SRSグループの「家族亭」「天丼・天ぷら本舗 さん天」など113店舗で、2026年11月4日から「楽天ポイント」オンラインが使えるようになった。対象はお持ち帰り注文のオンライン決済だけで、店内飲食や店頭での支払いは今回の仕組みの対象外となり、ポイントの進呈も利用もできない。
家族亭やさん天など113店舗で11月4日から楽天ポイントが貯まり、使える
SRSホールディングス株式会社と楽天ペイメント株式会社は2026年11月4日、レストランチェーン「家族亭」「天丼・天ぷら本舗 さん天」「得得」「玉子焼・お出汁ひまわり」「活魚廻転寿司 にぎり長次郎」など113店舗(11月4日時点)のお持ち帰り注文のオンライン決済で、共通ポイントサービス「楽天ポイント」オンラインの利用を同日から始めると発表した。
SRSグループ会員IDと楽天会員IDを連携したうえで対象店舗のお持ち帰り注文をオンラインで決済すると、楽天ポイントが貯まり、支払いにも使えるようになる。導入を記念した抽選キャンペーンも12月7日まで実施される。
税抜200円で1ポイントは、税抜金額の0.5%相当
ポイントは200円(税抜)に対して1ポイント進呈される。率に直すと税抜金額の0.5%相当で、税抜2,000円の注文なら10ポイント、税抜5,000円の注文なら25ポイントという計算になる。基準が税抜金額のため、税込の支払額から見た還元率は0.5%をわずかに下回る。
貯まったポイントは、支払い時に1ポイント1円相当として利用できる。税抜5,000円の持ち帰りで次回25円分の値引きに使える程度の水準であり、1回の注文で大きな差が付くというより、よく利用する人が少しずつ貯める性格のものだ。
店内飲食と店頭払いは対象外、同じ持ち帰りでも支払い方で分かれる
今回の導入で最も誤解しやすいのが対象範囲だ。店舗で食事をした際の支払いは、ポイントの進呈も利用も対象外となる。お持ち帰り注文であっても、店舗で決済した場合は同じく対象外である。
| 支払いの場面 | ポイント進呈 | ポイント利用 |
| お持ち帰り注文のオンライン決済 | 対象 | 対象 |
| お持ち帰り注文の店舗決済 | 対象外 | 対象外 |
| 店内飲食の支払い | 対象外 | 対象外 |
つまり、対象ブランドの店舗で食事や買い物をすれば貯まる、という仕組みではない。同じ商品を持ち帰る場合でも、オンラインで決済するか店舗で決済するかで結果が変わる点に注意したい。
なお、SRSグループはすでに決済サービス「楽天ペイ」を導入している。今回の発表はそれに加えて「楽天ポイント」オンラインを導入するものであり、店頭で楽天ペイを使った場合のポイントの扱いについては、リリースに説明がない。
対象として名前が出ているのは5ブランド、和食さとや京樽の記載はない
リリースで対象として名前が挙がっているのは、「家族亭」「天丼・天ぷら本舗 さん天」「得得」「玉子焼・お出汁ひまわり」「活魚廻転寿司 にぎり長次郎」の5ブランドである。113店舗は「など」でまとめられた数字で、ブランド別の内訳は示されていない。
SRSグループの主なブランドとしては「和食さと」「京樽」「回転寿司みさき」「宮本むなし」なども紹介されているが、今回の対象としての記載はない。対象外と明記されているわけでもないため、リリースからはどちらとも判断できない。
また、名前の挙がった5ブランドでも一部に対象外店舗があり、店舗休業などの都合で利用できない場合もあるとされている。ブランド名だけで使えると決めつけないほうがよいだろう。
利用にはSRSグループ会員への新規登録とID連携が必要
ポイントを貯めたり使ったりする前提となるのが、SRSグループ会員IDと楽天会員IDの連携だ。ここで使う「SRSグループ会員」は、「SRSグループアプリ会員」とは異なる会員サービスで、楽天IDとの連携には新規登録が必要とされている。SRSグループのアプリをすでに使っている人でも、それだけでは準備が整ったことにならない。
ID連携に必要なものとして、キャンペーンの条件には次の3つの登録が挙げられている。
- SRSグループ会員登録
- 楽天会員登録
- 「楽天ポイントカード」利用登録
