ETCソリューションズは、高速道路のETC技術を利用した新サービス「ETCX」を4月28日より会員登録をスタート。
車に乗ったまま街ナカでの買い物等ができる仕組みで、有料道路の料金所を中心にドライブスルーやレジャー施設での展開を予定している。
ETCXが使える店舗・施設
ETCXが使える店舗・施設は、第一弾として新名神高速道路の鈴鹿パーキングエリア(上り線)のピットストップSUZUKAドライブスルー(2021年5月8日時点)のみだが、今後は有料道路をはじめ、駐車場、ガソリンスタンド、レジャー施設など、幅広い場所に展開される予定だ。
2021年7月1日からは、伊豆中央道と修善寺道路の各料金所でもサービスがスタートする。
使えるクレジットカード
ETCXはクレジットカードとETC技術を活用したサービスのため、クレジットカードがなければ利用できないので注意が必要だ。
現在、ETCXに対応しているクレジットカードは以下の通り。
- イオン銀行のクレジットカード
- クレディセゾンのクレジットカード
- トヨタファイナンスの個人向けクレジットカード
- 三井住友トラストクラブのクレジットカード
- UCカード
上記以外のクレジットカードは近日中に追加される予定。
また、ETCXではETCカード一体型のクレジットカードは利用できない。
クレジットカードと同一の会社が発行するETCカードが必要だ。
登録・使用方法
ETCXを利用するためには、事前に会員登録を済ませる必要がある。
会員登録に際して必要な情報は以下の通り。
- 氏名や住所、電話番号などの個人情報
- クレジットカードの番号と有効期限
- クレジットカードに付帯するETCカードの番号と有効期限
申し込み自体は、ETCXの公式サイトで5分もあれば完了する。
ETCXの使用方法は通常のETC利用と同じで、ETCカードを車載機に挿入した状態で、ETCXの加盟店を利用するだけ。
車から降りる必要もなければ、スマホ等を操作する手間もない完全なキャッシュレス&タッチレスとなっている。
無線通信によるタッチレス決済なので、新型コロナウイルスの感染予防効果も期待できる。
ポイント還元について
ETCXはETCマイレージポイントに対応していない。
つまり、ポイント還元を狙うならクレジットカードのみということになる。
また、ETCXの各加盟店が割引制度を用意している場合がある。
ETCX利用でおすすめは年会費無料ETCカード
ETCXを利用する上でETCカードは必須。
少しでもお得に利用するために、ここでは年会費無料のETCカードを発行可能なクレジットカードを紹介する。
イオンカードセレクト
イオンカードセレクトは、イオン銀行が発行するクレジットカード。
年会費無料、ポイント還元率0.5%、VISA・Mastercard・JCBで発行可能など、癖がなく使いやすい1枚だ。
もちろん、専用のETCカードを年会費・手数料0円で発行できる。
「ETCゲート 車両損傷お見舞金制度」があるので、ETCゲート開閉バーに衝突してしまった場合、損傷分のお見舞金が一律5万円支払われるのも魅力的だ。
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナルは、クレディセゾンが発行するクレジットカード。
年会費は無料に設定されており、有効期限なしの永久不滅ポイントが用意されている。
ETCカードの年会費も永久無料だ。
また、セゾンカードインターナショナルは、WEB申し込みなら最短即日で発行可能。
貯まったポイントの使い道も豊富なので、ETCX以外の用途にも活用しやすい。