auフィナンシャルサービスは、au PAYカードの有効期限更新・再発行時に届くカードの送付方法を、これまでの簡易書留郵便から普通郵便へ変更すると発表した。2026年10月からの実施で、まずは一部の会員が対象となる。
10月から更新・再発行カードが普通郵便で届く
auフィナンシャルサービスは2026年8月26日、「不在時でもお受け取りが可能な『普通郵便』でカードをお届けします」と題した案内を公式サイトに掲載した。有効期限の更新や再発行によって届くクレジットカードおよびETCカードの送付方法を、これまでの簡易書留郵便(対面受け取り)から普通郵便(ポスト投函)へと切り替える内容だ。実施は2026年10月からとされている。
簡易書留は受取人が対面で受け取り、受領のサインが必要な配送方法である。これに対して普通郵便のポスト投函は、在宅していなくても郵便受けに直接届くため、受け取りのために予定を空けたり再配達を依頼したりする手間がなくなる。auフィナンシャルサービスは、不在時でも受け取れて再配達手続きが不要になる点を利便性の向上として説明している。
対象は管理番号1桁目が「9」で毎月10日引き落としの会員
今回の変更は全会員が一斉に対象となるわけではない。対象となるのは、カード裏面の管理番号の1桁目が「9」で、かつ毎月10日引き落としの会員である。自分が対象かどうかは、手元のau PAYカード裏面に記載された管理番号を確認することで判別できる。
今後この対象範囲が拡大するかどうかについて、公式の案内では明記されていない。現時点では上記条件に当てはまる会員が対象という事実にとどめて捉えておくのがよいだろう。なお、9月中に申し込んだ場合でも、カードの発行が10月になるケースでは普通郵便での配送となる。
顧客情報を最新にしておく重要性
普通郵便での配送に切り替わることに伴い、auフィナンシャルサービスは登録している顧客情報、とくに住所などを最新の状態にしておくことを推奨している。引っ越しなどで住所が変わっているまま更新カードが送られると、旧住所に届いてしまう可能性があるためだ。対象となる会員は、この機会に登録情報を見直しておきたい。
同社はセキュリティ面について、24時間365日のモニタリング体制と補償の充実をアピールしている。カードの不正利用に対する監視や補償の枠組みがある点は、配送方法が変わるうえでの安心材料として説明されている。
対面受け取りがなくなる点で読者が備えたいこと
利便性が高まる一方で、読者の視点では、簡易書留の対面受け取りがなくなることで受け取り時の本人確認の工程が省かれるという側面も押さえておきたい。ポスト投函になれば、郵便受けに届いたカードを本人以外が抜き取る余地や、誤配のリスクがゼロとはいえない。
そのため、対象となる会員は、更新・再発行の時期にあわせて郵便受けをこまめに確認し、施錠できる郵便受けを使うなどの自衛策を取っておくと安心と考えられる。カードが届く予定の時期を把握しておき、想定した頃に届かない場合は早めにauフィナンシャルサービスへ問い合わせることも、受け取り漏れや盗難への備えになる。配送方法の変更を「改悪」などと決めつける必要はないが、対面確認がなくなる分の備えは自分で補う意識を持っておきたい。














