2020年11月10日、Suica通勤定期券を利用した新たなポイントサービスが発表された。
JR東日本の在来線首都圏エリアでSuica定期券を使って時差通勤を行うとJREポイントが還元される仕組みだ。
2021年春ごろのスタートを予定しており、開催期間は1年間。
お得な特典内容を見逃さないためにも、本記事で要点をチェックしておこう。
Suica通勤定期券の時差通勤でJRE POINT獲得
今回の「Suica通勤定期券×時差通勤」のポイントサービスの仕組みは非常にシンプル。
以下のように定められた時間帯に対象エリアの各駅にSuica定期券を使って入場すると、JRE POINTが還元される仕組みだ。
早起き時間帯 | 各駅で設定するピーク時間より前の時間帯に入場すると15ポイント/日 |
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ゆったり時間帯 | 各駅で設定するピーク時間より後の時間帯に入場すると20ポイント/日 |
たとえば通ゆったり時間帯に平日5日通勤した場合、1週間で20ポイント×5日=100ポイント、1カ月なら20ポイント×5日×4週間=400ポイントもJRE POINTを獲得できる。
ただし、1日のうちに駅に複数回入場してもポイント還元は1日1回のみとなっている。
参加条件と対象エリア
参加条件と対象エリアは下記の通り。
参加条件 | Suica通勤定期券をJRE POINTに登録、「JRE POINT WEBサイト」にエントリー |
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対象エリア | JR東日本の在来線首都圏エリア |
開催時期 | 2021年春開始、1年間の期間限定 |
ポイント還元の対象となるエリアは、JR東日本の在来線首都圏エリアのうち、事前に設定した在来線首都圏の各駅となる。
つまり、普段通勤で利用している駅(JR東日本)がポイントサービスの対象ととなる。
同一区間を月10回以上利用でポイント還元
JR東日本では、「Suica通勤定期券×時差通勤」以外に、通常のSuicaで利用できるポイントサービスも予定している。
このサービスでは、以下のようにSuicaのチャージ残高で在来線に10回以上乗車した場合、JRE POINTが還元される仕組みだ。
参加条件 | 「JRE POINT」にSuicaを登録済みのユーザー |
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対象エリア | JR東日本在来線の全Suicaエリア |
内容 | ・同一月内に同一運賃区間でSuica(チャージ残高)を10回以上利用すると、運賃1回相当分のJRE POINTを還元 ・同一月内に同一運賃区間でSuica(チャージ残高)を11回以上利用すると、11回目以降は毎回10%分のJRE POINTを還元 |
開始時期 | 2021年3月1日 |
同一運賃区間とは、たとえば、品川~川崎(IC運賃220円)や東京~赤羽(IC運賃220円)のこと。
上記の場合、同一月内の東京~赤羽、品川~川崎でのSuica利用回数が10回以上の場合、220ポイント還元される。
また、11回目以降は毎回22ポイント獲得できるということになる。
なお、利用回数は1か月単位でカウントされるため、11月に10回以上利用しても、12月からは再度1回目からスタートするので要注意。
クレジットカード活用でさらにお得
JRE POINTには、お得にポイントをゲットできる「ビューカード」が存在する。
定期券の購入やSuicaへのチャージに利用すると、1,000円(税込み)ごとに15ポイント貯まる仕組みだ。還元率は1.5%となる。
さらにビューカードはSuicaのオートチャージにも対応。残高不足を心配する必要がなくなり、スムーズな乗車を実現できる。
いくつかの券種があり、ライフスタイルに合わせて選ぶことが可能。
初年度年会費無料のビューカードも存在するので、JR東日本を通勤で利用する方は発行しておこう。