Amazonカードは三井住友カード株式会社がAmazon.co.jpと提携して発行しているクレジットカードだ。以下の2種類がある。
- Amazon Prime Mastercard:Amazonプライム会員向け・Amazonで還元率2.0%
- Amazon Mastercard:非会員向け・Amazonで還元率1.5%
いずれも年会費無料で、カード利用金額に応じてAmazonでの買い物に利用できるAmazonポイントが貯まる。
カードに関連する各種サービスは基本的に三井住友カードの提供。三井住友カードでは、明細の確認はWebサービス「Vpass」でのWEB明細書利用が推奨されている。
本記事では、Amazonカードの利用者や申込を検討している人向けに、Amazonカードの利用明細の確認方法を紹介する。
目次
Amazonカード明細の確認方法
Amazonカードの発行元である三井住友カードでは、利用明細の確認について、Webサービス「Vpass」でのWEB明細を推奨している。WEB明細では、過去15カ月分の明細書を月ごとに確認できる。
Vpassは、PC向けのWebサイトまたはスマートフォン向けのスマホアプリで利用できる。いずれも基本的な機能は同じだが、アプリではゲームや占いなどの限定コンテンツも利用できる。
また、Vpassは、初回登録時に設定したID・パスワードでログインして利用するが、アプリでは生体認証やオートログインを利用できる。
なお、Vpassは家族カード・法人カード含め、カード会員は無料で24時間利用可能だ(一部サービス・メンテナンス期間等を除く)。WEB明細の他にも、カード情報の確認・変更、各種サービス申込などができる。
Vpass登録・利用方法
Vpassを利用するには、カード到着後に登録が必要だ。カードを入手したら忘れずに登録を行おう。
Amazonカードは、審査に通るとカード到着前からAmazonに限りカード利用が可能になるが、Vpassへの新規登録はカードが到着してカード番号が確認可能な状態でないとできないので注意しよう。
Vpassの新規登録およびWEB明細利用登録の方法
Vpass新規登録には、以下の情報が必要だ。
- 会員番号(カード番号)が分かるもの
- 登録している電話番号
- メールアドレス
その上で、次の手順で登録を行う。
1. 登録ページにアクセスする
2. 会員番号・電話番号を入力後、SMS認証または認証コード送信を選択
3. 認証後、Vpassに登録するID・パスワード、ハンドルネーム、メールアドレスを入力
WEB明細を登録する場合は「申し込む」にチェックを入れる
4. 登録内容の確認
5. 登録完了
WEB明細サービス登録にチェックを入れた上で新規会員登録が完了した時点で、AmazonカードのWEB利用明細が確認可能となる。
スマホアプリの場合はVpassアプリをダウンロードしたのち、同様に必要事項を入力する。
VpassでWEB明細を利用するメリット
いつでも明細を確認できる
WEB明細は、Vpassにログインすればいつでもどこでも確認が可能だ。紙の明細書のように月1回の郵送を待つ必要がない。
これにより、カードをより計画的に利用することにもなるし、不正利用の疑いがあるときなど、気になったときにすぐ確認できる。
過去の明細をすぐに確認できる
WEB明細では、次月支払い金額合計だけでなく、過去15ヶ月分の明細書を確認できる。過去の支出を振り返り、何にいくら支払っているのかを確認したい場合に便利である。
紙の明細書の場合、明細書をなくしてしまったり、保管に場所を取ったりするが、WEB明細なら手間なく便利に過去のデータを確認できるのだ。
セキュリティ面に優れている
紙の明細書の場合、郵送されポストに投函される。そのため、家族や同居人などに利用明細を見られてしまう可能性がある。WEB明細であれば、カード会員本人しか明細を見ることができない。
また、紙の明細書は処分する際にシュレッダーにかけるなど個人情報を守る対策を行ったほうが良いが、WEB明細であればそういった手間がかからない。
Vpassアプリでは、通常のパスコードでのログインの他、オートログイン機能や、生体認証も利用可能だ。
さらにVpassは、IDを取得した時点で「Vpass ID安心サービス」に自動登録される。このサービスでは、登録しているカードが不正利用された場合、カード会社に届けを提出した日から遡り60日前まで保証されるというサービスだ。
Vpassでできることについては、以下の記事も参考にしてほしい。
Vpassのデメリット
ネット環境と登録が必須
WEB明細を利用するには、安定してインターネットを利用できる環境が必要だ。接続が不安定、PCやスマホの充電が切れそうなどの環境では、Vpassを十分に利用できない。
また、Vpassを利用するには、最初に利用登録が必要だ。この点が手間で、登録しないままになっている人もいるかもしれない。
印刷が必要なときに不便
経費申請や確定申告などの際に利用明細を紙で出力することが必要な場合、Web明細を不便に感じることもあるかもしれない。
特にプリンターや用紙設定がうまくいかないと余計な時間を取られてしまうだろう。紙の明細が必要な場面が多い人にとっては、WEB明細と紙明細の両方が利用できるほうが便利だ。
紙の明細書の郵送は有料
三井住友カード発行のカードでは、基本的にWEB明細の利用が推奨されている。しかし、WEB明細を解除することで、紙の明細書を郵送してもらうことも可能。
その場合、一通あたり99円(税込)の手数料がかかる。また、一部のカードはWEB明細専用となっており、紙の明細書を利用できない。
Amazonカード明細確認ならVpass
Amazonカードの明細確認は、三井住友カードの会員向けWebサービス「Vpass」でのWEB明細書が基本だ。
Vpassを利用するためには、Amazonカード到着後に登録の必要がある。PC向けWebサイトの他、スマートフォンアプリも用意されている。
アプリでは限定コンテンツやオートログイン機能など独自のサービスも提供している。
VpassのようなWEB明細のメリットは、インターネット環境があればいつでもどこでも利用できることだ。また、Vpassでは過去15カ月間の履歴を確認でき、この点もメリットとして大きい。
Amazonカードでは基本的に紙の明細には対応していない。ただし、仮カードの「Amazonテンポラリーカード」の利用に関してのみ紙明細となる。
VpassではWeb明細と紙明細を選択できないので、紙明細必要という場合にはAmazonカードの利用は向いていない。しかし、そうでなければほとんどの人にとって便利なサービスと言えるだろう。