2021年2月22日より、スマホ決済サービス「d払い」アプリから、ポイント投資サービスの「dポイント投資」が利用できるようになった。
d払いアプリ内に「ポイント投資」の項目が追加され、dポイント投資画面に移行する仕組み。
「dアカウント認証」が引き継がれた状態で、ユーザーは手軽にポイント投資サービスを体験できる。
本記事では、dポイント投資の具体的なサービス内容について解説するので、ぜひ参考にしてほしい。
dポイント投資とは?
dポイント投資とは、dポイントを利用した投資体験サービスのこと。dポイントを運用ポイントに交換することで利用できる。
運用方法は「おまかせ運用」と「テーマ運用」の2種類。それぞれサービス内容が異なるので、詳細を解説する。
おまかせ運用の場合
「おまかせ運用」の場合、下記の2種類のコースが選べる。
アクティブコース | 株式に比重を置いたコースで、ハイリターンを目指す | グロース:80 インカム:20 |
---|---|---|
バランスコース | 債権にやや比重を置いたコースで、安定的なリターンを目指す | グロース:45 インカム:55 |
グロースの運用成績に関しては、「THEOグロース・AIファンド(世界の株式中心)」、インカムは「THEOインカム・AIファンド(世界の債券中心)」基準価額に連動する。
注意点として、アクティブコースとバランスコースの両方を選ぶことはできない。コースの変更は可能だが、どちらか1コースに絞る必要があるので覚えてこう。
テーマ運用の場合
「テーマ運用」の場合、下記の9種類のテーマが用意されている。
- 日経平均株価(日経225)
- 新興国
- コミュニケーション
- 生活必需品
- ヘルスケア
- 米国大陸株(THEO+ docomoユーザーのみ)
- 金(ゴールド)
- クリーン・エネルギー
- 日経インバース指数(d払いユーザー限定)
「テーマ運用」の連動対象は、指定の運用会社が運用するETFとなっている。
たとえば日経インバース指数の場合、野村アセットマネジメントの「日経平均インバース・インデックス連動型上場投信」に連動する仕組みだ。
※日経平均インバース指数の場合、日経平均の下落(値下がり)によって利益が出る
ポイント投資の条件
dポイント投資を利用する上で、下記の条件は抑えておこう。
- dポイントを運用ポイントに交換
- 運用は100ポイント単位
- 期間や用途限定のdポイントは運用不可
dポイント投資は、dポイントを運用ポイントに交換してから利用する仕組みになっている。
運用は100ポイント単位に設定されているので、「数ポイントだけ活用したい」といったユーザーのニーズにはこたえられない。
期間や用途限定のdポイントも運用不可なので要チェックだ。
ただ、運用ポイントをdポイントへと交換する際は、1ポイント単位から引き出すことができる。
最終更新日:2022/06/06