フライトボーナスマイルや専用サービスデスクなど、様々な特典が用意されているANAの上級会員資格「プレミアムメンバーサービス」。
加入条件が気になるという方も多いだろう。本記事では、プレミアムメンバーサービスの概要や特典、キャンペーン情報を解説するので参考にしてほしい。
また、2021年12月までなら通常とは別の方法でプレミアムメンバーになれるキャンペーンを開催中だ。
プレミアムメンバーサービスとは?
プレミアムメンバーサービスとは、ANAの上級会員資格のこと。上から順番に、ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズのステータスがある。
1年間のプレミアムポイント(マイルとは別)獲得数に応じてステータスが決定し、それぞれ特典が用意されている。
プレミアムポイントは、ANAグループやスターアライアンス加盟航空等に搭乗することで積算されるポイントだ。
ステータスの種類と特典
ステータスごとのプレミアムメンバーサービス特典は下表の通り。
ブロンズ | プラチナ | ダイヤモンド | ||
---|---|---|---|---|
ボーナスマイル | 40% | 90% | 115% | |
専用サービスデスク | 〇 | 〇 | 〇 | |
座席クラスのアップグレード | 〇 | 〇 | 〇 | |
空港ラウンジ | ANA LOUNGE | △ (※) | 〇 | 〇 |
ANA SUITE LOUNGE | – | – | 〇 | |
コンシェルジュサービス | – | – | 〇 |
※マイル、アップグレードポイントが必要
ダイヤモンドステータスの場合、2倍の必要ポイント数で座席アップグレードの対象クラスを拡大できる。
各ステータスの達成条件
プレミアムメンバーサービスの各ステータスの達成条件は下記の通り。
ブロンズステータス | 年間で3万プレミアムポイント うちANAグループ利用分1万5,000プレミアムポイント |
---|---|
プラチナステータス | 年間で5万プレミアムポイント うちANAグループ利用分2万5,000プレミアムポイント |
ダイヤモンドステータス | 年間で10万プレミアムポイント うちANAグループ利用分5万プレミアムポイント |
なお、ANAゴールドカードまたはANAカード プレミアムのカード会員は、年間プレミアムポイントが30,000ポイント以上あれば、年間ANAグループ運航便利用分15,000m未満でも、ブロンズステータスを獲得できる。
スーパーフライヤーズカード
プレミアムメンバーサービスのステータスは1年間でリセットされる。プレミアムポイントは翌年に引き継げない仕組みだ。
しかし、スーパーフライヤーズカードがあれば、プレミアムメンバー向けサービスを継続して利用可能。
スーパーフライヤーズカードはダイヤモンドステータスおよびプラチナステータス限定で申し込めるクレジットカード機能付・年会費有料のカード。
このカードを所有することで毎年プレミアムポイントを貯める必要がなくなる。
カードの種類
スーパーフライヤーズサービスの種類は下記の通り。
- ANAスーパーフライヤーズカード(一般)
- ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード
- ANAダイナース スーパーフライヤーズカード
- ANAアメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード
- ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム など
それぞれ年会費やポイント(マイル)還元率が異なるので、自分のライフタイルに合った1枚を見極めよう。
プレミアムメンバーステータスチャレンジ
プレミアムメンバーとなりステータスを上げるには、通常はかなりのプレミアムポイントを貯めなければならない。
しかし2020年12月16日~2021年12月15日にかけて、通常条件のプレミアムポイント数の半分で、代わりに他の条件を達成することでプレミアムメンバーとなれるキャンペーンが開催中だ。具体的な条件は下表の通り。
ブロンズステータス | プラチナステータス | ダイヤモンドステータス | ||
---|---|---|---|---|
【条件1】 プレミアムポイント数 (ANAグループ運航便利用分) | 15,000 | 30,000 | 50,000 | 80,000 |
【条件2】 対象サービス利用数 | 4サービス以上 | 7サービス以上 | 7サービス以上 | 4サービス以上 |
【条件3】 ANAカード・ANA Pay決済額 | 400万円 | 600万円 | 600万円 | 400万円 |
それぞれ3種類の条件を期間内にクリアすることで、達成条件に応じたプレミアムメンバーとなれる。ただし、代わりの条件も難易度は高めだ。
対象サービスは11種類
上表【条件2】の対象となるサービスは11種類あり、以下の通り。
- ANAのふるさと納税
- ANAの保険
- 住まい de MILE
- ANA STORE @SKY・国際線機内販売
- 空港内店舗(空港売店・空港免税店)
- ANAショッピング A-style
- ANAトラベラーズ
- ANAマイレージモール
- マイルが貯まるその他加盟店
- ANAカードマイルプラス
- ANAマイレージクラブモバイルプラス
ANAカードとANA Payの利用に注意
上表の条件のなかで実は一番難しいかもしれないのが【条件3】だ。
ANAカードまたはANA Payで最低でも400万円以上の利用が必要なので、単純計算で1か月あたり400万円÷12か月=約33.3万円分の利用が必要。難易度はかなり高めだ。
なお、ANA Payは、JCBとANAの提携によりANAマイレージクラブ会員向けに2020年12月10日より提供されている、プリペイド式のモバイルペイメントサービスだ。
事前チャージした残高内で、Smart Code加盟店でQR/バーコード表示により買い物ができる仕組みだ。
利用やANA JCBカードでのチャージに応じてマイルが貯まるため、ANAマイルを貯めるのにも役立つ。
最終更新日:2021/01/20