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au PAYに「予約送金」、毎月同日の自動送金で仕送りも忘れない

au PAYの送金サービスに、指定した日にau PAY マネーを自動で送る「予約送金」が2026年10月7日から加わった。お小遣いや仕送りのように毎月決まった額を渡す送金を、一度設定すれば手間なく続けられるようになる。

送金日を決めておけば自動で届く「予約送金」が開始

auフィナンシャルサービスは2026年10月7日、スマホ決済サービス「au PAY」の「au PAY 送金サービス」で、新機能「予約送金」の提供を始めた。au PAY アプリ上で送金先・送金額・送金日をあらかじめ設定しておくと、指定日に相手のau PAY 残高へau PAY マネーが自動で送られる仕組みだ。

これまでのau PAY 送金サービスは、送りたいときにその場で操作して送る「即時送金」が中心だった。24時間365日いつでも送れる手軽さはある一方で、誕生日当日に送りたい、毎月25日に仕送りしたいといった「日付が決まっている送金」は、その日に自分で操作する必要があった。予約送金は、この「送り忘れ」や「毎月の手間」を解消する機能といえる。

au PAY アプリの予約送金画面イメージ

1回だけ送る方法と、毎月同じ日に送る方法の2種類

予約送金には2つの使い方がある。1つは、指定した日に1回だけ送金する方法だ。誕生日や記念日のお祝いなど、送る日が決まっている単発の送金に向いている。

もう1つは、同じ相手に同じ金額を毎月同じ日に自動で送る定期送金だ。子どもへのお小遣いや、離れて暮らす家族への仕送りなど、毎月繰り返す送金をこれに任せられる。銀行の自動送金(定額自動送金)に近い使い方を、スマホ決済の残高同士で実現できるのが特徴だ。なお、定期送金は「同じ相手・同じ金額・毎月同日」が条件のため、月によって金額を変えたい場合は1回ごとの予約を使い分けることになる。

手数料は無料、au回線を使っていない人も利用できる

au PAY 送金サービスは、au PAYユーザー同士でau PAY マネーを手数料無料で送り合えるサービスだ。au携帯電話やUQ mobileを契約していない人も利用できるため、家族の中で携帯会社が異なる場合でも、送る側と受け取る側の双方がau PAYを使っていれば利用できる。

使う前に押さえたい上限額と利用条件

予約送金は便利な機能だが、送金サービス全体の上限額や利用条件がそのまま適用される。特に仕送りなどまとまった金額を定期的に送りたい人は、次の条件を先に確認しておきたい。

項目 内容
送金手数料 無料
送金上限額 1回あたり5万円、1カ月あたり5万円
受取り上限額 1カ月あたり20万円
利用条件
  • au PAY アプリ上での本人確認完了、またはauじぶん銀行との口座連携
  • アプリのアップデート(iOS:10.17.1以上、Android:10.17.2以上)
送れるもの au PAY マネー(相手のau PAY 残高へ送金)

月5万円の送金上限は仕送り用途では制約になりうる

最も注意したいのは、送金上限が1回あたりだけでなく1カ月あたりでも5万円に設定されている点だ。お小遣い程度の金額なら問題になりにくいが、家賃や生活費を含む仕送りを丸ごとau PAYで送ろうとすると、月5万円の枠に収まらない可能性がある。

また、この上限はau PAY 送金サービス全体に対するものと読めるため、定期送金で枠の大半を使っていると、同じ月に別の相手へ即時送金できる余地が小さくなると考えられる。複数の相手に定期送金を設定する場合は、合計額が月5万円の範囲に収まるかを確認しておくとよいだろう。

受け取る側には1カ月あたり20万円の受取り上限がある。祖父母と両親など複数の家族から同じ子どもへ送金するケースでも、通常の金額なら上限に達することは少ないと考えられる。

本人確認とアプリの更新が必要

送金サービスを使うには、au PAY アプリでの本人確認の完了、またはauじぶん銀行との口座連携が必要だ。これまで支払いにしかau PAYを使ってこなかった人は、本人確認が済んでいない場合があるため、予約送金を設定する前に手続きを済ませておく必要がある。

予約送金を利用するには、iOSは10.17.1以上、Androidは10.17.2以上へのアプリアップデートも必要になる。アプリを長く更新していない場合は、メニューに予約送金が表示されない可能性がある。

送金日に向けて残高の準備を

予約送金で送られるのはau PAY マネーで、送る側のau PAY 残高から相手の残高へ移る。送金日に残高が足りなかった場合の扱いはプレスリリースでは触れられていないため、定期送金を設定したら、送金日の前に残高を確保しておく運用を意識したい。au PAYはクレジットカードや銀行口座、ATMでの現金、Pontaポイントなどからチャージでき、オートチャージの設定も可能だ。

お小遣い・仕送り・記念日のお祝いを自動化したい人に向く

予約送金が特に役立つのは、子どもに毎月お小遣いを渡している家庭や、離れて暮らす家族に少額の仕送りをしている人だ。一度設定すれば毎月同じ日に自動で届くため、渡し忘れや月末の慌ただしい操作がなくなる。受け取る側にとっても、決まった日に入金されるので予定が立てやすい。

誕生日や記念日のお祝いを当日に届けたい人にとっても、1回限りの予約送金は使いやすい。前もって設定しておけば、当日に操作できない状況でも送金が実行される。

一方で、送れる金額は月5万円までのため、まとまった生活費の仕送りには銀行振込など別の手段との併用が現実的だ。また、送る側・受け取る側の双方がau PAYを使っていることが前提になる。家族がすでにau PAYを使っているなら、手数料無料で決まった日に自動送金できる手段として、試してみる価値のある機能だろう。

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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