さらに、ID連携は申し込んだ時点では完了しない。キャンペーンページの案内では、受付完了の段階ではまだ連携できておらず、数営業日後に連携完了となる。持ち帰りを注文する当日に登録を始めても、その注文には間に合わない可能性がある。
抽選で3,000名に300ポイント、キャンペーンは12月7日まで
導入記念として、2026年11月4日9時から12月7日23時59分まで、総額90万ポイントの抽選キャンペーンが実施される。エントリーは不要で、ID連携を済ませたうえで期間中に対象の決済をすると、抽選の対象になる。詳しい条件はキャンペーンページに案内されている。
| キャンペーン名 | 家族亭、天丼・天ぷら本舗 さん天、得得、玉子焼・お出汁ひまわり、にぎり長次郎 楽天ポイントオンライン導入記念!総額90万ポイント抽選キャンペーン |
| 期間 | 2026年11月4日(水)9:00~12月7日(月)23:59 |
| エントリー | 不要 |
| 参加方法 |
|
| 特典 | 抽選で3,000名に楽天ポイント300ポイント(期間限定ポイント) |
| 対象店舗 | 「家族亭」「天丼・天ぷら本舗 さん天」「得得」「玉子焼・お出汁ひまわり」「活魚廻転寿司 にぎり長次郎」のオンライン注文導入店舗(一部対象外店舗あり) |
| ポイント進呈 | 2027年1月31日(日)頃までに進呈、2027年3月31日(水)まで利用可能 |
300ポイントは通常の進呈なら税抜6万円分の決済に相当
当選すると受け取れる300ポイントは、1ポイント1円相当で300円分にあたる。通常の税抜200円につき1ポイントのペースで同じ量を貯めるなら、税抜6万円分の決済が必要な計算だ。通常の進呈と比べると、当選した場合の上乗せは小さくない。
一方で、抽選は対象の支払い回数にかかわらず1人1回限りで、1人あたりの特典は300ポイントが上限となる。何度も注文しても抽選の機会は増えないため、キャンペーンのために注文を重ねる必要はない。参加者数は示されておらず、当選確率はわからない。当選者の発表は特典ポイントの進呈をもって代えられる。
対象となるのは、楽天ポイントでの支払いを含め、1回あたり1ポイント以上獲得した支払いである。一部にポイント進呈対象外の商品・サービス・申込方法もあるとされている。
ID連携前の支払いは対象外、締切間際の連携は間に合わない可能性
このキャンペーンで注意したいのは手順の順番だ。注文の時点でID連携が完了している必要があり、連携前の支払いは対象外となる。先に注文してから連携する流れや、連携を申し込んだだけで完了前に注文する流れでは条件を満たせない。注文はSRS会員としてログインして行う。
連携の完了には数営業日かかるため、12月7日が近づいてから登録を始めると、完了が期間内に間に合わず、抽選の対象となる決済ができなくなる可能性がある。キャンペーンを狙うなら、余裕を持って連携を済ませてから注文するのが確実だ。また、対象店舗は期間中に予告なく変更される場合があるとされている。
特典は期間限定ポイント、1月末進呈なら使える期間は約2カ月
特典のポイントは2027年1月31日頃までに進呈され、2027年3月31日まで使える期間限定ポイントである。1月31日頃に進呈された場合、使える期間は約2カ月となる。データの遅れなどで進呈が遅れる場合もあるとされており、その場合は期間がさらに短くなる。当選しても失効しないよう、使い道を考えておきたい。
持ち帰りをオンラインで頼む楽天ポイント利用者なら検討の余地がある
今回の導入で恩恵を受けるのは、対象ブランドの持ち帰りをオンライン決済で注文する機会があり、楽天ポイントを貯めている人だ。普段から持ち帰りをよく利用するなら、会員登録と連携を一度済ませておくことで、その後の注文でポイントが貯まっていくことになる。
逆に、店内で食事をすることが多い人には今回の導入は関係がなく、持ち帰りでも店舗で支払っている人は、オンライン決済に切り替えない限り対象にならない。還元は税抜金額の0.5%相当であり、利用頻度が低いなら、登録の手間に見合うかどうかを考えて判断するとよいだろう。















