットワークは広がり続けている。
また、最新鋭の機器を兼ね備え、サービスにも力を入れている。
エミレーツ航空には、スカイワーズと呼ばれる独自のマイレージプログラムがある。
スカイワーズマイルが直接貯まるクレジットカードはないが、提携航空会社を利用したり、ポイントをスカイワーズマイルに交換できるクレジットカードの利用で、スカイワーズマイルを貯めたり、エミレーツ航空の特典航空券を利用したりできる。
JALカードやMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードなどは、エミレーツ航空の利用に役立つ代表的なクレジットカードと言える。
本記事では、エミレーツ航空を利用するためのマイルの貯め方や使い方、おすすめのクレジットカードなどについて解説する。
サービスのエミレーツ航空
エミレーツ航空はドバイ政府をオーナーとする航空会社だが、その後ろ盾に頼らず自由競争によって世界に認められる航空会社となった。
非常に満足度の高い航空サービスが有名であり、機内サービスにおいて賞も獲得している。
乗務員の教育も徹底して行われており、2ヶ国語以上を話せるスタッフも珍しくない。コールセンターや小売店にも多くの人員を割いている。
エミレーツ航空はドバイ以外の世界各国の空港で、他の航空会社のラウンジサービスと提携を行っている。
エミレーツ航空のマイルを貯めることで、提携航空会社のラウンジも利用できる。
提携航空会社は以下の通り。エコノミークラスの場合、それぞれのラウンジを使用するために必要なマイルの目安を記載しておいた。
航空ラウンジはクラスによってわかれており、上位のクラスほどサービスの幅が広がる。
- 日本航空:20,000マイル
- 大韓航空:10,000マイル
- 南アフリカ航空:16,000マイル
- モーリシャス航空:25,000マイル
- マレーシア航空:8,000マイル
- ジェットスター:7,500マイル
- ジェットブルー:7,500マイル
- カンタス航空:16,000マイル
- イージージェット:8,250マイル
- アラスカ航空:15,000マイル
- TAPポルトガル航空:7,500マイル
- S7航空:7,500マイル
- GOL航空:4,500マイル
エミレーツ航空のマイレージプログラム
エミレーツ航空には、スカイワーズと呼ばれる独自のマイレージプログラムがある。スカイワーズマイルの有効期限は3年間だ。
エミレーツ航空のフライトにおいては、利用クラスによって以下のようにマイレージの積算率が定められている。
エコノミー:50~100%
ビジネス:125%~175%
ファースト:200~250%
エミレーツ航空は、航空会社の三大アライアンス「スターアライアンス」「スカイチーム」「ワンワールド」のいずれにも加入していない。
しかし、エミレーツ航空を利用するほかに、提携航空会社でもスカイワーズマイルを貯めることが可能だ。提携航空会社は以下の通り。
- 日本航空
- 大韓航空
- 南アフリカ航空
- モーリシャス航空
- マレーシア航空
- ジェットスター
- ジェットブルー
- コパ航空
- カンタス航空
- イージージェット
- アラスカ航空
- TAPポルトガル航空
- S7航空
- GOL航空
提携航空会社のフライトにおけるマイルの貯まり方は、航空会社によって異なる。
また、提携航空会社の特典航空券を互いに利用することもできる。
クレジットカードでマイルを貯める
クレジットカードの利用によって、直接スカイワーズマイルが貯まる提携カードはない。
しかし、提携航空会社のマイレージプログラムでマイルを貯めてエミレーツ航空の特典航空券に交換することは可能だ。
あるいは、ポイントをスカイワーズマイルに交換できるクレジットカードを利用するという方法もある。
この2つの点から、エミレーツ航空のスカイワーズマイルを貯めるためにおすすめなのが以下のカードだ。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
年会費49,500円(税込)でホテルや提携航空会社などの付帯サービスに優れているクレジットカード。
カードの利用によってMarriott Bonvoyポイントが貯まる。アメックスのメンバーシップリワードポイントとは異なるので注意しよう。
Marriott Bonvoyポイントは提携航空会社のマイルに交換可能で、エミレーツ航空のスカイワーズマイルも対象となっている。
通常のカード利用では100円につき3ポイント、Marriott Bonvoy参加ホテルでの利用では100円につき6ポイントが貯まる。
マイルとの交換比率は3ポイントで1マイルとなっており、60,000ポイント以上のマイル移行でボーナスとして5,000マイルが付与される。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの詳細はこちら
JALカードTOKYUPOINTClubQ
カード利用でJALマイルが貯まることに加え、TOKYU POINT加盟店での利用ではさらにTOKYU POINTも貯まる。記名PASMOへのオートチャージ設定が可能。
年会費は2,000円だが、マイルを効率的に貯めるために、オプションサービスのJALカードショッピングマイル・プレミアムの利用をおすすめする。
このオプションの利用には年会費が3,000円かかるが、カード利用200円につき1マイルとなっていた還元率が、100円につき1マイル貯まるようになる。
また、JALのフライトを利用した際のマイル積算率がつねに100%となる。
海特に国際便のフライト利用が多い場合、効率的にマイルを貯めることができる
エミレーツ航空とクレジットカード
エミレーツ航空のスカイワーズマイルを貯めるためには、エミレーツ航空を利用してフライトマイルを貯める以外に、提携航空会社を利用する方法と、ポイントをスカイワーズマイルに交換できるクレジットカードを利用する方法とがある。
JALも提携航空会社となっているので、JALのフライトでマイルを貯めたり、JALマイルが貯まるクレジットカードを利用するのも有効だ。
また、参加ホテルでの手厚い特典で人気のMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードでは、ポイントをスカイワーズマイルに交換することができる。
スカイワーズマイルを直接貯めることのできるクレジットカードはないものの、クレジットカードを活用してスカイワーズマイルを貯めたり、エミレーツ航空の特典航空券を利用することは十分に可能だ。
スカイワーズマイル以外にも、利用機会の多い航空会社のマイルを積極的に貯めることで、快適かつお得な旅行を実現できる。
自分のライフスタイルに合わせてマイルを活用していこう。