2022年4月1日より楽天銀行の一部金利が引き下げられると発表された。
マネーブリッジ利用者が対象で、300万円を超える預金残高への適用金利が年0.10%から年0.04%になる。
詳細は本記事で解説しているので参考にしてほしい。
金利年0.1%から0.04%まで引き下げ
2022年4月1日より、マネーブリッジ(※)利用者の普通預金金利優遇が引き下げられる。
具体的には下記の通りだ。
現行 | 2022年4月1日以降 | |
適用金利 | 普通預金残高に関係なく年0.10%(税引後年 0.079%) | 普通預金残高300万円以下の部分は、年0.10%(税引後年0.079%) |
普通預金残高300万円を超える部分は、年0.04%(税引後年0.031%) |
例えば楽天銀行の普通預金残高(マネーブリッジ設定)が800万円の場合、現行の利息は1年間で8,000円になる。
しかし、金利引き下げ後は「300万円×0.1%+500万円×0.04%」となり、利息は5,000円だ。
メガバンクや地方銀行の普通預金金利(概ね0.001%)より高いのは変わらないが、従来の金利と比較するとサービス内容が改悪されたといえる。
※マネーブリッジとは、楽天証券と楽天銀行の口座連携サービスのこと。
「楽天証券×楽天銀行×楽天カード」が人気の理由
しかし、依然として楽天銀行が人気が高いのは変わらない。
それは、楽天証券と楽天銀行、楽天カードの組み合わせにある。
主な理由は下記の通りだ。
- マネーブリッジ設定で金利0.1%
- 月5万円まで楽天カードでの積立投資ができる
- 楽天証券が楽天SPUの対象
最大の魅力はマネーブリッジ設定での金利アップ。
2022年4月1日に引き下げられるものの、それまでは普通預金残高に関わらず0.1%が適用される。
引き下げ後も他のメガバンクや地方銀行より圧倒的にお得だ。
また、毎月50,000円まで楽天カードで積立投資ができる点もポイント。
決済額に応じて楽天ポイントが貯まるだけでなく、楽天銀行と楽天カードを紐づければ普通預金金利が年0.04%にアップする。
さらに、楽天証券は楽天楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象なので、条件をクリアすれば1.0%のポイント還元率アップも可能だ。
楽天経済圏に興味のある方は、楽天証券×楽天銀行×楽天カードの組み合わせを覚えておこう。
金利だけはない?楽天銀行の魅力
楽天銀行は単体で利用しても非常に便利なサービス。
具体的な魅力は下記の通りだ。
- メガバンクや地方銀行より高い金利
- コンビニATMで24時間365日利用可能
- 月7回までATM手数料が無料
- 月3回まで他行振込手数料が無料
- 楽天ポイントが利用できる
注目してほしいのはATM関連の充実したサービス。
ハッピープログラム(※)を活用すればMAX月7回までATM手数料を0円にできる。
メガバンクと比較してもその差は一目瞭然だ。
- 三菱UFJ銀行:毎月25日と月末日が無料
- 三井住友銀行:月3回まで無料
- みずほ銀行:月3回まで無料
また楽天銀行では、他行への振込手数料に関してもMAX月3回まで無料となっている。
※楽天銀行が提供するお客様優遇プログラムのこと。
ハッピープログラム
楽天銀行をフル活用する上で欠かせないのがハッピープログラム。
具体的な特典内容は下記の通り。
条件 | ATM手数料 | 他行振込手数料 | 楽天ポイント獲得倍率 | |
スーパーVIP | 残高300万円以上または取引30件以上 | 月7回無料 | 月3回無料 | 3倍 |
VIP | 残高100万円以上または取引20件以上 | 月5回無料 | 月3回無料 | 3倍 |
プレミアム | 残高50万円以上または取引10件以上 | 月2回無料 | 月2回無料 | 2倍 |
アドバンスト | 残高10万円以上または取引5件以上 | 月1回無料 | 月1回無料 | 1倍 |
ベーシック | なし | なし | なし | 1倍 |
VIP以上になれば楽天ポイントの獲得倍率が3倍になるので要チェックだ。