「ドコモポイント」と「dポイント」はどちらもNTTドコモ提供のポイントサービス。
もともとドコモポイントが先にあり、2015年12月にdポイントが登場した。
その後、2017年5月にドコモポイントがdポイントへ移行、ドコモポイントは2018年5月末をもってサービスを終了している。
ただ、今でもドコモポイントとdポイントは混同されることがあり、本記事ではこの2つのポイントの違いと、移行の経緯を解説する。
dポイントとドコモポイントの違い
ドコモポイントとdポイントの違いを下表にまとめた(2020年1月時点)。
ドコモポイント | dポイント | |
---|---|---|
運営元 | NTTドコモ | NTTドコモ |
提供期間 | 現在はサービス終了 | 2015年12月~ |
主な貯め方 | 携帯電話購入代金に応じて付与 | ・dポイント加盟店 ・dカード ・d払い ・ドコモ回線利用 ・dマーケット ・他ポイントからの交換 など |
ポイント付与率 | 1000円利用につき10ポイント(1ポイント=1円相当) | 100円利用につき1ポイント(1ポイント=1円相当) |
主な使い方 | ・機種変更時の端末代金充当 ・ドコモショップでの各種アクセサリ購入 ・dマーケット | ・機種変更時の端末代金充当 ・ドコモショップでの各種アクセサリ購入 ・dマーケット ・携帯電話利用料金への充当 ・dポイント加盟店 |
ドコモポイントは現在終了のサービス
ドコモポイントは2018年5月末をもって終了した、NTTドコモのポイント制度。
主にドコモの携帯電話を使うことで貯まり、機種変更の際の端末代金への充当や、ドコモショップでの各種アクセサリ購入、dマーケットの買い物などに使えるポイントだった。
端末購入時など「ドコモを使うことでポイントが貯まる」仕組みで、1000円の利用で10ポイントが貯まり、還元率は1%だった。
dポイントは現在提供中のサービス
dポイントは2015年12月からスタートしたNTTドコモの新たなポイント制度で、従来のドコモポイントよりも使い勝手が格段に良くなった。
端末購入以外にも、ドコモ回線利用料金や提携ポイントからの交換、dポイント加盟店などでもポイントが貯まるようになった。
還元率は変わらないが、100円につき1ポイントが貯まるようになったため、ポイントが貯まりやすくなっている。
さらに、「dポイントカード」やクレジットカードの「dカード」、スマホ決済「d払い」などが登場、これらの利用に際してもポイントが貯まる。
ポイントの使い道も拡大し、月々の携帯料金への充当やdポイント加盟店での買い物など使える範囲が拡大した。
ドコモポイントからdポイントへの移行
dポイント登場後の2017年5月10日、NTTドコモはdポイントクラブ会員を対象に、ドコモポイントからdポイントへの自動移行を行った。
これにより、これまで貯めていたドコモポイントがdポイントに変換され、使用できるようになった。
また、2017年5月10日以降にdポイントクラブに加入した場合も、ドコモポイント発生に応じてdポイントへの移行が行われた。
最終的にドコモポイントは2018年5月末をもって完全失効となり、サービスを終了した。
※以下は2018年4月に執筆された内容です※
2018年5月まで!「dポイント」への移行を急ごう
NTTドコモが提供するポイントサービスである「ドコモポイント」と「dポイント」。
それぞれポイントが貯まる方法や使える場面が異なっているため、混同してしまわないように注意したい。
ドコモポイントはドコモの携帯利用に応じて貯まり、機種変更の際の本体代金やdマーケットで利用できる。
対してdポイントは、関連するサービスの利用によってポイントが貯まり、携帯料金に充当させたり、ドコモ以外のポイント加盟店などでも使えるようになった。
待つことでポイントを貯めていたところから、積極的に使うことでポイントを貯めるようになり、使用感は大きく変わったと言えるだろう。
そして、ドコモポイントは後継のポイントサービスであるdポイントに役割を譲る形で、2018年5月末を持って機能を失効する。
そのタイミングで保有していたポイントも同時に使えなくなってしまうため、ポイント保有者は急ぎ対応するのが望ましい。
とはいえ、機種変更などの予定が直近でない場合は、なかなか使いどころも難しいものがある。
現在、dポイントクラブに加入をすれば自動でポイントの移行を行ってもらえるので、dポイントに変換した上で使用するのも良いだろう。
ただし、ドコモポイントを移行してdポイントにしたとしても、有効期限は従来通りの2018年5月末までとなっているので注意をしておこう。